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見える見えないを超えたところにあるもの | 映画「ナイトクルージング」
1.はじめに「全盲の映画監督が映画を撮る」様子を追うとともに、制作スタッフ側から見た「全盲の映画監督と映画を撮る」体験も味わえる映画だと思う。
「ナイトクルージング」は、生まれつき全盲の加藤秀幸監督が、各分野でのプロフェッショナルと協力し合いながら映画を撮っていく姿を追ったドキュメンタリーである。
晴眼者の世界では世の中をどのように認識しているのか、全盲の方の世界ではどうなのか、お互いが探りな
これだけは見ておきたいルーブル美術館7選|超個人的なコメント付き
はじめにとっても広くて1日ではとても見きれないルーブル美術館。運良くアフリカへのトランジットで昨年・今年と2回ルーブル美術館を訪問することができたので、これだけは見ておいた方がいい超有名な作品を、ごく個人的なコメントを付けてご紹介します。美術の専門家ではなくあくまで一般人目線でのルーブル案内ですのでご了承くださいませ。
① 鍛えています!「ミロのヴィーナス」
想像以上にアスリートな体つきの彼女
キウイとパパイヤ、マンゴーズ「会いにいくよ」
はじめて聴く人は不思議な歌詞だと感じると思います。
「君」とは誰なのか。
「君」はどこにいるのか。
「君」と「僕」はどういう関係なのか。
「君」は本当にこの世に存在するのか。
この曲が生まれたのは12年前。
当時私は若い主婦向けの通信販売の会社で働いていました。
その会社で、お客様から大切な人へのメッセージを募集し、
それをクリスマスソングにする企画がありました。
子どもたちへ、旦那さんへ
ハタチから90歳までの北斎を巡る|「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」の感想①
「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」に行ってきました。
葛飾北斎の20歳頃から90歳までの作品が一挙に見られる展覧会。贅沢!
有名な絵でもじっくり見ると今まで気づかなかったことに気づくわけで。
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」には舟の中で並んで身構える小さな船乗りさんたちがいる。壮大な富士山と荒波に比べ、人間たちは本当に小さく、円と線のみで構成されている。大自然の中で人間は儚く小さい
『もしかしたら美人画』の最高傑作「夜鷹図」|「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」の感想②
ハタチから90歳までの北斎を巡る|「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」の感想①
何とも心を乱す絵なのである。
「夜鷹図」は美人画の名作と言われている。
他の美人画といえばこんな感じである。
今の感覚でも美人だと思う。
この人も美人。
でも、「夜鷹図」に関しては、彼女が本当に美人なのかは誰にも分からないのである。何しろ、肝心の顔がほとんど見えないのだ。
※かなり縦長なのでクリ