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本日(9/9)の営業

今日も一日おつかれ様でした。
本屋「和み」です。

台風の影響、こんなに響くとは…
交通機関など昼過ぎまで混乱つづいてましたね。
夜も雨音と警報で眠れなかった人もいたことと思います。
本当に、お疲れ様でした。

雨で思い出すのは、
昨日ご紹介した宮部みゆきさんの「地下街の雨」とこの一冊です。

本日の一冊は、「死神の精度」

あらすじ

1、CDショップに入りびたり、 2、苗字が町や市の名前であり、 3、受け答えが微妙にずれていて、 4、素手で他人に触ろうとしない。 ――そんな人物が身近に現れたら、それは死神かもしれません。1週間の調査ののち、その人間の死に〈可〉の判断をくだせば、翌8日目には死が実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。
(Amazonより)


千葉がかっこいいっす。
あらすじにもあるように、千葉は死神なんですね。そして可を下すために調査するんです。
千葉の、仕事としてやってますという感じが
なぜかどこか人間くさくて、死神なのに人間味あるのが魅力的なんですよね〜

CDショップ好きというのも、
死神という言葉とかけ離れていて、
お茶目さを感じて、親しみを覚えます。
そういう引き込まれるような細かい設定描写が、伊坂さんは上手だなぁといつも思います!

CDショップ好きという設定も、
音楽好きの伊坂さんらしいですよね!

千葉が調査する、
6人の対象者の6つの人生が出てくるのて
すべて繋がっているけど、
1つ1つは短編集のような軽やかさがあります。
軽快に物語が進んでいく中で、
伊坂さんお得意の「さっきのあのお話にでてくるやつじゃん!」的なつながりがあったりして
一冊としての楽しみもある本です!

なんで雨でこの本を思い出すのかな?
と自分でも不思議に思ったのですが、
読み返してわかりました。
この本、雨がすごく印象的に登場してるんですよね。
この本の中で雨は何を表しているんだろう、
とか考えながら久しぶりに読み返したいと思います。

皆さんも是非ご一読を。

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