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【カラダをデザインする東洋医学】

デザインとは、
1.課題を見つけて
2.コンセプトを洗い出し
3.ソリューションを導き出す
なんてプロセスを踏むらしいです。

1.人から話をよく聞きだして、体調や病のつらいことの原因を究明して、今後の対策を立てる。
2.体調や病の状態に合わせた「衣食住」の工夫や、運動やココロの保ち方の工夫をどのように用いていくか方向性を決めていく。
3.自分らしいライフスタイル(具体的な生活の仕方)を構築して、具体的な解決策を導き出す。

ようするに、鍼灸師さんは、患者さんのカラダを直接調整するだけでなく、施術の前後の過ごし方まで関わることができるということですね。
この「ライフスタイル=生活の仕方のデザイン」を、「養生(ようじょう)」なんて言葉を使って、古くから鍼灸師さんの仕事として行われてきました。


ライフスタイルをデザインするそもそもの目的は、患者さん本人らしい「カラダをデザイン」することです。

普段のカラダのデザインが「病気」になりやすいものであれば、そのまま過ごしていれば「病気」にたどりつきます。
普段のカラダのデザインが「健康」にむかっていれば、そのまま過ごすことで「健康」を維持することができます。

その人にかなった「健康的なライフスタイル」は、それぞれのひとで異なります。
あるひとに「よい」とされる健康法が、ほかのひとには「かなわない」ということは、しばしばあります。

気力が充実していて、カラダの「筋」が丈夫な人は、若いうちからカラダを使って運動することで、エネルギーを活発に循環させて「動くこと」が健康法になります。
でも、気力が弱い人の場合には、「筋」への負荷が大きいと、疲労をため込んだり、活発に動くことでかえってカラダのバランスを崩すことがあります。
また、気力が充実して「筋」が丈夫な人でも、カラダの根本を支える「骨」の系統が弱ければ、「ある年齢」からは負荷をかけた過ごし方に工夫を加えないと、ぎっくり腰やひざ関節痛などの症状をひんぱんに繰り返すようになります。

人のカラダにはタイプがありますし、ひとの年齢にも同じ健康法でも「適・不適」が変化していきます。


暮らしとカラダのデザイナーである鍼灸師さんは、こんな人のカラダと暮らしの調和をはかるものの見方をしながら、日々の臨床に携わっているんじゃないかな。
すくなくとも、博心堂鍼灸院の鍼灸師さんは、そんなことを考えながら、日々の臨床に携わっておりまする。

博心堂鍼灸院

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