2016小雪その1_3

『血圧の話』

【いんちょのつぶやき 2018.12.12】

寒くなると、多くなります、血圧の話。
東洋医学では、血圧ということに関しては、ノータッチ。
なぜかといえば、血圧の数値を「手ごたえ」では、はかりかねるから。
まあ、現代では手軽に血圧がはかれるし、鍼灸師さんも、血圧を参考にするのは、アリだと思っています。

ぼくは、患者さんからの自己申告で、血圧の心配事に、鍼灸師の「手ごたえ」で状態のお話をさせていただき、対処しています。

血圧が高いことで、さまざまな健康被害の前提ができる。
だから、血圧が上がることを心配する。
そんな血圧ですが、カラダにさしさわりがあるかどうかは、個人差があります。

単純に一律の血圧の数値を基準にしていいものかどうか、このあたりは、東洋医学的な視点からすると、ちょっと疑問を感じます。

医学的な対処をするには、数値は大切。
でも、カラダのバランスに着眼点を持つ東洋医学からすると、数値のばらつきがあることに、道理や自然を感じます。

そうはいっても、やはり、現代人の血圧→動脈硬化→脳や心臓の血管トラブル という図式は、ちゃんと成立している。
現代人にとって、やはり高血圧は予防するべき大病の対策になるわけですね。

・脳梗塞や心筋梗塞などの血管の目詰まり症状は、血圧だけでなく、体表にも前兆が現れます。
・血圧をあげる心臓の負担なども、ストレスを含め、やはり体表にサインはあらわれる。

鍼灸師としては、そんな兆候やサインを見つけて、「傾向」として血圧の話をさせていただくことがあります。
「血圧をどうこうする」というわけではなく、「血圧の高い人に見受けられるサインが顕著だから」という理由で、生活スタイルのアドバイスをそえる。
そのうえで、患者さんの自己判断で、ご自分の血圧のこと、お医者さんと相談してもらったらよいのかな。

今年は暖冬と聞きますが、やはり、寒い。
肌寒さを感じると、鍼灸臨床のベッドサイドでも、血圧の話、ふえてます。

年内は12月29日土曜日までやってます。
年始は1月4日金曜日からやってます。

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Vol.303 2018.12.14
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