2016小寒その1_2

『治ると楽になるは別物』

持病を患っておられる方がいらっしゃいます。
鍼灸師は医師法にひっかかってしまうので、病気が治る、なんてことは言うことができません。

でも、抱えている病気の回復を目的とする鍼施術は行えます。
体質を変えていくようなことを目的とすることになるのでしょうね。

体質を変えていく、ということは、カラダを変えていくということ。
これ、意外と経過する時、つらくなることがあります。
治る過程というのは、変身するということ。

変身する時、体内のバランスが変わることで、不調や苦痛がおこることだってあります。
病気治しは、そうしたところで、本腰を入れて回復に取り組む勇気が必要です。


ただ、鍼灸師の仕事は、こうした治癒目的の施術ばかりではありません。
どちらかというと、鍼施術のニーズで多いのは、治癒ということより、楽になりたい、というもの。

「食べ過ぎて苦しいから、どうにかして」とか、「ムリしすぎたから、どうにかして」とか、「具合が悪くなるのわかっているけど、あとでなんとかして」とか。

つらくて極まっている苦痛を楽にするのは、滞り、目詰まりをとり除くようなものですから、そんな時の鍼施術を受けると、心身ともにサッパリする。

鍼や温灸施術に大義は無用。

不都合を感じるカラダの気晴らし程度の気楽さを持って、受診してもらえたら幸いです。

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