2014立冬その2_8

止まらない!くしゃみ・鼻水・なみだ対策

朝起きたらくしゃみを連発、涙や鼻水がとめどなく出てくる・・・なんてことがあります。季節の変わり目によく見られる症状ですね。
春の三寒四温の気温差のあるころや、秋口の急に肌寒くなるころは、こうした目鼻の症状がめだちます。気候の変化に敏感になるのは、季節の影響ばかりではありません。エアコンの冷気やほこりなども、お肌や粘膜をたえず刺激してストレスになります。こうした朝のわずらわしい症状を、お灸の習慣で解消しましょう。 #花粉症  

【止まらない!くしゃみ・鼻水・なみだの原因】
花粉症だけでなくアレルギー性の鼻炎やハウスダストなどでも、季節の変わり目になみだや鼻水が止まらないことがあります。それは、身体のコンディションが気候にかなっていないからです。身体に負担をかける原因は、まず冷えとむくみです。
もともと季節の変わり目には、ちょうど動物の毛が生えかわるように、人のカラダも季節に合わせたモデルチェンジをします。

・春であれば冬の間温め続けた身体をゆるめ、夏にむけて発汗しやすい冷却タイプに変身
・秋であれば夏の冷ます身体を引きしめ、防風防寒・代謝をあげる温熱タイプに変身

変身中はカラダの内側にはたらきが集中するため、抵抗力がさがります。よく季節の変わり目は風邪をひきやすいなんて言いますが、こうしたモデルチェンジが原因です。
守りの弱い身体は、朝起き抜けがもっとも無防備です。布団からはいだし肌や粘膜が空気の変化にさらされると、過剰にガードして身体に「外敵」が侵入しないようにします。くしゃみやなみだ・鼻水などで、追い出しにかかるわけです。
起床後は身体を動かしているうちに体温が高まるので、同時に抵抗力もたかまります。すると、こうした過剰な反応は治まります。それでも、カラダの代謝が悪い人は元々むくみを貯めこんでいるので、なみだや鼻水が止まることがありません。
季節にあわせたモデルチェンジがすむまでは、セルフケア・パートナーケアのお灸で対処しましょう。

【お品書き】

・止まらない!くしゃみ・鼻水・涙対策~くらしのコツ~
無防備な季節の変わり目こそ、生活のなかでできることを増やす必要があります。就寝前・就寝中・起床後すぐにできることを、ご紹介。
・ダダ漏れの鼻水・涙対策のお灸 (Youtubeツボ動画5点つき)
むくみと冷えを解消する、季節の変わり目の症状対策のお灸5点を解説。
・養生まとめ

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