2014夏至その2_1

くらべてわかる?自律神経失調症

鍼灸院では、季節ごとに急に同じ症状で来院するかたが増えることがあります。いまの時期は、自律神経失調症。

東洋医学的にみていくと、おおまかな原因として
①梅雨時、秋の台風シーズン、季節の変わり目
②ストレスや過労、寝不足
③プレ更年期症状のひとつ
にざっくりと分けることができます。

①であれば、症状が楽になるのも早いです。季節にそなえた暮らし方のコツをつかむと、ご自身でできる対策がいっぱいあります。

【自律神経の仕組み】
自律神経には、以下の2つがあります。
●思考や手足の運動を活発にうながす交感神経
●身体の回復・飲食の食べこなしをうながす副交感神経
活動をうながす交感神経と回復をうながす副交感神経がリズムよく交互に働くことで、ひとは心地よく毎日を過ごすことができるのです。

【自律神経チェック】
・めまい、耳鳴り、立ちくらみをよくおこす
・胸の締め、ザワザワする感じ、動悸、息苦しさがある
・暑くても手足が冷たい
・食欲不振、胸やけ、頻繁な下痢と便秘
・手足がだるい、寝起きに疲労を感じる、寝足りない、夢をよく見る
・顔だけ汗をかく、手足だけ汗をかく
・天気の移ろいに左右されやすい
・陽射しや明かりをまぶしく感じる
・から咳がよく出る、食べ物を飲み込みづらい、喉に違和感がある

【自律神経失調症の身体症状】
・慢性的な疲労、だるさ、めまい、不眠
・偏頭痛、動悸、ほてり、微熱
・便秘、下痢、頻尿、残尿感
・耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感

【自律神経失調症の精神症状】
・イライラ、不安感、疎外感、落ち込み
・やる気が出ない、ゆううつになる
・感情の起伏が激しい、あせりを感じる

このような基準だと、なんだか自分があてはまるようなそうでないような・・・わからん!というかたもいらっしゃるでしょう。
ちょっとおもしろい切り口として、姿勢からひもといてみましょうか。

※東洋医学的な具体的な対処法は、「鍼灸師のぶ先生の「カラダ暦♪」vol.123」にて、くわしくご紹介してあります。

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