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今からあなたを番号で呼びます#31 〜勾留決定通知〜

月曜日、裁判所へ行くためにバスで護送された。

1回目逮捕のときに行った地裁は、単独で護送されたので迎えにきた夫がいる留置担当ふたりと独房に入り裁判官に呼ばれるまで待った。

お昼はコッペパンとおかず弁当が用意されていて、水筒には水が入っていていていつでもくれた。
地検にいった時の臭い水じゃなくて飲める水だった。

それに、夫の話もしてくれて面白い担当だったし、
この主任さんがまた迎えにきてくれるんだから、ずっと単独で護送されたかった。

女子留置の担当より100倍優しい。



だけど今回は、地裁に行くのに初のバス護送。

初めに地検へ向かう。バスにのってる女子全員、青いロープで繋げられていつもの檻へ案内される。

そこから、3つある檻に担当が順番に番号をいって振り分けていく。
はいって声出して返答してこっちでてきてって、いったんとりあえず入った檻から出て席替えをする。


そこで、地検組と地裁組に別けられることが今日わかった。


地裁組はまたバスにのって、地方裁判所まで移動するらしい。


バスの準備ができたのか、地裁組だけでまた青いロープを手錠に通して、来た道とは違う方向に誘導されシャトルバスみたいな小さいバスに乗り込んで地裁に向かった。


単独護送された時は、知恵熱がでたのか中にはいる為に体温をはかったとき、38℃あったのでコロナも疑わられて中で待機することができなかった。
車中で担当と話をしたりして呼ばれるまで待っていたから、地裁な中はどうなってるのか今回が初めてだった。


大きなトイレなしの牢屋。
電車のホームにありそうな青いプラスチックの背もたれ付きの椅子と、壁側には長い木椅子があった。

また席決めをされていて、私は壁側の木椅子の端に決められた。
窓際でスモークかかった窓からなんとなく青色と風の音がわかった。

この席順も、きっと問題児系は担当の目の届く先頭に席決めしてるんだ!留置担当からの申送りがあるんだなぁ。とこの前地検に行った時に確信した。

私は、常に後ろの方だった。
担当が目障りじゃないし、静かに瞑想できるし、留置で愛想よく決められたことはきっちりやる、模範囚しててよかった(笑)

関係あるかわからないけど。



席について担当からの今日の流れの説明をうける。

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