情報商材と戦う術は

創作とブログっぽいものを武器にここしばらく毎日1編はアップし続けている南雲麗です。
今日はnoteにつぎ込んだ時間と資金をダシにして、雑感のようなものから『創作者がどう有料note世界に切り込むべきか』についての仮説を導こうかな、と。
先に言っておきますが、俺は別段高潔ではありません。つまり、自分で仮説を作りながら今後の動き方について模索もしますし、これが外れたら外れたでそれは『ごめんなさい』としか言えません

そもそもの切欠

こちらの記事に触発されました。異論反論はない。むしろ俺も売りたい。じゃあどうやるか。どうやって無(無料・無名)から有を生み出すか。どうやってサヴァイブするか。そんな仮説のお話です。
ちなみに俺は自分語りとかラブコメ投稿とか創作宣伝とか論と呼ばれるか不明な創作論とか書いているけど、近日中に一個作品を有料noteに出そうと思っている。多分ヒーロー物だ。その節にはよろしく頼む。


note有料界では情報商材が強キャラ

先日、こんな記事を書いた。

この時はあくまで無料WEB小説の世界の中だった訳だが、noteで有料小説を出すとなると事情はもっと過酷になる。なぜなら
『有益な情報と娯楽の文章、どっちに人は金を突っ込むか』
という話が出てくるのだ。そしてこの有益な情報の世界にはインフルエンサーというのがいる。これは別に上記記事のジャステンとかダルビとかに限った話ではない。いや、彼らはむしろ現状noteに記事をUPしないので相手ではない。

昔されたセクハラをぶちまけたら『お前だって』された人とか、高知県の山奥から稼ぎについて発信する人とか。そういう方々が相手だ。グーグルでちょっとでも調べればあっさり分かるだろうから敢えてリンクとかは貼らないが、既に実績十分で『出せば買われる』状態に至っている。
ライトノベルで言えば『物語シリーズの人』とか『とある~の人』辺りだろうか(この場合界隈の規模は考えないものとする)?
つまり、『信頼性が担保された状態』の売り手が多くいるかこくなメキシコなのだ。

ともあれ、彼らは情報を売る。自分の生活、経験からなにかを見出して売る。もはや日常が『仮説→行動→検討→実証』レベルではないかとさえ思う程度には売る。それができるだけの行動や経験を数こなしているからだ。実績を上げているからだ。
『背中を見、全てを捨ててまっさら追いかけていけば、それなりの益を得られる』保証があるから、あるいはその人の視点、『そこにシビれるあこがれるゥ』から人は購入する。するとまた実績が増える。

まさに、『お金の螺旋階段や~』である。


抗うための仮説、そのための両手

①ブランディング
意味がわからない?『○○の人』と呼ばれるようになれということだ。定評を得ろという事だ。そのための一番早い方策は一つ。

投稿するものに一貫性を持たせること。

これに尽きる。『好きを発信する』とかいろいろと聞いたことがあると思うが、要はこれだ。プライベートブランドを作ってしまえということなのだ。

具体的には本編を有料で販売し、小ネタやSS、設定集などを無料で売るなどがいいだろう。SSの世界が魅力的であれば本編に触れたいという導線が生まれる。買わねば世界に触れられない以上、人は買うのだ。Money が Born する瞬間が、ここに発生するのだ。

俺? 『毎日なにかしら書く人』としてがんばります。

ちなみに一貫性だといって弁当の写真を毎日アップしたりメイクマネーの話を毎回書いたりしてもそれでは小説が期待される方向にはならないから導線には適していない。そこを間違えてはならない。

更に当然のことを言うが、一回や二回で諦めてはならない。回を重ねねば定評は生まれない。空振ってでも続けるべきである。


②宣伝は死ぬほどしないと見つからない
いくら一貫性があろうが、まずは見付けてもらわないと話にならない。カクヨムとかに投稿していたならば、その時やっていた以上の宣伝が必要だと俺は踏んでいる。玉石混淆の中で自分へと繋がる道を幾つも持たせないとまず確実に溺れる。

ただし。営利宣伝を無料投稿サイトに記載すると怖いメールがやって来て怒られる可能性があり、自作品を全てパーにされる危険性がある。
ツイッターを使うなどの行為が無難である。

なおだからと言ってBOTに宣伝させてそれ以外の呟きをしないと『おまえは一体誰なんだ、どんな奴なんだ』とか『宣伝が画一的過ぎてサングラスの安売りスパムアカウントっぽい』となり、不信感を抱かれるのでやはり適度に人間味をもたせたほうが良い。

別にキラキラインスタ映えとかプロフィールに顔を出せ、とかではない。自分の興味や好きなもの。そういったものが滲み出ていたほうが『キャラクター』として映える。そういう話だ。


③手を絶やすな
有料で続きものを書く場合、ここが恐らく絶対線となる。無料WEB小説でさえ『エターナル(未完断絶)は最大の失態』とされているのだ。有料でそれをやって許される(許されるとは言っていない)のは皇国の守護者の原作を書いた人(その筋では有名な未完作者)とか銀河で英雄がレジェンドするやつを書いた人(最近完結作品が出るようになってる)とかぐらいだと言っておく。

実際問題警視庁の警部が時刻表トリックと勝負するやつを書く人とか身内に警察のえらい人がいるルポライターのやつを書いてた人なんかは、いつでも書店に作品がある。つまりそれだけ書き続けているのだ。猫や三姉妹が探偵するやつとかを書く人もそうだ。

超売れっ子が手を止めないのに我々ど無名が手を止めてなんになるのか。ただしプレッシャーに押し潰されて死ぬぐらいなら少しは手を止めるべきだとも言うぞ。死んだらなんにもならないからだ。死んでから評価されても銭は入らない。ゴッホがいい例だ。

では手を止めないための方法は?

それは一番最初にリンクを貼った逆噴射氏の小説講座に目一杯詰まっている。解像度の話からなにから、我々に寄り添い、励まし、時に銃を突きつけて。彼は我々に啓示を与えてくれる。一見奇妙な文体だが、それはツッコミどころを生み出して我々を引き付けるためのカモフラージュだ。信じて損はない。俺を信じるよりも遥かにいい。


最後に

何度でも言うが俺はまだ創作で金を得ていないビギナーだ。この文章はビギナーの立てた仮説であり、ある種の妄想であり、夢物語だ。
だが俺は思う。やらないよりはやった方がマシであり、そこに仮説は存在してもいいのだと。野放図にやって一回目で散るよりは遥かに良いと。

もしもこの文を読んで必死に取り組み、サクセスいた方がいたら。ぜひとも教えてくれると嬉しく思う。


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