12/5 未熟者【私情】
受け入れる
一つの作品を書き上げる。素晴らしいことではあるが、終わりではない。俺は過日、取り違えて悔し泣きした。
僅かな言葉に動揺し、変にしがみつこうとして。皆に見えない所で大恥を晒した。
俺には、熱狂が足りない。日刊南雲でも、何度か取り上げた話だ。しかし、未だに熱に狂う程の力はない。どこに眠っているのか。
あるいは、俺に魂が足りないのか。いずれにせよ、俺は未熟者で。
だけど、そんな未熟な自分でも。「未熟者」であるという事実を受け入れるところから始まる。
事実は事実で、今の指標
「書き上げたもの」に力が足りずとも。それはただの事実であって、「書くこと」への否定ではない。
単に力が足りない。楽しんで書けていない。ひたすら文字を捻り出しただけ。それが、事実。
力が足りない。それだけだ。誰もやめろとは言っていなかった。力が足りていないというのは、他人の指標で。
俺にとっては、レベルがどうであれ現時点の力作なのだ。
ならば、やるべきことは。
書きたいものを見つけること。書きたい場面を書いてしまうこと。プロットを組み立てること。調べてみること。
夢を取り下げても書きたいのなら。書きたいものへより力を込める。
最初は、誰にも評価されてなくて。それでも拗ねながら書いたんだ。
今度は、もっと書けばいい。未熟だろうがなんだろうが、評価してくれる人もいる。経験もできた。
そうだ。まだ、進める。例え、未熟でも。
おわれ
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