見出し画像

歯と歯並びと噛み合わせ



{2023.06.17の記事}

マスクを早く外したいけど、肌荒れがなかなか治らなくてマスクが外せません。

マスクのせいで肌荒れ治らなくて外せない。

こういう人結構居ると思うんですけど…皆様は大丈夫でした?

真夏までには治って欲しいな…。

 

ちょっと前に、
「歯が欠けちゃってるけどなかなか歯医者の予約が取れなくて…。」
ということをチラッと書きましたが、ようやく行けたんですよ!

ですが、私の歯は色々と問題が山積みだったので、詰め物の前に噛み合わせの確認など、時間を掛けて治療していくことになりました。

もう諦めて欠けたまま団子も食ってます。


それで、私の問題だらけのお口が誕生してしまった経緯の話を書きます。

遡るのは小学校低学年の頃。

1~2年生の時に乳歯が抜け始めたんですけど、初めて
【抜けそうでグラグラしている歯】
が口の中に誕生したとき、気になって気になって授業に集中できなかったんですよね。

かといって私は騒いで周りに迷惑をかけるようなことはしませんでしたが、1人でモヤモヤモヤモヤ、グラグラしている歯を舌で触ってみたり、指で触ってみたり、落ち着かなかったのは確かです。

休み時間になり、先生に
「歯グラグラして気になるの…。」
と言うと
「そんなの、抜いちゃいなさいよ!先生が抜いてあげる!」

ブチッ

と抜かれてしまいました。

その経験がきっかけで、
『あ…この位グラグラしてたら、抜いたら良いのかな…?』なんて、自分でよく引っこ抜くようになったのです。


前歯が歯抜けになったり、前歯に永久歯が生えてきたりする様子を母親は面白がり
「歯生えた?」
などと聞かれ、よく歯を見せることもありました。


歯が生え揃い出した当時、私は奥歯を噛み合わせる位置が分からず母親に
「ねーねー、奥歯で噛んだらこうだし、前歯に合わせたらこうなるし、どこで噛むのが正しいの?」
と尋ねました。

すると母親は
「あんた、本当お父さん(の家系)に似て歯並び悪いね、お母さんは綺麗なのにね。」
と、イッと歯並びを見せつけられて終わるのです。

私の疑問は一切解決しませんでしたが
「噛み合わせの位置が悪いのは歯並びが悪いから仕方ないのか…。」
と変に納得し、自分で奥歯で噛み締めるように決定しました。

そこから、私の食いしばる人生が始まったのです。


小学校では定期的に歯科健診がありました。

どういう基準で何を健診していたのかは分からないのですが、ガタガタに生えてきた永久歯の歯並びも、私が自分で勝手に決めた噛み合わせの位置も、しばらく何も言われることは無かったのです。

ところが小学校5年生位になり、永久歯が生え揃っているようなタイミングで
『気を付けるべき項目』
として
【歯並び】
が挙がりました。

そこで母親と共に改めて歯医者へ行き、歯並びについて相談したところ、
「これは…歯を抜かないと矯正できませんね…。」
と、いうことを言われます。

・歯列矯正にお金が掛かること
・「歯を抜くのはあまり良くないのでは…」という母親と歯科医の意見
を聞かされた上で
「矯正…する?(させたくない雰囲気ガンガンで)」
と聞かれたことで、私は
「矯正したくない…。」
としか答えられませんでした。

そこから、
『自分は歯並びが悪い。』という自覚はありつつ、そんなに強いコンプレックスも無く、また、食いしばりに関しても自分の中では普通だったから、おかしいことだと気付かずに大人になっていきます。


途中、虫歯で奥歯の神経を抜いて被せ物をしなくてはいけない状態になったりもしたのですが、勿論、歯を食いしばってる位置に合わせて治療が続いたので、私の治療された奥歯は全て食いしばる位置に合わせて被せ物がなされています。

大人になってだいぶ経ってからあるとき、仲良くしていた男友達に
「お前顎短くね?」
と、つっこまれます。

「そういう骨格なんやからしゃーないやん!」
と、否定していたのですが、家に帰って1人で
『そうえいば、私、顎のライン普通の人と違い過ぎるよな…病気?』などと、鏡を見ながら下顎を動かしてみたり、スマホで噛み合わせについて調べてみたりしていると、

[普段から強く食いしばり続けてのは、おかしいことである。]

という衝撃の事実を知ってしまったのです。

その日から、食いしばらないように、下顎の位置、舌の位置に気を配り、食いしばる人生に終焉がもたらされました。


因みに、シルバーやステンレス以外の一部の金属が痒くなる私。

奥歯にハマっている銀歯もできることなら全て白い物へと変えたくて、歯医者に通おうと決意したのに、結局面倒臭くてしばらく放置が続いてしまいます。

こうして先日の、団子による奥歯欠ける事案によりようやく全ての問題点を相談し、治療できる流れになったのです。


経緯の流れは以上なのですが、もう少し私が体験したことを書き足します。


私の母は、私が大人になってから私の歯並びが悪いのは
「小学校の健診で早い段階から歯並びを指摘してくれなかった歯医者のせいだ。」
とよく言ってきました。

私個人は、職場の人がちょっとコスメや髪型を変えただけでその変化に気付いてしまうタイプなので、
『この子の歯並びが変だ…。』ということに家族の誰もが気付いてくれなかったことにとても異様さを感じます。

祖父母、両親と大人が4人居る中で子供は唯一私だけ。

そんな環境下で
『誰も私のことを見ていなかったのか…?』ととても変な感覚を覚えます。

もしかしたら、私が他人の変化に敏感過ぎるだけだから、という可能性もありますが、私は歯並びの不自然さに気付く、気を付けてあげるのは、家族の役割なんじゃないかと思うんですよね。


私は、歯並びの綺麗な友人が
「私はお母さんが【歯並びが悪くならないような抜き方】で抜いてくれてたから、歯に問題無いんだ!」
と、いう話なども聞いたこともあります。

そういう意見などを踏まえても、やっぱり【子供の歯並び】は家族が気を付けて見てあげる方が普通なんじゃないかという気がします。

母親という立場の人に限らず、家族みんなが子供の色々な部分について気にかけてあげてあげることって大事なんですよ。
って、少しでも伝わると良いと思います。


また、私の経緯で伝わったと思うのですが、私の父方の家系が歯並びに無頓着だったり、歯並びが悪いので、遺伝的要因もあって私は歯並びが悪いです。
(遺伝的に顎が小さい)

[良くない歯並びは当人だけの問題ではない]

ということが少し伝わったと思うのですが、このことから
・歯並びが悪いことをいじる
・歯並びが悪いことでいじめる
などは、
『絶対に止めてあげよう。』っていう思想が少しでも広まると良いなって思います。

当人だけの問題じゃないことでいじめを被るのは本当に辛いです。


いじめ以前に
『歯を見て相手を判断することも、可哀想なことかもしれない…。』って考えてみる人が増えても良いと思います。

私自身、自分の経験から
【歯並びが良くて綺麗な歯の人は、育ちが良い、お金持ちの可能性が高い】
ことは知っていますが
『歯を治せない、治さない。』という問題の根底には、金銭的だけでなく、その人やその人の家族のメンタルなど、複雑な要因が絡んでいる可能性があるということも知ってくれている人が増えると良いなって思います。


都会では滅多に無いかもしれませんが、田舎などを中心に歯医者さん自身の情報がアップデートされていないケースもあり得ます。

歯の詰め物、噛み合わせ、その他にも一部保険適用内で治療できる範囲で広く治療できるようになっている部分があるにもかかわらず、
[ちゃんとヒアリングせずに勝手にただ銀歯を詰め込もうとする…]
の、ようなケースがあったりもしました。

なので、【自分が気になるポイント】に関しては
・事前にネットなどを使ってある程度調べた上で歯医者に行く
・可能なら複数の歯医者から意見を聞く
など、慎重になる部分も必要に感じています。

特に、子供の内から気にかけておけば、高額治療を必要とせずに問題を解決できるような場合も多いと思うので、
『歯医者ならどこでも良い。』という考え方は止めて、虫歯治療や歯列矯正、噛み合わせ、などなど問題に合わせて自分に合う歯医者さんを探せる人が増えると良いなって思います。


多分だけど…

職業によっては、見た目、歯並びなどを見て採用不採用を決めるような職もまだまだ無くならないんじゃないかと思うんです。

分かりませんが…

商談なんかでも、歯並びが悪いと不利な場合もあると思います。

そんな風に、
【歯を見て人を判断する文化】
もまだしばらくは残る可能性があるっていう部分についても気に留めておくことで、変に損しなくて済む場合もあると思うので、それも書いておきます。


最近は、
「口移しや回し飲みなどで虫歯菌がうつってしまう。」
ということもよく言われるようになっているので羨ましいです。

私は子供の頃から両親とペットボトルの飲み物を回し飲みするのも普通だったし、誰かとキスしたことも無かった頃に虫歯になっていたので、大人になってから
『結局虫歯に関しても、親の監督不行き届きじゃん…。』とモヤモヤしてしまいます。

歯磨きにしても
「歯磨きしなさいよー。」
唱えるだけじゃなくて一緒に磨いてあげるとか、歯を大事に扱う扱い方を教えてあげるとか、子供の立場になって創意工夫してみてあげられる人が増えると良いですよね。

親が子供の身体を管理するというより、[子供が子供自身の身体を管理できる子に育ててあげる]という方針が広まることに少しでも貢献できるようにこの話を書いてみました。


微妙なゾーンなんですけど、私は大人になってから自分のガタガタな歯並びが出来上がってしまった経緯を振り返って、ある種のネグレクトに近い要素があるように感じます。

途中でも書きましたが、私個人が他人の微妙な差異を敏感に感じやすいから余計にそう感じるだけかもしれませんが、子供の歯並び、顎の形なんてちょっと見ればすぐ気付くような箇所の変異に気付かないなんて
『よっぽど観られてなかったんやなー…。』と思えて仕方ないのです。

また、大人の世界、社会に出たときに
[歯並びによって人柄を判断されることがある]
という事実を私の親が知らなかったのかもしれませんが、知らなかったということに対しても疑問が残る上に、もし知ってて教えなかったのだとしたら、それもそれで疑問が残ります。

これも途中に書きましたが、歯並びで人を判断するのが良いか悪いかは置いておいて、歯並びで人を判断する人が一部存在するのは事実です。

こうして私が書いておくことで歯並びによって不遇な目に遇う人が1人でも減るきっかけに繋がると良いなって思います。


親、家族という立場の人
歯医者という立場の人
学校の先生という立場の人
面接官という立場の人
まだ親元を離れることができない立場の人

どんな立場であっても、必要な人にこの話が必要な形で届きますように。

おわり


余談

私は歯並びが悪い、ガタガタって散々書いてきましたけど、何て言うか、多分、角度によっては歯並びの悪さは目立ちにくいのかもしれません。

歯並びの悪さより
「八重歯が可愛いよね!」
って褒められることも多かったし、何ならちょっと飛び出してる歯を見て
「その飛び出してるの可愛いね!」
って褒めてくれる男性もいて、恋愛面では別に歯並びの悪さで困ったことは無いです。

まぁ、私の知らないところで貶されたり悪口言われてたかも分かりませんが、少なくとも私個人は歯並びの悪さから極端にいじめを受けたことはありません。

だから

「歯並びが悪いことを気に病み過ぎる必要も無いですよ◎」

ってことも一応書いておきます。


ただ、世の中には歯並びを元にいじめられたりするケースもあったりもするので、

「他人の歯並びに対してあーだこーだ言うのは止めましょうね!」

ってことは強く伝えたいですね。


かーなり前にどっかの記事で書いた気がするんですけど私ってずーーーっと
【自愛】
できないタイプだったんですよ。
メンタル的に、色々トチ狂ってたので。

【自愛】
っていう概念を知って、ちょっとずつちょっとずつ自愛することを覚えてきて、近年やっと
『歯も大事にしよう!』って考えられるようになったタイプなので、
「歯を大事にしましょうね。」
っていう他人の訴えかけだけだと、全く心に響かないことを知ってるんです。

本当に、歯に限らずなんですけど、
【自身の身体を大事にする】
って、[メンタルの基盤が整ってないとなかなかできない]んです。

何かしらの身体の不具合の水面下には、
[メンタル的な要因が隠れている可能性がある]
っていうことが色々な場面で考慮されると良いなって思います。

将来的に様々な治療には心療のプロによるカウンセリングもセットになっているような医療機関が増えると、不幸な人は激減していくんじゃないかなって。

とりあえず、私の歯も早く違和感が無くなりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?