夢の話

隣の家との境目の壁に何かが突き破ってくる様子が見えた。棚のようなものがこちらの壁を押している。そして、その棚のようなものがこちらの壁を突き破り、大きな穴が空いて、隣の家の様子が見えた。私は開いた襖の外にいてそれを見ていた。壁の向こう側の世界は明るかった。こちらも同じように明るかった。それは昼間だったのだろうか。いずれにせよどちらも明るく、であるからこそ、その向こうの部屋の様子が穴から見えるその一部ではあるが見えたのだ。そこに黒いブラジャーが掠めた。確か、その他、何かハンガーに掛けて干された洗濯物のようなものようにも見えたが、他の衣類も見えたような気がするがはっきろとはしない。ただ、その他の衣類のようなものもあった。のその後、その持ち主と思われる女性の胸が見えた。大きな胸だった。乳首も見えた。顔も少し見えた。可愛い奥さんだと思った。

その後、家から斜面を上がり、上の家を目指して歩いていた。上の家には何のために向かっているのかよくわからなかった。ただ、何かをしなければいけないという切迫した気持ちがあったことは確かだった。

その他に、とても面白いモチーフが数多くあったのだけれど、ほとんど忘れてしまった。とても残念だ。こういう面白い夢を見た時はすぐに記録しておきたいと思うのだけれど、大抵、すぐに仕事に行かなければならないなどの事情で、メモを取ることが出来ない。仕事と夢の物語とどちらが大事なのか、夢の物語など取るに足りないものだと多くの人には一蹴されるかもしれないが、ぼくはなぜか、この夢の物語をとても大切なもののような気がしている。そして、夢の物語のことをとても愛おしく思うのだ。次はどんな夢が見られるだろうか。


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