見出し画像

いよいよお前と向かい合う時が来たのか、コンプレックスよ。 dy娯楽ないみ

▪️出だしでつまづく。

面白がって飛び付いたは良いが、
『コンプレックス』と言われても、なかなか思いつかない。うーんうーん、出だしでつまづく。
仕方がないので娘にさりげなく「ねえ?コンプレックスってある?」と聞いてみた。

あくまでも さりげなく聞いたつもりが、滅多に無さげなテーマでの声かけだったので、娘は「なんで?」と、もの凄く不穏な顔をした。
瞬間、“聞くんじゃ無かった”と後悔した。
なぜかと言うと、どこお宅の娘さんもそうであろうと思うけど、娘とは特に母親に対して恐ろしく“文句言い”だからだ。
(やべー!ヤラれる。)
母親のメンタルがどんだけ頑丈だと勘違いしてるのか、コリャもうボコボコのサンドバックにされちゃうワ💦と、覚悟を決めて
「う?なんとなく。」応えてみた。

(もうテーマから逸脱してないか?)

すると娘、質問に対して「え?うーん。何かなぁ〜?急に言われると出てこないヨ〜。」と、予想外のフワッとした返事。どうした娘!具合でも悪いのか?心配になってきた。
母親って複雑な生き物だ。

「なんで思い浮かばないの?毎日不満が多そうなのに」おそらく、私のこういう言動がサンドバックにされる要因だ。

すると、そこんところはスルッとスルーした娘が
「ねえ、お母さんはなんで急にコンプレックスの話をしたの?」と切り返した。おぉッ鋭い!多分この娘、彼氏や旦那の浮気などに“秒”で気付いてコナン君の様に上手に吐かせるタイプだ。
後は相手を見つけるだけだね。←さすがに声にはしない。

「え?あー、テレビでね...。欠点はいっぱいあるけど、コンプレックスと言われると思いつかないからさぁ」と、慌てて返す。

すると、母親のキョドリぶりが気にならない娘、
「そうなんだよね。だって人から言われる短所に劣等感を持ってるとは限らないしさ、コンプレックスは自分で自分に思う事だもん。」

さすが!
その昔 母親から「この子は屁理屈ばっかり💢」と、言われ育った私から生まれた娘❣️
良いことを言う。
続けて、
「例えば、お母さんなら〜、掃除は出来ない。根気が無い。お風呂が嫌い。だらしない。調子に乗りやすい。いろんな意味でうるさい。それから、、、」あばばばば、
そうでもなかった!イヤーん!もうやめて〜
.°(ಗдಗ。)°.

「ふ、ふーん。で?自分は?アンタはどうなの?」

「え?アタシ?うーんうーん?自分の事って分かんないネ。」
続けて
「あー でもさ、子供の頃に歯の矯正を受けさせてくれなかったら、それがコンプレックスだったかも。」
え?なんか今日イイコ♡本当にどっか悪いのかも。

すると、
嬉しい気持ちと同時に、なんだか、嫌〜な気持ちが湧き起こってきた。

あー、これだ。これが私のコンプレックスだ(~_~;)

▪️やっと本題
『私は歯並びが悪い。』

私は歯並びが悪い。おまけにお陰で口がキッチリ閉まらないので“顎関節症”です。

私の子供の時代は、歯の矯正と言うと歯が金属で覆われて今よりもずっと大変だった。というか、そんな事に使えるお金あったら、みんなで腹一杯ご飯を食べたい。先ずそもそも、

私の母親は、とっても歯並びが綺麗な人だった。
おまけに、歯そのものが丈夫で虫歯とも無縁だった。
つまり、

“子供の歯の状態に無頓着”
だったのだ。

反対に、私は自分の歯にコンプレックスを持っていた。子供の歯が気になって子供が産まれる前から、矯正ありきで知識やお金などを準備していた。
子供らも、相当痛かった筈なのによく頑張ってくれた。

そう考えると、
コンプレックスがあるって、苦しい事だけど、
それをどう捉えるか次第では、悪い事ではないのかもしれないな?と思った。

4年程前に、母親の葬儀があり火葬場で骨を拾った。不思議な事に あれ程、通夜や葬儀の儀式でおいおいと泣いたのに、いざ骨となった母親が目の前に現れたら、不謹慎だと思われるだろうけど、昼寝をしてるアカン寝顔を眺めてクスクス笑っている時みたいに、
「うわぁ見て?この“キレイな歯”!」
「コリャ間違いなく母だわ!頑丈ー!」なんて
周りを置き去りにして妹と二人、おかしなテンションになってしまった。

その事を思い出して、
ひょっとしたら自分も焼かれた後に子供らに
「うっわぁ!この歯は...」って言われるのかもしれない。と、思った。

うへ〜、やだなぁ。

先に偉そうな事を書いたけども、
やっぱり、

コンプレックスは 『コンプレックス』だなぁ。

と、思った。


おしまい。

《著者プロフィール》娯楽ないみ
びっくり元気な義父と、働き者の夫、優しすぎる息子、自分が生んだ小姑な娘、そして相思相愛の愛犬♡と暮らす、義母ロス中の主婦。
主に、朝ドラのパロディイラスト漫画をベースに、日々の暮らしを描いたマンガや、文章、落書きなどを、好奇心の赴くまま noteを自由帳の様に投稿してます。

ふうー!
私自身は楽しんで書かせていただきました。
いつコンプレックスの話になるんだろう?と我ながら思いました。
皆様いかがだったでしょうか?我慢強くここまでお目付き合いくださいました方々、
心より感謝いたします。

こちらは、前走者
たゆ・たうひとさんのエッセイです。
コンプレックスに対して気持ちが軽くなる事間違いなしのオススメエッセイです!
まだの方は是非お読みください。

後日談、
この会話の後、「お母さんの骨を拾う時、歯を見て笑わないでね。」と娘に言うと、「自分で思ってるほど悪い歯並びじゃあないよ。」と言われました。あまり信じてませんが嬉しかったです。(闇が見え隠れ)

では、次のランナーさんにバトンを渡したいと思います。

タタタタ・・・・

あ!ゴルちゃんも一緒に待っててくれてる〜♡
そうです、
第4回目のランナーさん、私のバトンを受けとってくれる方は、『ちぃ坊さん』 です!

おー!どよめきが聞こえる!

タタタタ・・・・

「よろしくお願いしまーす!(ポチ)」←言いたかった。

どうか、楽しんでいただけます様に。

ありがとうございます!楽しく見て、読んで、愉しんでくださったら嬉しいです\(//∇//)\ 🔔出来るだけ気をつけていますがコメントへのお返事を頂いたのに気づけない事があるかもしれません。もしも失礼があったらごめんなさい😅💦