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アプリでデートしてみた 14人目


オープンな関係に挑戦しているアラフォー母さんです。

アラフォーアラフォーと書いていましたが、私の年齢だと正しくはミドフォーと言うらしいです。

まあ、認知度低いからアラフォーのままでいっか。


さて、マッチングアプリで出逢った通算14人目の方とデートしてきました。

アラフィフ、IT系エグゼクティブ。

プロフでは写真も少なく多くが語られていなかった為、良いなと思ったのはオタク気質な所くらい。エグゼクティブな人と話し合うんかなと心配だけれど、まあIT系ってピンキリだしね。私の苦手なスポーツ愛ゴリ押しアウトドア派じゃない点が安心感。
そんなんで期待なく始めた遣り取りでしたが、


に落ちました。


うまくいく時は本当にトントン拍子にうまくいくものなんだな、と不思議に思う位うまく行き過ぎて、投資詐欺でそのうちFX話もちかけられるんじゃないか、なんて冗談にする程何もかもがスムーズに進み。

私にとっては、彼が最初に「君のプロフィールに惹かれた」とメッセージしてきた時に「どこら辺に?」と聞いたら

「知性と正直さ」

と返ってきて

「ああ、この人は中身を見てくれる」

と感じたのが始まりでした。

多くの男性が私の「バツ2」で「元夫と子育ての為に同居している」けれど「恋愛のパートナー」を求めているという事だけをストレートに書いているプロフィールを見て
「結婚だの子供だの妊娠だの気にせず都合の良く遊べそうな女だ、わーい」 
と思うらしく、それ故「いいね!」を頂いていたのだと思うのですが
彼は同じプロフィールから
「要点だけを抑えていて、正直であることに真摯で、無駄のない知的なプロフィール 」
と感じたと言うのでした。
そして、
「きっと強い人だと思った。そこに心を打たれた。」と。
それを聞いて私は彼こそ、知性があり、要点を抑える事ができ、洞察力に長けた方だなぁ、と感じました。

彼も愛のない結婚生活を長く子供の為だけに続けており、悩み試行錯誤を経た末に、私と同じく1年程前から奥さん容認の元でマッチングアプリを開始したこと、長く孤独で、真摯な愛情を感じられる唯一人の人を探している事を話してくれました。
つまり私とほぼ同じ状況(私は法律的には離婚してるけど)。
子供の為に家庭を壊したくない、パートナーとは子育ての相手としてなら関係良好で直ぐに離婚したい程嫌悪してる訳じゃない。いつか子供が育ったときには今のパートナーと離れられるかもしれない、でもそれがいつか分からないし、もしかしたら一生しないかもしれない。まだどうなるか何も分からないけれど、でももう愛のない孤独な夫婦生活に我慢したくない。遊びの不倫や火遊びをコソコソ隠れてするのも嫌だ。自分の大事にする子供を守りつつ、自分の人生に必要な愛を堂々と正直に求めるには、どうしたらいいのか。
そんな、私と同じ苦しみと葛藤を抱えているけれど、恐れずに『愛を求めている』と赤の他人に正直に言える彼の強さに、二度目の結婚がそれで上手く行かなかったトラウマからまた傷つくのを恐れ、そんな人いないとハナから諦めて、セフレでお茶を濁して自分を納得させようとして、それでも諦めきれなくてグズグズしていた私は、共感と尊敬を覚え、とても、惹かれたのでした。

彼が「すぐにこの人だと思った」「こんなのは初めてだ」言ってくれる位、何故か最初からメッセージが流れるように続き、もちろんそれは彼の頭の回転の良さやコミュニケーション力の高さによるものが大きいのですが、色んなリズムや思考回路やツボや波長が「合っている」と感じました。

やり取りが始まってから約一週間後に最初のデートの予定をたてたものの、その前には既に付き合っている感じになっていたりして。
お互いの今までのアプリ体験について共有した時に、私がつい数週間前までセフレと会っていた事を話すと嫉妬で取り乱したりする一面も見せてくれた彼。しかしこちとらセフレの塩対応に慣れてるから正直嫉妬すらも有り難い(笑)
セフレ、人生で一度持っとくのは悪くないかもしれません。恋愛における色んな期待値が底下げされて生きやすくなること間違いなし。

もちろん嫉妬するだけではなく(笑)、
「君の苦悩も分かるけれど、君ならもっと相応しい人が見つかる。そんな男達のアテンションなんか必要ないよ。もっと自分に自信を持って、良い人達を自分の周りに置かなければいけないよ。お子さんのためにも」
と真剣に心配して諭してくれた彼。
アプリを始めて一年、そこまで言ってくれる人想ってくれる人は誰もいなかったので、とても心を打たれたのでした。

ちなみに素性を知るとピンキリのピンの方だった彼は今までお金目当ての女性にたかられたり、自分の状況に傷つかないような相手を慎重に選んでたりで(私もそうでした)、アプリでの体験は総じて『地獄』だったそうです。

様々な経験を経て成功し、かつ素晴らしい父親でもある彼は本当に魅力的な方なので、正直なんでこんな素敵な人が私をここまで好きになってくれるのか、都合の良い不倫相手として遊ばれてるだけじゃないか、と半信半疑でしかないのですが、きっと成功してる人はちょっと変わってるから好みも変わってるのかな、わーいラッキーと思うことにして、私は予定していたゴッド様とのおデートをキャンセル。同時進行の逃げ道を無くして彼のみに真摯に向き合うと決めて、初デートに臨むことにしました。

さて悩むべきはデートコース選び。
ご飯でも…、というお決まりのパターン、どこでもご馳走するので選ぶのを手伝ってくれない?と言う彼。選ぶのは別にいいんだけど、
でも、なんかもう…

質面倒くさい。

だってお互いもう好きだな、って思ってるんだもの。
あとは、早く会って、話して、触れて、確かめたい。
そう思いながら衆人環視の中食事してまだ「言ってた通りかな〜」と腹を探り合う意味、あんのかな?まあそうやって焦らすのも楽しいけどね?

でもそんな前戯もゲームも必要ないや。

そう思ったので、
「何食べたい?」

「貴方」
と回答。

という訳で最初のデートはすべてすっ飛ばしてホテル!(笑)
ここまですっ飛ばすのは生まれて初めて。
というか付き合ってもいない相手を自分からホテルに誘う事自体初めて。
色んな危険を考えたらダメよダメダメな初デートNo.1。

でも、
ここに至るまでにお互い家族の写真や個人情報や日常もシェアして身元確認済だし、深い遣り取りをした。
バツ2の私の男を見る目に自信は全くないけど、それを言ってたら一歩も先に進めない。
自分を大事にしてくれる人だけと付き合いなさいと、見ず知らずの他人を叱ってくれた彼を信頼すると、決めた。


そしていざ当日…

無事に正式に付き合う事になりました。

思っていた通りの、いやそれ以上の素敵な方で
向こうもそう思ってくれたみたいで
相性が完璧で
たくさんしゃべって、イチャイチャして、私史上最高の初デートとなったのでした。

で、その後音信不通になってやり逃げされました。

ってオチ付きだよね?


不安になる位でしたが、

その後もラブラブっぷりは勢いを失う事なく、なんとまだホテルで一回会っただけなのに、無謀にも旅行に一緒に行くことにしたのでした。


つづく

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