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【歌詞解説】宵闇彼岸花 / いれいす【メジャーアルバム収録曲】

はいどーも!いれいすリーダーないこです!!

僕が所属している歌い手グループ『いれいす』は、武道館ライブを目標に日夜頑張ってるんですけど、
なんと!ついに!!いれいす!!!メジャーアルバムがリリースされました~~~~!!!!!いぇいいぇい!!

今までフルアルバム3本、メンバーのソロアルバム6本、ベストアルバム1本、シングル1本と、結成2年経ってないとは思えないくらい大量のオリジナル曲アルバムをリリースしてきたいれいすだけど、
今回はメジャーアルバムということで、気合はいった楽曲がたくさん収録されてるわけ!!!

で、その中の一つ『宵闇彼岸花』という和風ロックの作詞をないこがしてるんだけど、
気合い入りすぎて全部古語の歌詞にしてしまいました(大反省)

作詞終わった時、
「うわーーー!!!めっちゃかっけえ歌詞できたわ!!あとなんか賢そう!!天才!!ないこすごい!!!」
って思ってたんだけど、

「小中学生リスナーさんにとっては難しすぎるんじゃね?」
「というか俺らでも何言ってるかわからんところある」

ってメンバーに言われて、たーーしかにーーーーー!!!!!
と納得してしまいました(あせあせ)

ということで、多分誰もわからないし、ないこ自身収録するとき振り仮名なしではすらすらと読めなかった『宵闇彼岸花』の歌詞を現代風に訳しながらどんな意味なのか書いていきたいと思います。

🎲『宵闇彼岸花』現代語訳

この曲は古語で構成されていて、難しい単語が多いので、できるだけ歌詞の漢字を一つずつ直訳するように解説を書いていったら、古文の教科書みたいな現代語訳になっちゃった(あせあせ)
これでもちょっと読みづらいので一言で言うと、

『夫を戦場に駆り出された古のメンヘラが、ヘラって彼岸花に泣きついてる曲』

です。
こう書くとすっごい浅いなぁ……

西面(にしおもて) 最中(もなか)の月 照らせし不知火(しらぬい)に
陽炎(かげろう)の 如く消えし 愛しき彼(か)の君へ

はるか西の方では、無数の戦火が真夜中に立ち烟り、最中の月(8月15日の満月を指す)がそれを照らしていました。
戦国の世の中、戦へと駆り出されてしまい、陽炎のように目の前から消え去った愛しいあなた様に、この歌を送ります。

艶(あで)やかな 御衣(みぞ)纏いし 童女(わらわべ)の身上(しんしょう)
真の名 告ぐことさへ 叶わぬと思へず

私は鮮やかで艶めかしい和服を着ているような、ただの小さな幼子の身の上でした(大奥とか吉原みたいなイメージで書きました)
ですが、本当の名前を伝えることができないまま、あなた様が居なくなってしまうことなんて、考えてもいませんでした。

憂き世 映す水鏡(みかがみ)よ
澄ませ心音を

水面に映る世界が、こんなに辛く苦しいものなら、私の本心、本音、心の音を研ぎ澄まし、映し出してみせろ。

神依(かみより)よ 禍(まが)つ 日々よ 想ひ寄せ重ねて
雲隠れ 星月夜(ほしつきよ)に
揺蕩(たゆた)いし朧雲(おぼろぐも)へ

神霊が依り憑く神物に(なんか神聖な祠とか札とかそういうやつ)すがりつき、あなた様を取り戻すために毎日を禍々しく呪うように過ごし、想いを募らせてきましたが、
あなた様は星や月がきらめく夜空に消えて居なくなってしまい、ゆらゆらと儚く揺れる朧雲の先へ行ってしまったのでしょう。

睦事(むつごと)に 袖を 振れど 番(つがい) 行方知らず
願わくは 参らせ給へ
妖しき彼岸の花よ
咲き誇れ宵の空へ

殿方からのお誘いや縁談には、袖を振って断り続けてきましたが、私の夫、つがいとなるあなた様の行方はわかりません。
願いが叶うなら、妖しく咲く彼岸花よ(彼岸花は死を連想する花)、私を、この世界を呪ってもいい。
真夜中の空の下に咲き誇り、どうかあの人を取り戻して。
(なんか昔は彼岸花に妖力みたいなものが宿るという世界観、宗教観があったらしい)

鈍色(にぶいろ)の簾(のれん)の先 覗く 君は散りて
おくれゐて恋ひば苦し 独り 枕濡らす

ねずみ色の暖簾の先にいつも居たあなた様は消え去ってしまった。
取り残された私はあなた様を苦しくも恋い慕い続け、たった独り涙で枕を濡らす日々を過ごしています。

夕凪(ゆうなぎ)に去ぬ(いぬ)この生命など
君の傍に置いてはくれぬか

夕方に風が止むと同時に消えてしまうような私のこの命なんて、
あなた様のそばに居させてはくれないのでしょうか。

耐えず 
覚めず 
朽ちず 
去ねず

あなた様を想って苦しくなることに耐えきれないし、
いつまでもあなた様がいない世界という悪夢から覚めることはできないし、
それほど私のあなた様への想いは朽ちず、消え去ってはくれない。

積年の冀ひ(こいねがい)さへ
帳(とばり)となりて言霊(ことだま)の宿る縁(えにし)へと

あなた様に帰ってきてほしいという、何年にも渡る私の強く、切実な望みは、帳(記帳、台帳などの書き込み用の紙の意味)になってしまうほど積もり積もって、
やがで言葉に魂が宿り、私とあなた様が結ばれるという深い縁にもそれが及ぶようになりました。
(=なんか霊的な力で強引に縁を実現できそうな予感、みたいな。古のメンヘラです)

未だ 君を 忘れ給へず
虚(うつ)ろ 烟(けぶ)る 篝火(かがりび)さへ

まだあなた様のことを忘れることができなくて、
夜中にぼんやりと煙を出しながら灯る篝火を見ていました。

憂き世 焦がす薄紅(うすべに)よ
顕(あか)せ心音を

こんなに辛い世界を焦がし尽くしてしまうような色をした薄紅(当時の口紅)よ、
私の本心、本音、心の音を暴き出して見せろ。

儚(はかな)き
想ひ 放つ 月詠(つくよ) 玉藻(たまも)塵(ちり)となりて
鈴の音よ 知らしめ給へ
紅蓮に燃ゆる想ひを

あなた様を想う、か細く消えてしまいそうな私の想いを詩にのせて詠み放っても、そんなものは海の藻屑や塵のように消え去ってしまうから。
夏夜に響く鈴の音よ、私の本心、紅蓮のように燃え盛る強い想いを知らしめさせてみせろ。

一念に 流す 涙 無冥(むみょう) 露(つゆ)と知りて
願わくは 参らせ給へ
妖しき彼岸の花よ
咲き誇れ宵の空へ

ただひたすらにあなた様を想って涙を流しても、それは露のように小さく、意味のないことだとわかっています。
だから、願いが叶うなら、妖しく咲く彼岸花よ、私を、この世界を呪ってもいい。真夜中の空の下に咲き誇り、どうか、どうかあの人を取り戻して。

西面 限りの月 照らせし御殿(みあらか)に
蛍光の 如く光る 覚めぬ 現世(うつしよ)

はるか西の方では、12月の月の光が宮殿を照らしていました。(限りの月は12月の異称)
私の命は、蛍の光のように小さく弱々しくも、無意味に続いてしまっていて、この現実という悪夢から覚めることはありませんでした。

🎲いれいす1stメジャーアルバム『DICE』

ということで、わかるようなわからんような解説コーナーだったんだけど、いかがでしたでしょうか!!(?)

僕たちいれいすはこれからも素敵なオリジナル楽曲をたくさん作って、武道館に向けて突き進んでいきます。
応援してくれる子は、ぜひ!いれいす1stメジャーアルバム『DICE』を手にとって聴いてみてね~~~~!!!

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