NAJEYオイルストレートの基本プロセスを解説します。

【1】 カウンセリングからの1液ブレンド

お客さまの髪質やクセ、ダメージ度合いに応じて1液をブレンドします。
乾いた状態だけでなく、髪全体を濡らしてクセの状態をチェック。

バックのミドルエリアなどは毛量が多く、くせが強いのでよく確認してください。
リンク先のブレンド表を確認してセレクトします。

様々なタイプのお客さまに合うようにブレンドを考えています。セレクトの強さに幅がある場合（例えば380～230など）は、まずは弱い方からチャレンジしてみてください。
焦って強い方でで行うとビビリを招く恐れがあります。弱めから始めて、徐々に強くするのが最終的にうまくいくコツです。

特に履歴の複雑な方は、最初の1回で決めようとせず、2～3回かけて徐々に反応を見極めながら対応していく方が上手くいきます。

お客さまにピッタリ合う1液のブレンドを見極めるには、このブレンド表を基にいろいろな髪質に当たってみることです。
お客さまの髪質や履歴は千差万別なので、スペックから考えようとすると逆にうまくいきません。

慣れてくると感覚でブレンドがわかるようになります。全国のサロンさまの事例を見ていても、上達が早いのは感覚で捉えるスタイリストさんです。

ブレンド表は公開していますので、お客さまとの共有も問題ありません。ぜひカウンセリングにもご利用ください。

【2】 1液塗布➡放置

ブレンドした1液をお客さまの髪に塗布していきます。必要に応じてCMCで前処理をおこなってください。

お客さまの髪やダメージによっては、根元-中間-毛先 や 生え際-頭頂部-後頭部 など1液の強さを変えて対応します。
塗布時間は約10分です。

放置時間は最低でも20〜30分。その放置時間に耐える強さの1液をブレンドするのが上手くいくコツです。

【3】チェック

実際にお客さまの髪を触ってチェックします。
チェックは、お客さまの仕上がりのクオリティを決めるくらい、重要な工程です。

チェックは2種類あります。以下の2つのチェックのバランスが取れていると1液のブレンドと塗布、放置が上手くいったということになります。

①くせが取れているかどうか（還元チェック）
②髪のダメージ度合いを確認する（軟化チェック）

①還元チェック

お客さまの髪を一筋とって、指先でチェックします。くせのある髪は多少なりともうねりやザラつきがあります。1液がうまく還元していると、手ざわりがザラザラ・ボコボコ➡スルスルなめらかになっています。
還元が十分でない場合は、放置時間を伸ばしてください。過還元にならないように注意しましょう。

②軟化チェック

1液をつけたままの髪をひとずじとって指に巻き付けます。巻き付けた髪が、ゆっくりと髪が戻るのが良い状態です。

巻き付けてもすぐに弾かれて戻るのは、髪の体力がありすぎて還元がまだ十分でない状態。放置時間を延ばしてもそのままの時は、ブレンド液が弱すぎた可能性があります。

逆に、巻き付けた髪を指から離してもそのままで戻らない場合は、髪の体力が失われ過ぎていたり、過還元で危険な状態です。すぐに洗い流してください。

【4】中間洗水

1液を洗い流し、オイストトリートメント（画像中では「オイルトリートメント」となっていますが、名称が変更になりました）を塗布、チェンジリンスします。

1液をしっかり洗い流して、軽くシャンプーします。

通常のオイルストレートであれば、ここでオイストトリートメントを塗布します。(もし「オイルコートトリートメント」を同時におこなう場合は、トリートメント塗布前に別の工程が入ります。)

塗布したオイストトリートメントは、チェンジリンスしてタオルドライしましょう。

タオルドライの後、「アフターコート」を髪全体にスプレーします。

アフターコートは、髪を守る疑似キューティクルの役割を果たします。根本から毛先まで行き渡るように、しっかりとスプレーしてコーミングしてなじませましょう。

髪全体にアフターコートをゆきわたらせたら、次はドライヤーで完全にドライしてください。

【5】アイロンワーク

アイロンワークでは、アフターコートをラミネートするイメージで髪の芯まで熱を入れるのが重要です。ここで熱処理が甘いと、1液のブレンドや放置が上手くいっていても仕上りの艶が今一つになってしまいます。

レギュラーとワイド、アイロン2台使いもオススメです。
レギュラーアイロンで水抜きしてからワイドアイロンに変えると、アイロンの温度を下げずに髪に熱を入れられます。

なお、ダメージが強い場合は、温度を下げてまとめてする場合もあります。

【6】2剤塗布➡仕上げ

2剤の塗布時間は約5分です。
カラー剤を使う場合は、2剤の工程を省いてカラーの作用で髪を酸化させます。

2剤で酸化させたら、シャンプー、仕上げトリートメント（オイストトリートメントではないトリートメント）、ドライで終了。

オイルコートトリートメント以外のシステムトリートメントは、この段階でトリートメントをおこなってください。

参考動画

NAJEYオイルストレートリンク集

https://oil-straight.i10.bcart.jp/

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