NAJEYオイルストレート～よくある質問～（スタイリストさん用）
ここでは「NAJEYオイルストレート」導入にあたり、スタイリストさんが疑問に思う点を、実際の質問からまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
1.オイルストレートの仕上がりについて
（1）オイルストレートはどのように仕上がるのか？
髪にツヤが出て、手ざわりが柔らかくなります。ドライヤーで乾かすだけで、ご自宅でも再現可能です。毎日のヘアセットがとても楽に時短できます。
公式Instagramで多数の事例を紹介しております。ぜひご覧ください。
（2）オイルストレートで真っすぐになりすぎないか？
→ボリュームは収まりますが、手ざわりも柔らかくなるので、自然なストレートの仕上がりです。
元もとのクセを活かしながら仕上げる方法もあります。
毛先は丸めて仕上げたい方には、アイロンワークで丸みをつけることで、フワッとした仕上がりも可能です。ボブやショートで人気のスタイル。
（3）オイルストレートの保ちはどのくらいか？
その方の髪質や、普段のヘアケアにもよります（脱脂力の強いシャンプーを使わないのがポイントです）が、一度かけた部分は3～4ヶ月は保つ方がほとんどです。その間に髪が伸びてきますので、気になるタイミングでリタッチをしていただきます。
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リタッチは3～6カ月程度でされる方が多いですが、1年くらい間を置かれる方もいらっしゃいます。
リタッチ時は、前回のオイルストレートがキレイに残っていれば、かけ直しは必要ありません。CMC処理のみして、オイルストレート未施術のリタッチのみでキレイに仕上がります。ただし、アイロンワークは毛先までしっかり行ってください。
↓半年空いた事例
↓一年半空いた事例
（4）オイルストレートと同時の施術について
オイルストレートは、医薬部外品を使う縮毛矯正ではないため、カラーやブリーチとの同日施術が可能です。
①カラー
アイロンワーク後に、2剤の代わりにカラー（アルカリカラーで酸化染料タイプ）を塗ります。
オイルストレートと同時の場合、カラーは暗めに染まります。クリアも使用して色味をコントロールしてみてください。
②ブリーチ
1液を塗る前に、ローブリーチをしてからオイルストレートします。
2.カウンセリング編
（1）カウンセリング、毛髪チェックについて
オイルストレートを行う前に、まずはカウンセリング。
①これまでの履歴を確認する
（カラー、ブリーチ、縮毛矯正、白髪染めなど）
髪の状態が以下のような場合はお断りした方が良いです。
・既にアイロンなどでチリチリ(いわゆるビビリ毛）
・高温度のアイロンをかけすぎてキューティクルが壊れている
お客様が「どうしても」という場合は、切る前提で。
弱めのスペックでスピエラやGMTをブレンドし、放置時間を長めにしてみてください。
②毛髪チェックを行います
【毛髪チェックの方法】
水スプレーで毛髪を濡らし、指に巻きつけて跳ね返りを見ます。
・跳ね返りがある
→体力がある髪の毛です。オイルストレートをかけられます。
・跳ね返りがない、濡らすと伸びる、濡らすと切れる
→体力がない髪の毛です。かなり弱っています。オイルストレートが上手くかからず、ビビって切らなければいけなくなるかもしれません。トリートメントをしながら髪を伸ばしてからのほうが安全です。
※ブリーチやパーマなどの履歴がなくても、細すぎる髪の毛や、高温のアイロンを毎日かけていたりすると体力が失われていることがあります。
※髪が細い方は薬剤を塗ってしまうと、どんな薬剤を使っても指に巻きつくことがあります。必ず施術前にチェックしてください。
（2）カウンセリング時によくある質問
①このダメージでオイルストレートはかけられるか？
・毛先がアイロンや薬品でチリついてしまっている場合
→基本難しい。お客様が「どうしても」という場合は、切る前提で。
弱めのスペックでスピエラやGMTをブレンドし、放置時間を長めにしてみてください。
・前髪だけオイルストレートできるか？
→可能です。
・毛先が枝毛になってる。オイルストレートでキレイになる？
→できませんので切りましょう
・毛先に縮毛履歴がありツンツンになってる。丸みをつけることはできる？
→髪の体力があれば可能です。体力がない場合は丸みをつけるのは難しいです。伸ばしてからツンツンの部分を切って対応しましょう。
オイルストレートができるかどうかは、ダメージレベルよりも髪の体力次第です。カウンセリングでの履歴チェックと、髪の体力を見極めて判断します。体力がない場合は、オイルストレートが出来る状態になるまで、髪を伸ばしていただく提案をしています。
※オイルストレートは、スタイリストさんの技術が高まる分、お客様のご要望に応える幅が広がります。
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②オイルストレートでキレイにできるか？
・すいた毛先のパサつきをオイルストレートでおさえられる？
→セニングシザーで毛先をたくさんすいてる場合は、オイルストレートでもパサツキは消えません。毛先を切って、できる限り重ための毛先にすると仕上りがキレイになります。
・オイルストレートは、クセがない髪/ストレートパーマ・縮毛矯正済みでもできる？
→髪の体力次第です。何もしていなくてストレートの方と、過去にストパーや縮毛矯正の履歴がある方では対応が異なります。しっかりカウンセリングして髪の状態を見極め、弱めのスペックでスピエラやGMTをブレンドして、放置時間を長めにしてやってみてください。
・白髪染めやヘナをしている髪でもオイルストレートができる？
→髪の体力しだいです。毛髪チェックで体力があるようでしたら成功する可能性が高いでしょう。
※こちらも、スタイリストさんの技術の高さで対応できるお客様のレベルが変わってきます。オイルストレートで経験を積み、技術の高いスタイリストさんであれば、見事に仕上げているスタイリスト様もいらっしゃいます。
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③オイルストレートをして良いかどうか判断できない場合はどうしたらいい？
判別がつかない場合は、お客様の髪の画像を撮影し、髪質・これまでの施術履歴（カラー/ストパー/縮毛矯正など）を添えて、導入サロン様向け専用チャットでご相談ください。会員登録後にご案内いたします。
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3.オイルストレートのブレンドについて
オイルストレートでは、お客様の髪コンディションに合わせて、その場でブレンドを行います。ブレンドによって仕上りが全く変わりますので、慣れるまでは専用チャットで質問しながら対応する方が良いでしょう。
（1）1液のブレンドについて
① ブレンドできる組み合わせを教えて
ブレンドできる組み合わせは以下の通りです。それぞれのブレンドは重複しません
・OS380：OS90
・OS90：OS380 もしくは ＠50
・＠50：OS90 もしくは オイストトリートメント
・オイルストレートバージン：縮毛矯正剤
ブレンド表を参考にしてみてください。
・OSと@の違いは？
→還元剤の違いです。区別のために50以下に@をつけています。
・OS90に、オイルトリートメントをブレンドできる？
→還元できなくなりますので混ぜないでください。
②同じ方でも髪の部位によってスペックを変えた方が良い？
→良いです。
一例としては、根元のバック→サイド→中間→毛先の順に、スペックを弱くして4パターン。クセや強さによって作り分けるとキレイに仕上がります。
（髪のコンディションによっては、もっと細かく分けても良いです）
経験を積むことで、ブレンドのコツもわかってきます。
③こんな髪の時は、どんなブレンドになる？
よくある例をピックアップしています。作り方についてはブレンド表をご確認ください。
・バージン毛かつ軟毛
→目安は、大人で230〜子供で150～くらいです。バージン毛でも軟毛の場合は、弱めスペックのスタートをおすすめします。
・エイジング毛（バージン毛）
→@50を中心に、オイルトリートメントを加えて対応します。
・エイジング毛（白髪染めやホームカラーを月に1度くらい）
→ クセが強い：@50～@30
→うねりがなく、チリついている：@40～@20
・白髪（バージン毛）
→エイジング毛ではない白髪の場合は、ふつうのバージン毛と同じスペックで大丈夫です。
・ダメージ毛
→@50を中心に、オイルトリートメント、オイルストレートGMTやスピエラを加えます。（スピエラは開発中のため、他メーカーのものを使用してください）
・チリチリふわふわのくせ毛でブリーチ履歴
→髪の毛に体力がないようであれば、施術をおすすめしません。もしやるなら切る前提で。スペックは10でも強いです。中間～毛先は5以下でじっくり放置しましょう。
・見極めが難しい
→お客様の髪の画像を撮影し、髪質・これまでの施術履歴（カラー/ストパー/縮毛矯正など）を添えて、導入サロン様向け専用チャットでご相談ください。会員登録後にご案内いたします。
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エイジング毛やダメージ毛には、オイルコートトリートメントとの併用もおすすめです。
④ よく使うブレンドはあらかじめ作って保管できる？
保管可能です。乾燥を防ぐためにタッパーなど密閉できる容器に入れてふたを必ずしてください。保管期限はありません。
※1液にスピエラやGMTを混ぜたものも保管できますが、スペックが下がるので、次に使う時は、1液と共にGMTやスピエラも添加して使ってください。
なお、オイルストレートは冷えると固まる性質があります。髪への浸透性を高めるため、固まってしまった場合は使う時に温めてください。
（2）ブレンドを失敗したらどうなる？
①スペックが強すぎたら？
いわゆる「髪がビビる」状態になります。最初は弱めにセレクトして様子を見ながら強くするのがおすすめです。
②スペックが弱すぎたら？
スペックが弱いと、還元不足でまとまらずにパサつくことがあります。体力次第ではリトライ可能です。やり直しをする時は、弱めからスタートしますが、様子を見てその時の髪質に合ったブレンドを使ってください。また弱すぎると、毛髪の質感をリセットしてしまう可能性があります。
（3）サポートアイテムについて
①サポートアイテムは必ず必要？
→お客様の髪の体力次第です。ダメージ毛の場合、ブレンドすることで仕上りが良くなります。バージン毛 健康毛の場合は不要です。
②オイルコートトリートメントは、別メニューにも使える？
オイルコートトリートメント（プライムケア、ガラスコート1、ガラスコート2、オイストトリートメント、アフターコート）は、
単体のトリートメントメニューや、カラーと同時のトリートメントにも使用可能です。
新しいトリートメントメニューとしてご活用ください。
4.施術について
（1）施術にかかる時間
ボブで普通毛だと2～4時間。カラー同時の場合は、5時間弱を見ておくとゆとりをもってできます。ダメージヘアの方の場合、放置時間が長くなるため、施術時間も長くなります。
焦って放置時間を短くすると、還元不足になり髪がパサついたり痛める恐れがありますので、時間にゆとりをもっておこなってください。
（2）施術時には、手袋をした方がいい？
手荒れしやすい液が多いので、手袋を推奨します。
（3）放置時間・1液の還元チェックについて
1液を塗布・放置後に還元ができているかどうかをチェックします。
①放置時間の調整
放置時間はスペック強め→弱めで長→短となります。スペック弱めの薬剤ほど、長時間置かないと還元不足でパサつきますので注意しましょう。
・1液を塗る時、根元と毛先は時間差で塗るの？
→時間差にはせず、一気に塗布して放置します。
・放置時間の目安は何分？
→基本は20〜30分です。20分以上放置できる薬剤ブレンドでないと効果が出ません。弱めから試してみてください。
毛量がとても多毛や硬毛だったりバージン毛の方、逆に超ダメージ毛で薬剤スペックが弱めだったりする場合は、30分以上かかることがあります。
・1液の放置時に加温する必要はある？
→加温はしませんが、乾燥防止のためラップをしてください。
②還元チェックの方法
ポイントは「巻き付き」「感触」の２点です。
・巻き付き
毛束を指に巻き付けてみると、髪が指に巻きつきます。もしくは、巻き付いてから少し戻ろうとしても、巻き付きが残ります。
跳ね返るようであれは還元が足りません。切れそうになっていたら還元しすぎです。
※軟毛の方の場合、硬毛の方に比べ指に巻いた時のハリを元々感じにくいため、薬剤塗布後に1か所にロッドを巻いておくと良いです。放置後にカールがついていたら、十分に還元できています。
・感触
指で薬剤を滑らせるように取って触ってみてください。ツルツルになっていたらちょうどよい還元です。
キツイくせがある方は、 1液の還元後もクセが出ます。毛の表面のざらざらが取れているかの手ざわりが重要です。
②過還元・還元不足の場合
スペックが強すぎが強いもしくは放置しすぎ→過還元
スペックが弱すぎもしくは放置時間が短い→還元不足
となります
・過還元の場合
還元しすぎの場合はパサつきます。この場合はやり直しができません。再度行うとポーラスになる（ビビる）可能性もあります。
落ち着かせるためには、アフターコート、アイロンワークをしっかりしましょう。なお、髪の毛にねじれが入ってる場合は、1液でしっかり還元してもドライ後にかなりパサつきやすいです。
・還元不足の場合
髪の体力に応じて、薬剤のスペックを上げ、再度かけ直してください。
当日の時間がない場合は後日かけ直ししましょう。
（4）アイロンワークについて
中間水洗の後、アフターコートを全頭に塗布してからドライヤーで完全に乾かします。この後のアイロンワークも仕上がりを大きく左右しますので、しっかりとおこないましょう。
①アイロンの温度を教えて
180℃です。
②アイロンワークにかける時間はどのくらい？
全頭で30分〜1時間です。
③アイロンワークの時、根元には力を入れる？
毛量が多く毛髪が健康な根元は、テンションとプレス両方とも強めで問題ありません。
④アイロンワークの時、毛先に熱をしっかりと入れるとダメージになる？
熱が足りないとパサつきますので、ツヤを出すためには、手の動きを止めるくらいしっかりと熱を入れましょう。心配であれば、ドライの前のアフターコート塗布を多めに行ってください。
⑥アイロンワークで毛先に丸みをつけるコツを教えて
水抜きの時点(最初の熱入れ)から、ふわーーっと大きく丸めて入れてみてください。毛先だけくるんとさせても内巻きになりません。
パネルオンベースのまま、毛先にかけて大きくふわっと丸めるのがコツです。
具体的には、以下の動画の3:20あたりの説明を見てください。
5.オイルストレートとデジタルパーマ同時施術について
オイルストレートと、デジタルパーマは同じ1液を使うので、同時施術が可能です。オイルストレートの1液でデジタルパーマをかける場合は、機械メーカー指定の温度設定より低温に設定し、長い時間かけてしっかり熱を入れましょう。
50度 5〜7分
60度 5〜7分
45度 5〜7分程度です。
6.オイルパーマ（コールドパーマ）施術について
オイルストレートのリキッドタイプ「オイルパーマ」にて、コールドパーマが可能になりました。以下の動画をご覧ください。
なお、コールドパーマにオイルストレートリキッドを使う時は、オイルトリートメントやアフターコートでコーティングの必要はありません。
お客様のご要望に合わせて、さまざまな仕上がりを実現するオイルストレート、ぜひいろいろチャレンジしてみてくださいね。
※オイルストレートは、スタイリストさんの技術が高まる分、お客様のご要望に応える幅が広がります。
公式Instagramで多数の事例を紹介しているのでぜひご覧ください。
なお、NAJEYでは、オイルストレートでの実績と技術が素晴らしいサロン様を毎年「認定サロン」として選出し、優先的にお客様にご紹介しています。
NAJEYオイルストレートリンク集
https://oil-straight.i10.bcart.jp/
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