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定期購読マガジン『300円雑記』を廃刊とします
お知らせです。
一年半に渡り地道に続けておりました定期購読マガジン『300円雑記【水のような言葉】』を今月末で廃刊することに致しました。
このnoteに書く私の文章、それを無料で続けていて良いのかと云う素朴な自問から始めた試みでしたが、この度サークルというサービスができた事により吹っ切れました。
ここは無料で楽しんで読んでくれたらいい。ここで生まれたコミュニティに価値を見出してくれたら良いと
読まれるエッセイは描写から始まる
一回でもいい。読まれるエッセイに到達した人間なら誰でも気付くことなんだけど、思うがままにただ文章を書いてもいわゆる人から読まれる作品にはならない。
残酷だが事実である。エッセイとは書き方の形式が自由なだけなのだ。訓練を経てない人間が好き勝手書いても決して読まれる作品になることはない。自由に書くには書くためのルールがある。これはほとんど不文律のようなものなんだけど確かにそこにある。
そんなエッセイ
呑みながら解説します【おままごとキッチン】
親戚からの頼まれ事で、幼児用のおままごとキッチンを作ったんだけど、
思ったよりも反響が大きかったので呑みながら今夜は解説したいと思います。
今夜は呑みながら書きましたのイベント日である。この日は誤字っても何をしてもよいので気が楽。アルコール度数25%の麦焼酎を呑みながら書く。まだ一杯目だから余裕。
さぞかし綿密な図面があると思われたみたいなんですけど、呑みながらnoteを書くような人間がそこ
少しのことなんだけど【エッセイ】
冬場になるといつも思う。
とにかく洗濯物が乾きにくい。夕方に乾ききらない洗濯物を取り込んだ後、暖房の効いた部屋でトドメとばかりに部屋干しを実施する。
部屋干しはダサくて嫌いだが、乾燥気味の部屋に適度な潤いがうまれるこの一点に関しては微かな恩恵を感じる。
でもやっぱりダサい。
プラスチックのハンガーとか青い針金のハンガーが部屋に掛かってるのは最悪だ。嫌すぎて2年くらい前からちょっとずつステン
蛇口から滴る水をとめたい
ポタッ、、ポタッ、、
半年くらい前から水の滴る音が気になっていた。洗面所から聴こえてくるその音は蛇口から滴る水の音。
そろそろパッキンか何かの寿命なのかもしれない。水道屋さんを呼ぼうかと冷蔵庫に貼り付いてあるマグネットシートを見にキッチンへと向かおうかと思ったが、やっぱりやめたと踵を返した。混合水栓の内部構造はよく分かんないんだけど、自分で直そうと思ったからだ。
ネットの情報をたどるとどうや
「関西の人って何に反応するの?」って訊かれた。
情報発信について、池松潤さんと話をしてたんだけど、「結局関西の人って何に対して好意的に反応するの?」って尋ねられた。
何にと言われても私も困るけど、関西以外の人からすると本当に何だかよくわからない様なので、ちょっと考えをまとめるためにもnoteを書いてみることになった。
ひとしきり考えたのち、私は「関西の人は、キャラ立ちしているものが好きなのだ」という仮定に思い至った。
キャラ立ち。これは難
途轍もなく大きくて美しいものが動いている【エッセイ】
最近は早寝早起きの生活だ。別に健康に気を遣っているわけではない。もっぱら4時頃に南の夜空を眺めるためだ。
この時期、夜明け前の星空はとても綺麗だ。空気が澄んでいるのもあるだろう。その時間帯にはもう南の空に高くオリオン座が昇っている。その足元には兎座もハッキリと見える。そして何よりそのオリオン座を追いかけるように小犬座のプロキオンと大犬座のシリウスが南東の空からグググッと上がってくるのだ。とにかく
空にヒシャクを【日記】
私は、、
家の敷地内にそびえ立つ電柱を眺めていた。
正確には電柱に設置された外灯をだ。夜、明るく照らしてくれる外灯は生活には便利だ。設置される前は帰宅時に玄関扉の鍵穴を探すことさえ苦労するくらい暗かったので、たいへん助かってはいるが、、
眩しいのだ。
スターウォッチングするにはその明るさがアダになっている。星空を眺めるのが最近の私の楽しみなのに自宅の庭が明るいという煩わしさを私はおぼえてい
三角関数でθ角を計算していたら妻に笑われた【エッセイ】
私は木工が趣味だ。
先週末も机を作ったりして遊んでいた。
こういうのはやりだすと止まらなくなる。ノッてくるとどうせならこれを機会にあれもこれもついでにやってしまおうとなってくるものなのである。
これは人の性(さが)だ。
そして前々から気になっていたのだが、以前diyで作ったダイニングテーブルの足もとのグラつきと軋み音がこの日も無性に気になりだしたのだ。『これはもう作業ついでに補強を入れちゃ
レレレのおじさん【エッセイ】
さて、、「おでかけですか?レレレのレ」というフレーズを聞いてすぐにホウキを持ったおじさんのビジョンとあの独特の節回しが脳内再生される人ってどれぐらいいるんだろうな。ふと思った。
ちなみにそのホウキを持ったおじさんをレレレのおじさんという。本当の意味で分かるのはきっと40歳前後から上の世代。
あれは天才バカボンって漫画に出てくるキャラの一人なんだけど、いつも路上でホウキでゴミを掃いているおじさん
天井が消えてお空になったみたい【エッセイ】
我が家に『HOMESTAR Classic』がやって来た。何のことかと思われるかもしれないがこれは簡単に説明すると家庭用のプラネタリウムがウチにやって来たよということだ。
これを使って天井に星空を投影すると、、「なんとお布団に寝そべりながら簡易プラネタリウムを体験できる」のである。上手くゆくとお部屋も暗いので子どもがすんなり寝てくれるかも。そんな想いを馳せながらこっそりと通販で購入した。こっそり
指先にキズテープ【エッセイ】
パリン、、
今朝の話なんだけどマグカップの割れた破片で妻の指先が薄っすら切れた。急いで傷口を水でゆすぐ妻の姿を見て、私はキズテープを探しに行った。
キズテープ、キズテープ、指先に巻けるくらいの小さめの絆創膏、どこにあったかな。
ようやくキズテープを見つけた私はキッチンへ駆け寄り、妻の指先に小さな絆創膏を巻きつけるように貼り付けた。
なんだろうこの感じは?
そこで分かったことは、なんだか妙