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とにかく『家事アシスト』というスキルを磨け

少しのアシストで家事は圧倒的に楽になる。私は妻が気持ちよく家事ができるようにとありとあらゆる小さなアシストを行なう。小人のように働くのだ。するととても平和に暮らせる。

家事アシストとは、これ見よがしに家事を手伝うのとは少し違う。説明しよう。たとえば風呂上がりには必ず浴室の窓を開けること。何も分からない人はここから始めれば良い。夏場なら一時間もあれば湿気が解消される。するとカビないのだ。七年経つが我が家の浴室は未だにカビ知らずである。こういうのが全ての家事を軽減させるのである。

最近、暑いよね。エアコンは24時間稼働は当たり前、でも寝る時は涼しくても明け方は寒くなっちゃうことがある。だから皆が寝静まる頃にやることがある。こっそり設定温度を少し上げてあげるのだ。全ては環境づくりが大切だ。その心が家事アシストにつながる。

ちなみに久しぶりにエアコンをつけるとカビ臭い時があるよね。そういう時は窓全開でニ時間くらい稼働させ続ければ良い。それで臭いは無くなる。本当だ。

夜が明ける前に不意に目が覚めたら何をする?やることが無いならまずは洗濯機を回そう。二度寝をするのはその後だ。次に目覚める頃には待ち時間なしで干す作業に移ることができるだろう。ストレスが軽減される。

目覚まし時計が鳴って誰も起きなかったらどうする?そんな時は今が何曜日なのかをぼんやりした頭で考えるのがいい。燃えるゴミの日であれば即座に動かなければならない。各部屋のゴミを一箇所に集め、ゴミステーションまでダッシュだ。そして庭の植物に水をやってから帰れば良い。その頃には妻も目覚めて洗濯物を干し始めているであろう。『起きろ』と言って起こすのではない。一日が動き始めた気配で起こすのである。そして一緒に洗濯物を干しながら朝の会話をしよう。

妻が朝食を作り始めたら、その横でコーヒーでも淹れていれば良いだろう。料理自体はそれほど手伝わなくても大丈夫だ。ただ使用済みのフライパンなどを見掛けたら横で洗ってあげればいい。とにかく妻の調理のペースを乱してはいけない。このルールを守ろう。

時に『今日の晩ごはんのメニューは何がいい?焼き魚か、唐揚げができるんだけど、、』などと問い掛けられることがあるが、これに関してはどちらかハッキリと答えることが重要だ。

決して「どちらでもいい」などと答えてはいけない。焼き魚なら焼き魚、唐揚げなら唐揚げと答えなければならない。

全くといっていいほどこちらの意見は反映されないことが多いがこれにはキチンとした理由がある。女は自分の気持ちを確認する為にこちらに質問を投げかけているのである。こちらが唐揚げと答えることによって、『やっぱり私の気持ちは焼き魚だわ』と意を決するのである。

毎日の料理を考えること。この苦行に対して妻の決心を促してあげること、これも夫の役目であり、立派な家事アシストなのである。

たとえば馬鹿みたいに高い食材を買ってきて、『美味いだろ!』としたり顔で料理を作ること。こういうのは家事を手伝ったことにはならない。ただ家計を圧迫させているだけなのである。

男は家事に関してはポンコツが多いのだ。適当に素早くチャチャチャとこなしてゆく器用さがない。残念なことだ。

それに対して女性は男性が考えるよりもずっと賢く細やかに働く。だから家事に関して私は徹底的にフォロー・アシストにまわることにしたのだ。

そういったことを一つ一つ考え抜くこと。それだけが家庭の平和につながる。家事アシスト、是非みんなにも挑戦してみてほしい。


#とは #エッセイ

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