一つ新しい香りが加わった【エッセイ】
ホームベーカリーが我が家に来てからというもの、ことあるごとに妻がせっせとパン作りに励んでいる。頻度的には三日に一度は焼いているような気がする。
おかげさまで できあいのパンを焼き直すのとはまた違う別の世界が我が家に増えたように思う。
朝、部屋いっぱいにパンの甘い香りがひろがる
そう、スーパーで買うパンをトースターで焼くのとは全く別の世界がやってきたのだ。数時間寝かせたパン生地は不思議な力を秘めている。パン生地がホームベーカリー内で焼き上がる時、そこには鼻の奥を優しく撫でられるかのような甘くてくすぐったい香りが生まれる。これは今までの生活には無かった香りである。
朝、甘い香りで目が覚める。
それはもうそれだけで幸せの形を完成させているようなものなのだ。アロマとかも素晴らしいものだけど暮らしの香りもいいものだとあらためて思った。
甘い香りだけどお芋を焼いてる時の香りともちょっと違うんだよね。
ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んでくれたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことだなー