「 #選外の東方アレンジもすごい2022 」に至るまでの話・補足

この記事は先日投稿した内容について補足的に書き殴る回です。
思ったよりビュー数が伸びて驚きました。ありがとうございます。


落ち込んで、立ち直って

2022年12月16日、「この東方アレンジがすごい2022」本放送に先駆けて24/7 Streamの配信が開始されました。
多くのアレンジャーにとっては歓喜と落胆の瞬間と言えるでしょう。
ノミネートされたアレンジャーにとってはついにこの時が来たかと。
されなかったアレンジャーにとってはやはり駄目だったかと。

東方ステーション様からの連絡の有無でノミネートの有無も事前に察せられたこととはいえ、これで完全に確定したのです。
僕も落胆の側でした。

昨年に続き、今年も「この東方アレンジがすごい」へのノミネートは叶いませんでした。
これだけを目標に曲を作っていた訳ではないとはいえ、自分の作品には意識を向ける価値すら無いのだと突きつけられたような錯覚すら覚えました。
(そのことについては先の記事ではっきりと否定させてもらいました)

ただ、今年は速攻で頭の使い方を、考え方を切り替えると決めていました。

こちらの記事で述べたように、空騒中継点は恐らく今年も受賞の類はしないであろうと予想していました。
なので、ややネガティブではありますが、何の賞も得られなかった自分だからこそできることは無いかと思考を切り替えるのに時間はかかりませんでした。


一人で可能なことの限界

そして考えたのが「#選外の東方アレンジもすごい2022」です。
選ばれなくても関係ない、おれの東方アレンジが最高だと胸を張るための再起と宣伝のタグと共に、もう一暴れしてみようと画策しました。
しかし問題がひとつ。

そもそも知名度の低い自分が呼び掛けをして乗ってくれる人がいるのか?
「なんか選ばれもしない知らん奴がよく分からんこと喚いてる」みたいに思われるのでは?
恐らく突然ただツイッターでタグを使って自分の作品を宣伝しても、そうなっていた可能性は高かったと思います。

一人で細々と負け惜しみのようなタグで負け惜しみのような宣伝を続ける。
これだけでは「この東方アレンジがすごい」をちょっと嫌な気持ちになって終えるだけになっていたでしょう。

さて、どうするか。
もう少しだけ考え方を変えました。


己の心を分析する

元々が「注目度が低いサークルも取り上げてより広く東方アレンジの世界を知ってもらう機会を作ろう」という理念で立ち上がったという「この東方アレンジがすごい」企画です。
中小サークルに差し伸べられる救いの手とも思える企画ですが、そこからすら取り零されたサークルの感情がどこへ向かうのかをシミュレートしました。
当事者ですから。

曲がノミネートされた人や、そもそもいち視聴者として楽しんでいる人にとってはドキドキワクワクのお祭りです。
「自分の曲は受賞できるかな?」「推し曲が紹介されるかな?」
楽しみな要素が盛り沢山です。

正直に言います。
僕のような承認欲求が極端に強いタイプの人間にとっては、惨めな気分が少なからず付き纏います。
この企画を主催する人たち。楽しみに視聴する人たち。
彼らの目からは自分の曲は認識すらされていない。

正確にはユーザーアワードなどで投票してくれた人もいる。
ちゃんと見てくれている人はいる。
それでも、企画の対象に選ばれなかったという事実は想像以上のダメージを受けます。
周りが見えなくなってしまうぐらいに。

自分のそんな嫉妬心に塗れた情けない、醜い心根を直視するのはしんどいものです。
それでもきっちりその精神を見定めて分析する。

その結果、ツイッターでは収まらない文章を書くことになりました。


オールライトを伝えよう

もしも僕と同じような気持ちの人が一人でもいるのなら。
そんな僕らが必要としているものは、確信と発信でした。

あなたの曲は絶対にすごい東方アレンジなんだという「確信」
あなたのすごい東方アレンジに目を向けさせる方法があるんだという「発信」

しかし。
ただ「あなたの東方アレンジはすごい」と知らない人に肯定されるだけでは「自分の東方アレンジはすごいんだ」と確信を持てない
ただツイッターで知らない人が知らないタグを使って宣伝していても広く遠くは発信できない

両方同時に、僕と同じような人たちに打算抜きで真摯に訴えかけることこそが、今一番必要なのではないか。
それを精一杯文章に込めたのが「この東方アレンジがすごい2022」に選ばれなかった君たちへという記事でした。

あなたの東方アレンジはすごいアレンジだ。それをおれは確信している。
そしておれもおれの東方アレンジがすごいと確信している。だからそれをおれは発信する。

あなたもあなたのすごい東方アレンジを思い切り発信して良いんだ。
機会と手段ならおれが用意した。

ちょっと傲慢かなとも考えましたが、相手はいわば僕の心自身です。
生易しい肯定生半可な勧誘の言葉なんて響きはしないでしょう。
ここはちょっと強気に書かせていただきました。


勝者

結果、件のnoteは想像以上の反響をいただき、「#選外の東方アレンジもすごい2022」タグも多くの方に使用していただくことができました。
しかし、これは運の絡んだ賭けにたまたま勝てたようなもの。
僕一人が騒いでいるだけであっという間にタイムラインを流れ去って行くだけの可能性もありました。

今回の企画で「勝者」を挙げるなら、僕のnoteに共感してこの企画を拡散し、タグを利用して作品を宣伝してくれているあなた達です。
「この東方アレンジがすごい」に選ばれなかった、それでも勝者になったあなた達が惨めであろう筈がない。

アイシールド21という漫画でも引用されていた、「ダレル・ロイヤルの手紙」に記されていた言葉があります。

フィールドでプレーしたことのある者ならば、
誰でも屈辱を味わったことがあるはずだ。
負けたことのない選手など、
いまだかつて存在したことはない。

だが、一流の選手は、
自分のそれまでの努力に報いようと、
全てを尽くして
すみやかに立ち上がろうと努める。

並の選手は、立ち上がるのが少しばかり遅い。

そして、敗者はいつまでも
フィールドに横たわったままである。

打ち負かされること自体は、
何も恥ずべきことではない。

打ち負かされたまま、
立ち上がろうとせずにいることが
恥ずべきことなのである。

ダレル・ロイヤルの手紙より一部抜粋

我々は、「この東方アレンジがすごい」選外という敗北・屈辱を味わいました。
それでも今、すぐさま「選外だろうが自分のアレンジはすごい」「選外だろうが自分の推しのアレンジはすごい」と立ち上がりました。

有名な格言に「一流」と評されるような行動を自分が取っていたという事実、自信が湧いてきませんか?

少なくとも、僕自身は自己暗示でもかかったのか、noteを書き上げてからは選外と分かったときの悔しい・悲しいといった気持ちは一掃されました。
むしろ「この東方アレンジがすごい」本放送を楽しみながら「やるぜやるぜ終わったらやってやるぜ」と別のワクワクも芽生えていたのでした。


おわりに

嫉妬とか惨めさとか自分の恥ずかしい所まで見せることになってしまうのでちょっと書くのを躊躇いましたが、大型企画にタダ乗りさせて貰ってる時点で恥ずかしがってる意味無いなと改めてnoteを書かせていただきました。

もしこの記事や前の記事を読んで「今からでも乗ってやんよ!」って方は是非「#選外の東方アレンジもすごい2022」タグで自分の曲・自分の推し曲をアピールしていただけると幸いです。

「#選外の東方アレンジもすごい2022」は参加者が増えれば増えるほどアレンジャー全員が強くなれる企画です。
「おれ達の東方アレンジはすごい!」という声が多くなれば多くなるほど、その言葉は厚みと力を増し、それが我々の自信をも高めてくれます。
そうして確固たる自信を得られたなら、また次のアレンジに臨みましょう!


おまけ ータグ活用方法ー

「#選外の東方アレンジもすごい2022」タグを使って宣伝を行う際に効果がありそうなことを二点紹介させていただきます。
既に理解して上手く立ち回ってる方もいます。
折角だから効果的に宣伝しましょう!

公式タグと併用する

次第に利用者が増えている「#選外の東方アレンジもすごい2022」タグですが、公式の「#この東方アレンジがすごい2022」タグも同時に使用することで、公式タグを辿る層がこちらにリーチしやすくなります。

両方のタグを使って宣伝する

もちろん公式への感謝や労いの気持ちは忘れずに。

繰り返し「新規で」投稿する

ツイッターは常に流動しているSNSです。
一度宣伝しただけではタイムラインに流され、本来手が届いたであろう層が見逃してしまう事態が起こりやすいのです。
そこで繰り返し新規で宣伝を投稿することが肝要になります。

自己RT引用RTリプライなどでも宣伝を再掲載することは可能ですが、特にタグを利用した宣伝の場合、これらは効果が薄くなってしまいます。

タグ宣伝の場合、閲覧者はタグ検索により該当のツイートを辿ります。
この場合、よほどバズるなどしておすすめに表示されない限り、閲覧者が確認できるのは新規に投稿された順です。

そう、引用RTリプライでは、引用・リプライ文にタグを掲載しないと検索上部に表示されないのです。
そして引用RT、リプライは曲に辿り着くまでにワンクッション増えるので、それだけでも閲覧者のクリック・タップ率が下がってしまいます。
自己RTはそもそも文を追加できないのでタグ掲載投稿自体ができません。

一日一回程度で良いので、定期的に新規で宣伝を投稿して、検索欄の上部に居座り続けましょう。

折角の機会、最大限楽しみ尽くしましょう!

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