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織田信長と毛利元就のビジョンの違い

「うちの会社でも、この事業でもブランディングって出来ますか?」
という質問を受けることがあります。
答えは「出来ます!」です。はい!
複数人の従業員がいる企業や事業、または数十人まで従業員を増やしていきたいのであれば
どんな企業や事業でもブランディングは出来ますし、必要です。

「ブランディング」というと、仰々しいイメージを持つかもしれません。
しかし、インナーブランディングもブランディングの中の一部です。

インナーブランディングは、大きな予算を投資しなくても出来ます。

インナーブランディングの第一歩は、理念をコトバ化することです。
最近は、ビジョン、ミッション、バリューを軸に考える企業が増えてきています。


ビジョンを高く掲げる意義

ヒトは、イメージしたことしか実現できません。
目的地を定めないと目的地に辿り着くことはないのです。


毛利元就は幼少の頃、家臣から「現実的なのは中国地方統一」だと言われたそうです。
織田信長は、愛知県の一部と岐阜県の一部を治めた段階で「天下統一」を宣言しました。

その頃の織田信長の印象は「最近、織田くんが頑張ってるらしいよ」ぐらいだと思います。

当時の戦力や治めていた場所で言えば、毛利元就の方が天下には近かった存在。
四方を敵に囲まれた状態だった「織田信長の天下統一が現実的」だとは誰も思わなかったはずです。
しかし織田信長は、高いビジョンを掲げたことで、それまでの常識を覆していきました。
圧倒的なスピードで天下統一に向けて邁進していったのです。

常識を覆したのは織田信長だけでなく、豊臣秀吉をはじめとした家臣たちにも言えます。
なぜ家臣たちも常識を覆していけたのか。
それは、その高いビジョンを達成するために知恵を絞った結果なのだと思います。


織田信長にインナーブランディングの考え方があれば、
明智光秀の謀反もなく天下統一を果たしたかもしれません。。。

という個人的な想いはさておき。

高すぎるビジョンは周囲から笑われるリスクもあります。
しかし、ビジョンに制限があると莫大な損失を生みます。
ビジョンには、現実的かどうかは大切ではないのです。

織田信長も天下統一というビジョンは達成していません。
しかし、ビジョンを達成するために行ったことで新たな価値観や発明が無数に生まれました。

それは、織田信長だけが生みだしたものではないのです。


理念の浸透と結果がついてきた後のこと

信長も光秀にビジョンを共感させ、同じ方向を向かせられていれば。。。
と、ついつい考えてしまいますが、
要は企業理念を策定しても、従業員に浸透していなければ意味がありません。
間違った理念を策定していない限り、浸透した後には結果がついてくると思います。

結果がついてきたら、次の施策をすれば良いのではないかと思います。
インナーだけでなくアウター(世の中へ向けた)ブランディングを行うのも良いでしょう。

施策 → 結果 → 更なる施策 → 更なる更なる施策 → 結果

これを繰り返していくうちに、ブランディングが達成されます。
貴社のブランドが確立していく訳です。

ブランドが確立すれば、売上アップも見込めますし
優秀な人が自然と集まってくるようになる好循環も生まれます。


まとめ

・インナーブランディングは、大きな予算を投資しなくても出来る。
・ビジョンに制限があると莫大な損失を生む。
・理念が浸透し、従業員が同じ方向に向かっていれば、結果がついてくる。
・インナーブランディングを繰り返す内にブランドが確立し、好循環が生まれる。

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