見出し画像

カリフォルニア州運転免許証 取得への道

注) 以下の情報は全て私個人の経験(2018/6-9)に基づいております。場所や人によって対応が違ったり、時間の経過とともにルールが変わることも十分にありますので、参考程度に留めてください。
ちなみに、私は筆記試験をEl Cerrito, 運転試験をWalnut CreekのDMVで受けております。

カリフォルニア州における運転免許証は、カリフォルニア各地にあるDMVという施設で取得できます。
免許を取得するまでに筆記と運転の二つの試験を受ける必要があり、いずれにも合格することで免許が手に入ります。
最初の受付から免許が手元に届くまで最短で2ヶ月かかります。その間に米国外に出てしまうとI-94が更新されてしまい手続きが止まるため、免許取得中は米国外に行かないようにしたほうがいいと思います。(そうでなくとも手続きが止まることは良くあることですが・・・)
一度免許を取得しておけば全米で有効、5年ごとの免許更新もネット上からできるので(住所に変更がない等の条件あり)、3ヶ月以上滞在される方はぜひこの機会に取得してしまいましょう。

注意:短期旅行でない人が国際免許で運転できるかは長年グレーだとされてきましたが、カリフォルニア州において国際免許が有効なのは渡米後10日だけで、それ以降運転するためには州免許が必要になります。国際免許だけで運転していると、そのうち無免許で捕まる可能性があるので、気をつけましょう。(免許取得に2ヶ月かかることに矛盾するようですが・・・)

第一段階:筆記試験
試験を受けるには、DMVのHPから事前に予約していくか、予約なしの当日受付に並ぶ必要があります。(場所によっては当日受付がないところもある)
予約して行くと並ぶ時間は短くてすみますが、予約が1ヶ月以上先からしか取れない(予約枠が埋まっている)ため、時間に余裕のある人向けです。上記HPより、

1. Office Visit Appointmentをクリック
2. 試験場所 / 1 item / Apply for, replace, or renew a REAL ID / 個人情報を入力
3. 日時の選択

で予約完了となります。
予約なしの場合は当日受付してくれるのですが、連日かなりの人が並ぶため、開店の0.5-1時間前までに行くことをお勧めします。
遅くに行ってしまうと、16:30で試験の受付が終了するため、長時間並んだ挙句に続きはまた明日となることがあります。
この段階における必要書類は以下の通りです(J1 VISAの場合)。VISAによって必要となる書類が異なることがあるため、要チェックです。

・SSN
・住所を証明できる手紙
・$35
・パスポート
・I–94

テストを受けるまでの流れは以下の通りです。
筆記試験まで受かると、仮免許を発行してもらってその日は終了となります。

1. 受付で各種書類を提出
2. PC端末を使った個人情報の入力
3. 視力検査 / 費用の支払い
4. 写真撮影
5. PC端末での筆記試験*
*試験は日本語を選択して受けることができます。ネット上に試験の過去問が出回っていますが、紙ではなくPC端末による試験になった影響か、内容が全然違ってました。過去問ではなく無料で配られている教本を勉強した方が良さそうです。

第二段階:運転試験
運転試験を受けるには、DMVのHPからの予約が必要です。
Behind-the-Wheel Drive Testを選択して、日時と場所を選んで予約しましょう。予約が1ヶ月以上先しか取れないのは第一段階と一緒ですが、こちらは予約が必須のため注意してください。(0時過ぎにHPにアクセスすると、稀に空いている枠が見つかるそうなので、お急ぎの方はチェックしてみてください)
この段階における必要書類等は以下の通りです。

・筆記試験で発行してもらった仮免許
・車
・車の登録証 (DMV Registration Card)
・車の保険カード (Insurance Card)
・カルフォルニア州の運転免許証を持つ同乗者

車と同乗者を自分で用意しろというのが鬼門で、アメリカにおける友達力が問われます。
私にも車を貸してくれて一緒に来てくれるナイスな友達がいればよかったのですが、残念ながら世の中そんなに甘くなく、私の場合は自分で用意することになりました。

1回目の試験は時間に余裕がなかったため、車と人どちらも借りれるサービスを使いました。費用は$160程度とレンタカーに比べて高くなるのですが、家の前まで迎えに来てくれて、仮免許以外に必要なもの全てを用意してくれているのはとても助かります。(さらにテスト前に1時間から30分ほど運転練習をみてくれます)
実技テストはWalnut Creekが簡単だよという話を聞いて選んだのですが、見事に落とされてしまいました。日本だと信じられないのですが、速度が遅すぎるため一発アウトとのことでした。

2回目の試験もWalnut Creekで受け、今回はenterpriseのレンタカーが使えるという情報を掴んだため、トライしてみました。費用は半日借りて$80程度でした。レンタカーを借りるときに、窓口で免許取得に使いたい旨伝えたところ、保険と一筆したためた書類を用意してくれました。本来は車の登録証が必要なのですが、DMV受付で車両の確認が取れればオッケーとのこと。(かなり不安だったのですが、実際これでいけました)
試験中、縦列駐車を必ずさせると聞いていたのですが、最後までとうとうやらず、また落ちたかと落胆していたらパスしてました。試験官に聞いてみたところ、最後にDMVの駐車場内に停めたからOKだと。縦列駐車をしなくても良いという意味では、Walnut Creekは楽かもしれません。

どうしても試験に通らないor運転に自信がない人は、少し遠いですがPittsburgのDMVで受けると良いらしいです。田舎すぎて、まっすぐ走ってるだけで合格できると聞きました。

下記リンク先では、ドライビングテストの手順や注意事項、得点表についての説明がなされています。とても参考になるので、テスト前に見ておきましょう。

下記サイトでは、日本語で実技試験の解説がされています。こちらも見ておきましょう。実際の得点表も掲載されています。クリティカルエラーなし、減点15点以内で試験合格となります。

DMVからは一週間ほどで免許が自宅に届くと言われたのですが、私の場合は3週間しても届きませんでした。焦ってはいけません、想定の範囲内です。
次なる手として、DMVに突撃したり、電話したりといったことが考えられますが、有効打ではないことは先行研究でわかっていたため、以下の記事を参考に今回はfacebookで攻めてみました。

私の場合、facebookに書き込んだ当日中に返信があり、ここからメールベースでのやり取りが始まりました。最初は電話するから電話番号を教えて欲しいと言われたのですが、英語ができないからメールでいいかと嘯いたところ、VISA,DS2019のPDFをメールで送って欲しいと言われました。
調査の結果、DS2019の有効期限が60日を下回っているため、このままでは免許を発行できないとのこと。
ESTAで取れないかとか、ドライビングテストの日程から数えてみたりとか足掻いてみたのですが、今回ばかりはどうにもなりそうもなく、試合終了しました。良い子の皆さんは、ビザの有効期限には余裕を持ってテストを受けに行きましょう・・・
〜完〜

そんな奇特な方はいないとは思いますが、もしサポートいただけるなら泣いて喜びます。