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今期最後の出猟!そして、ついに獲物を、、!!2024年3月10日の出猟記【週末狩猟】

この日曜日は、なかのにとって今期最後の出猟日でした!
※猟期は2月15日までですが、私の地域はシカ・イノシシは3月15日まで可能です。

毎週末の日曜日の狩猟もこれで最終日!!
果たしてなかのは巻狩りで初の獲物をゲットすることができたのでしょうか、、、!!
よろしければご笑覧ください。


○結論

何と!!

ついに!!



獲物を獲得しました(鹿・オス)!!!


いやーーー長かった。
やっと巻狩りで獲物を得ることができました!!

狩猟免許を取得してから何年立つのだ、、
※ペーパー猟師歴4年!!
(2018年に1度目の銃所持許可を取得) 
※昨猟期から今のグループに参加しています。


少しグロかったので、記念撮影したものを絵にしてみました。


○本日の結果

この日の猟果は、
鹿2頭 
猪1頭(巨大な牡16.5貫!!)



・1ラウンド目

この日は、15日までの猟期の内、最後の日曜日ということもあり、9人と犬3頭での出猟でした。
いつものように集合場所から皆で猟場に向かい、ベテラン猟師さんから待ち配りを受けます!

1ラウンド目の待場
3月も半ばなのに極寒、、

いつものように勢子が犬を入れ、その動きをGPSを確認、無線でやり取りをしながら進めていきます。

初心者の私には、獲物が来てもここしか通らない、というところに配置していただきました 笑

川が流れており、獲物が渡るとすれば、
赤いライン上しか通れない。


ひたすら待つ、待つ、待つ。。寒い。


この日も寒くて寒くて、脳に酸素を回すためのあくびがとまりませんでした、、汗


およそ2時間ほど待ちましたが、獲物がいる気配はあれど、狙いの猪は出ず、、
次の待場に移動ということに。

・2ラウンド目


2ラウンド目、運転が苦手なわたしには、車停めにも行けず、、
他の方の軽トラに便乗し待場まで向かいます、、
猟師には運転技術も欠かせません、、、

激狭な道(赤線方向)をバックで登って上で駐車。
私にはまだ無理、、




車停めから山に入り、(この待ちには3人で入山)一番高い所に行く人の到着に合わせて勢子が犬を入れます。

犬を入れて数分、、、

バーンッ!!


発砲音が!!

無線:「ながっぽです。とめました。」
※ながっぽとは鹿のこと。シカ、シシだと間違いやすいのでそのように表現するとのことです。
   「まだそっちにも行くかもしれません。」

無線:「そしたらなかのの方に行くかもしれんな、気をつけときよ。」
↑この時点で、数十メートル目の前に鹿が!!!目が合っていまs、、、

目があった!!!




なかの:うぉーーー!!
(みたいな顔!いや早すぎるだろ!!)

5秒もしないうちに!!
先程の無線の猟師さんよりここは500m以上は離れていたはず、、、

鹿2頭オスとメス:
(向こうも、多分)えーーっ!!
(人間おるやん!!みたいな顔!)

構えたが!!
間に合わず、、、

くるっと回転し、猛スピードで待ちとは逆方向に走り抜けていきました。

なかの:「鹿2頭が○○方面に走っていきました。」
と報告。



うぉーーーーー。チャンスを逃したよ。


いや、でも後ろ側だったし、ちょっと遠かったしなあ、、と言い訳を考えつつ、自らの反応と構えるスピードの遅さに後悔していたのもつかの間、、、

ガサガサ、、、

目があった!!!!!(2回目)



なかの:うぉーーー!!
(えーー!また!!)


鹿・オス:
(向こうも、多分)えーーっ!!
(人間おるやん!!みたいな顔!・2回目)


目の前に立派な角を持ったシカが現れた!!



鹿がピタっと止まった。
真正面、、


構えて、発砲!!

バーーーンッ!!(外す)


驚いた鹿は逃げる!

横向きに走る!そのままもう一度

バーーーンッ!!(おそらく当たった!)


が、そのままオス鹿は走り去ってしまった、

なかの:「オス鹿です。多分当たりました。」
と報告したと思った次の瞬間、

バーーーンッ!!

無線:「何が当たったや。走ってきたわ。」

と、、

あれ、、、??
確かに2発目の発砲で鹿が逃げていく時に血が見えていたはず、、、

鹿の逃げた方向へ向かうと、、

なかの:「血が落ちています!!」
=当たってはいる!はず、、、

岩に血と毛が付着しています。


先程の銃声でクリティカルヒット、角が木に引っかかっていると無線を受け、鹿の走った方に向かい、先輩猟師さんと血抜きをしていたところ、、、

勢子:「出たぞ!(猪)」


ワンワンッ!ワンワンッ!と、
犬の鳴き声の大合唱が!!!

おそらく、私が鹿を追って動かずにいたら、猪はなかのの前に現れていたことが予想されます。。
というくらいの至近距離を、猪を追った犬が駆け抜けていきました!!

その数分後、、 
別の待ち場にいた猟師より、
 
無線:「とれました!10貫くらいのメスです。」
※1貫=3.75kg

おーーー!!
私と目の前の先輩猟師さんが喜ぶ。

また、数分後、
無線:「メスではなくオスでした。15貫以上あります、、、。」

え、、、少しがっかりした雰囲気に。。汗

やはり肩の鎧がガチガチの大物のオスよりも、脂ののったメスの大物が喜ばれます、、、

今日の猟はここで終了し、それぞれの獲物3頭を獲れた場所から下して、無線でやり取りしながら集合場所に向かい、血抜きと内臓を取り出します。


猪の内臓を出して川につけて冷ますこと30分(右側)。見えない、、
左側のビニール袋には心臓と肝臓を袋入れて冷やしている様子。

このあと、いつも解体作業などでお世話になっている場所に戻り、
記念撮影、笑
解体作業、 
皮剥き〜部位ごとにわけるまで、

参加した皆で均等に肉を分けました!

16.5貫の猪と握手するなかの。

皮がほしい私は1人黙々と下処理(血を洗い流して塩を表裏に入れます)をしました!

皮を下処理している様子

この日は2頭の鹿を下処理し、
16.5貫の猪は、仕留めた猟師が記念に毛皮にするとのことで 笑、私は翌日革屋さんに2頭を持ち込みました!!

○おわりに

・学び

・複数回発砲すれば、当たることもある
→今回は2回発砲できたので当たった!!

・角のあるオス鹿はワイヤーではなく、角を持って山から下ろす
→木や岩などに引っかかるので、角を持つほうが運びやすい

・猪の走りなどを見たとき、その足元の倒木の苔の削れや汚れを見つけて走りを確定させる
→脚の短い猪など、倒木に生えているコケを削って抜けていることもある。それを見逃さない。

今回、先輩猟師さんたちにはついになかのが獲物をゲットしたということでとても喜んでくださいました!!!
皆様優しい方々ばかりで感謝しまくりです。

写真も撮っていただき、笑

冒頭の絵を再び、、


正確には一発当てて走り去られているので、半分になるのかも知れませんが、、

角が立派な4段角(4つに分かれている)だったので、角だけ記念に残しました。

殺虫剤をしっかりスプレーして、ビニールに入れて持ち帰りました。

ベランダに放置して白骨化を待ちたいと思います、、、


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