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続・シンプルな釉調合

小代焼中平窯の西川です(^^)

以前書いた記事が長らくほったらかしになっておりまして…
実は進展がありましたのでそのご紹介を。


私は土灰釉という透明系の緑が発色する釉薬の実験を行っておりました。


その釉薬が商品化まで進みましたのでご報告します。


土灰釉を施した小鉢
(光の関係で若干暗く見えるかもしれません)

小代焼らしさ、という点では若干の疑問が残りますが
純粋に器として見た時には清涼感があり、お料理を引き立ててくれるはずです(^^)

因みに私は土灰釉と呼んでいますが、唐津焼で言う所の『青唐津』と同系統の釉薬になると思います。


釉薬そのものはあと2回~3回本焼きをすれば、かなりの精度で焼くことが出来きそうです。

あとはこの釉薬に合う素地作りが今後の課題だな~と。

元々は「北大路魯山人氏のようなカッコいいい木葉皿が作りたい!」という想いから出発した釉薬ですので、今年中には土灰釉を施した木葉皿を完成させるつもりでおります。


カッコいい木葉皿が完成しましたら、改めてご紹介いたします(^^)


2024年4月29日(月) 西川智成

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