突然「シシャモについて何か書け」と言われたら何を書くか…。やってみた

19時から飲み会なのですが仕事も全部終わり、現在18時15分。18時35分に出れば間に合うな、という状況にあります。そこで久々にnoteを開けてみたら「ノートのヒント」ってのが右側にあり「見出し画像をつけよう」とあります。自分のPCで最初に出てきたのがシシャモの画像でした。

さて、これで何が書けるか。つーか、シシャモなんて1ヶ月に3回ぐらいしか思いを馳せねぇぞ、この野郎、なんて思いますが、この写真を選んでしまったのだから仕方がない。さて、この写真を見れば分かるのですが、上と下では形も色も違います。上が本物のシシャモで、下がカペリンですね。値段は5倍ぐらいはしますかね。

って、これ以上シシャモについて書くことがあるのかよ? と思ってしまうのですが、文章の修業をするにあたってはこのような無茶苦茶なテーマで即興のごとく10~20分で文章を書いてしまう必要も出てくる。東海林さだおさんなんて「白湯」で週刊誌2ページのコラムを書いてしまうわけですよ。

こうした時、シシャモに関して面白いエピソードでもあればスラスラと書けちゃうんですよね。たとえば、「昔、スーパーでシシャモを買ったら腹の中から卵じゃなくてシシャモが飲みこんだであろう砂金がザクザク出てきてさ、アレを取りだしてヤフオクで『シシャモの腹から出た金』として売ったら8500円の値がついたwww」なんてエピソードがあればいいけど、残念ながらそんな都合の良い話はない。

せいぜいオレが経験したシシャモにまつわるエピソードといえば、本物のシシャモとカペリンの違いを知らない若者と一緒にとある居酒屋に行った時のことがあったかな。普通の居酒屋の場合、シシャモを焼いたものは4~5匹入っていて400円~580円ぐらいですが、ここでは「本シシャモ」とあり、「780円」とある。

彼は「オレ、シシャモ好きなんっスけど、随分高いシシャモですね」と言い、オレは「まぁ、本物のシシャモだったらけっこう高いからしょうがないよね」と答えたのでした。しかし、彼は「つーか、単にシシャモでしょ、それに780円ってないでしょうよ! 普通1匹120円でしょ? それがなに、4匹だとしたら、1匹200円近くするってこの店、ぼったくりでしょwwwなんなんっすか、超ウケる!」と言う。

さすがにここまで騒いでいると店員もこれに気付く。そして注文を取りに来たのですが、彼は「これ、シシャモって10匹ぐらいあるんっスか? 超高いっすよね」と言いました。すると店員は静かにキレた。

「お客さん、何が『10匹』ですか。1匹です。何かご不満でも?」

オレは店員の言い分は分かる。正直、極上のシシャモであれば、たかが1匹であろうとも仕入れ値が500円ぐらいしてしまうことはあるということを。店員のキレっぷりに気付かない彼は「えっ? 1匹、そりゃ、ないっすよ」と続け、オレは「もう、いいから」と彼をなだめるも「高いっすね。この店…」と言いかけたところで「コラっ」と彼を止めた。

絶対に「この店、ぼったくりですね」と続けると思ったのだ。というわけで、その後の注文はオレがやることにし、それ以上店員を怒らせないように常に「あのぉ、ビール、もう一杯いただけませんでしょうかぁ……」やら「いやぁ、この玉子焼き、おいしいですね!」なんて妙に店員に気を遣うクソのような飲み会になったのでした。

というわけで、15分でここまで書いた。今日最初に頼むのは4匹450円のシシャモを名乗るカペリンとアサヒスーパードライの大瓶だな。当然店は渋谷の「やまがた」です。それでは皆さん、また「やまがた」で是非ワシと飲んでくださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?