本を書くにあたって、ほぼ決定の章立て+内容が見つかりましたので公開します


この前、noteで「本を一冊書くのは案外簡単です。日々気づいていたことのメモさえ取っていれば」という文章を書きました。これは2009年発売の『ウェブはバカと暇人のもの』を書くにあたっての箇条書きのメモ帳をだらしなく並べたものです。

これを受けて、編集者の柿内さんと話をした上で、章立てがほぼ決まり、さらには、そこに入れるネタもすべて決まった時のWordのファイルが出てきました。ホント、これがあれば本は案外簡単に書けます。作業としては

【1】元々のネタをドラッグして各章に振り分ける

【2】そこに登場したネタで、頭の中にある関連ネタも打ちこんでいく

【3】ちゃんとした流れになるよう、同一章内でドラッグ作業を続ける

です

結局『ウェブバカ』は以下のような章立てになりました

第1章 ネットのヘビーユーザーは、やっぱり「暇人」(品行方正で怒りっぽいネット住民 ネット界のセレブ「オナホ王子」 ほか)
第2章 現場で学んだ「ネットユーザーとのつきあい方」(もしもナンシー関がブログをやっていたら… 「堂本剛にお詫びしてください」 ほか)
第3章 ネットで流行るのは結局「テレビネタ」(テレビの時代は本当に終わったのか? ブログでもテレビネタは大人気 ほか)
第4章 企業はネットに期待しすぎるな(企業がネットでうまくやるための5箇条
ブロガーイベントに参加する人はロイヤルカスタマーか? ほか)
第5章 ネットはあなたの人生をなにも変えない

さて、最後は柿内さんが上記のようにしてくれたのですが、その前段階の執筆時は以下の通りです。オレが書いたものでは正直まだ「商品」にはなっていません。これを上のように変えたところに柿内さんのプロの腕があるわけですね。

『ウェブバカ』を読んで下さった方でしたら分かると思いますが、以下のネタがほぼ新書一冊です。ディテールや具体的数字を加えれば、あの本そのものです。案外ネタが多く落としているものも多いですね。ウヒヒ。

それではどうぞ。また超絶長く、申し訳ありません。ここでは、「はじめに」~「終わりに」までの切り分けと、そこで明示するテーマをざっくり書いています

■はじめに:ネットって本当にすごいの?→いわゆる一般的な「ネットのすごさ」「ネットの可能性」のおさらい→梅田望夫らの理想論は、「頭のいい人」だけのもの

■1章:いつから人はこんなに品行方正になったのか ※ネット特有の気持ち悪い人間の行動 →品行方正になり過ぎた人々 →突然雄弁になる人々 →クレーム、電凸、炎上行為 →ネット万能主義/ネットVSマスゴミ →嫉妬のうごめく世界 ※第2章へのつなぎ

■2章:ネット発言なんて無視してOK ※ネットユーザープロファイリングの章 

→ネットで発言する人々ってどんな人々?(貧乏人、テレビ見てる人、暇人)

→匿名であれば、叩かれないという怪/実名・企業が持つデメリットのすさまじさ

→ブログ、掲示板で発言の真意(個人ブログの気持ち悪さ)

→気持ち悪さを感じはじめている人もけっこういる http://d.hatena.ne.jp/kogurashi/20081207/p1

→プロに与えた影響(雑誌・新聞)

→ネット&テレビ陣営VS新聞&雑誌陣営 ※第3章へのつなぎ

■3章:結局ネットはテレビにしばらくは勝てない ※既存メディア駆逐論を否定+受けるコンテンツ 

→「TVは終わった」への反論 

→コンテンツはもはやテレビ界を中心とした人々にキンタマ握られている。

→ネットでの発言はプロにとってあまりにも危険過ぎる →既得権益を持っている側の人間がいかに強固でそちらにネット側の人も擦り寄らざるを得ない現実 

→PVの高いコンテンツ、低いコンテンツ(B級) 

→炎上阻止の方法 ※第4章へのつなぎ

■4章:企業の人々へ ネットに過度な期待はやめろ ※企業に対する苦言 

→結論:バカをしないんだったら、ネットで企業がウケるわけがない 

→過剰な反応はやめた方がいい

■5章:リアルとネットの融合なんてあり得ない ※総括的かつ他にも言いたいこと 

→楽天・ライブドアのTBS・フジテレビ買収問題で、結局「融合」のアイディア出た? そんなのは夢想。 

→融合した場合にロクなことが起こらない(ケツ毛バーガー)

■終わりに:ネット敗北宣言 

→やればやるほどネットには夢なんてなく、人間の汚いところだけを見て、さらには儲からず、既存のオールドエコノミーにキンタマ握られている 

→少なくとも2009年初頭、今は敗北宣言しておきます 

ここから下が、上記に合わせた具体的ネタです。前回のネタと内容は変わっていませんが、順番が変わっています。あとは少しネタが追加されています。

【はじめに:ネットって本当にすごいの?】

■梅田望夫は、「頭のいい人がインターネットをいかに人に活用させるか、の仕組みづくり」の話を言ってるからポジティブ。オレは「バカがいかにインターネットを使って暴走するか」の話を書いているからネガティブ。でも、オレの方がパイは大きい話をしているし、ほとんどの人と関係していることを言っていると思う。梅田はIDEALを言っている。

■こんな感じで、ネットにやたらと詳しい人はテクノロジーを原点とした明るい可能性について語り、テレビは「ネットの闇」ということばに象徴されるおどろおどろしいことだけを語る。そうではない! ただ、バカが表現・コミュニケーションをしている、というだけ。

【1章:いつから人はこんなに品行方正になったのか】

■いかに自分の周りにとんでもないバカが多かったか(小学校から最近まで)

■街中で注意する人なんてあんまりいないのに(イヤホンに注意する8.9%)日本人ってこんなにアクティブだったの?

■いや、品行方正なのではない。もしかしたら、単に「いじめ」がしたいだけかも。異端なことをしたり発言したりしたところで「あいつはいじめていい」と分かり、いじめが開始する。他もいじめていたら「あぁ、いじめていいのね」ということで、ますますエスカレート。

■コメント欄の意義:言ってスカッとすること。

■ファーストステップ社長ブログ炎上

■ネットの信奉者は、「ネットは清廉潔白で正しいけど、マスゴミは汚い」と思いすぎている。その実、マスゴミに引きずられている。

http://b-spot.seesaa.net/article/110032629.html

http://www.le74.com/life/cat2078297513/cat2078297526/cat2078297531/id1417691384.php

他にもYahoo知恵袋の隆盛、など

■プロ、企業にとってネットは自由な場ではない

■自由な場であるのは、カネ稼いでいない人だけ

■余命一ヶ月の花嫁に関する「祭」も嫉妬の話

■「傷ついた人がいるはず」「あなたが同じことされたらどうするのですか!」と言うやつ。森達也じゃないけど「じゃあ、そいつをつれて来い」でOK

■微食倶楽部が叩かれまくった(忙しい店員さんに迷惑)※別に吉野家の牛丼買ってるんだからいいじゃん! 店側が「ふざけんな!」とキレればいいだけの話

■怒る代理人が増えすぎた(亀田、沢尻、コウダ)当事者じゃないのに怒る

■こうなったら、「モラルの悪い人をきちんと怒る人々」をリアルにやれ。

■嫌われる芸能人ブロガー「東原亜希」「サエコ」…これは、いい男と結婚したから。サゲマンになるから。新山千春…痛々しいから。あと、この3人についてオレ達が書くと荒れるのは、コメント欄を自由書き込み制にしていないから。新山の場合、4万件くらいコメントがなぜかついた。不満の捌け口としてオレ達が存在した。

■「顔出せ!」「名前出せ!」などと言っても、実際は取材相手からすると、出すメリットはないし、出したら出したで「その人の人生どう考えているんだ!」的になる(マスゴミの話)

■野口みずきの五輪辞退と、FLASH記者の暴露を結びつける短絡さ

■マスコミはとことん嫌われている。小泉事件の時「年金テロだ」と言い切っていたのに、結局「チロの敵討ち」だったことが分かった時のチャカしっぷりったら…。

■直接取材していた毎日新聞の女性記者が、現場近くで取材をしていると、出会った勝木容疑者が後をつけてくることもあり、10月上旬には1日10回以上、無言電話などをかけてきた。>>毎日新聞女性記者の後をつけることもwwwwwwwwwwwwそれだけはGJ!!毎日新聞の女は出あった男の55%と寝てバイブでアナル拡張しているから臭ったんじゃね?自業自得。わざわざ記事にしてくれて女記者肉便器の信憑性を高めてくれたな

■ネットで書かれるコメントとかは単に「自分が思っていたことは他の人も思っていた」の翔子になる、程度で

■サエコが嫌われる理由-ダルビッシュを夫にしたから。「あんたごときがキッ!」ということだろう。これも単なるやっかみ。

■本当に皆、リンチしたい相手がほしいだけ

■リンチはテレビでも。飛騨牛偽装の社長について「偽装した」ことを叩くだけでなく、今度はコメンテーターが「一生懸命頑張ってブランドを築き上げたほかの産地の人の迷惑にも…」といった感じで話す。これは、「いないからここまで言える」であり、「さらにリンチの内容を『気付いたよ! 私ってすごいでしょ』」ってことに他ならない。

■もの書いて生活しているやつは妬まれる。こんなコメントがあった。オリラジ、健脚見せる、という記事だが、「1.名前: :9月15日15時44分 こんな記事書いて金もらってる奴を激しく嫌悪する」だとさ

■叩くことが娯楽となっている「叩きプレイ」

■一つ一つのことばに気を遣わなくてはいけない。(お通しについて書くにしても、「居酒屋業界の暗部」などと書くのはムリ)

■比喩・感想・皮肉は使わない方がいい。なぜか、そこが『叩き』の元になる。

■やっぱり「誰が言うか」は重要。HGの妻は批判されるが、もし滝川クリステルがブログはじめたら、絶対に非難されない

■コウダクミで本当に怒っていた人はどんな人か?

■赤福

■地方ネタは鬼門

■ネットでプロのモノカキは嫌われる

■北澤さんが言う「尾崎豊」は理解できるhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000001-jct-ent ブログを辞めることhttp://v2ch.media.t-kougei.ac.jp/v2ch.php?r=keGEuGnyChjSRe2w マスコミが肩を持った側が悪人にされる法則 つまり、人々はマスコミが大嫌い

■ネットでプロのライターは嫌われる。マスコミも

■ネットで主催者は嫌われる。Newsingのセミナーで、「なぜ日本のニュースサイトはつまらないか」というタイトルに「人のふんどしでやってるアンタたちがよく言う!」見たいな質問だらけで、普段は叩かれるオレが叩かれていない。主催者じゃないからかな。

■朝日新聞記者が叩かれる。本村さんへのKY質問も

■普通のブログに文句は言わないが、おによめ叩かれる理由は、それで儲けたから

■通報社会

■橋下知事が女性職員から批判された時は女性職員擁護、でも、男性職員が「人として尊敬できない」と言われて「職変えろ」と言ったら、橋下支持へ。ようは、女性職員が少し美人だったから

■嫌われるブロガーはカネを稼ぐ可能性があるブロガー(HGの妻)

■本来触れ合うはずじゃなかった人が触れ合ってしまったから問題が発生。

■錦織と福原愛の恋愛、レポーターに嫌悪感(痛いニュース)

■もちろん親切もある。非モテSNSでは、実況をする人がいる。つーか、ネットって本当に善意が多いこともある。攻略サイトなんて、攻略本を出す会社から見れば敵だけど、オレたちにとってはこんなに有難いことない。

【2章:ネット発言なんて無視してOK】

■これまでモノカキの世界はひねくれ者の世界だったが、善人にも発言権が与えられるようになった。これが不幸の始まり

■AVEX、TBS連合からのクレーム。YahooTOPICS出たからクレーム来る。オレ達はしょっちゅう不当なクレームで記事を削除させられる。これが「圧力かけた」と言われることをクレームつける側は分かっていない(5章にも続く)

■段々とネタの過激さは減ってきている

■週刊誌ネタはコピペできない

■http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1155131.html これは、FLASHにはずっと前に出ていたが、その時には話題にさえならなかった…。コピペできなかったら、もはや話題にもならない。積極的にネットを避けてもいいのでは?(野口みずき実父)

■(小泉事件後のTV報道)役所への不当なクレームは22%との調査。言いやすい相手にとにかく言いたい。それは、役所、テレビ局、ニュースサイトなどなど

■日本のブログは、有名人は売り込みのために顔出しをし、無名人は顔を出さない(何が違うのか?)

■トップクラスの有名人はブログをしない(タモリ、イチロー、ビートたけし、SMAP)

■2ちゃんVSブログ、これは「モテない男」VS「スイーツ(笑)」「ライフハック(笑)」

■裁判員通知来た、とブログで書く人続々について、2chやブログでアホか、とやる人が多いが、これはバカをバカにしたい人が多いってこと。これがYahooTOPICSに乗るってことは、バカニュースを皆が欲しているということ。

■長島自演乙がコメントランキングトップを独占するのは、やっぱり「ばかばかしいことしたれ」と「おれたちの仲間を応援だ」と「リアルでカネ稼いでるやつむかつく」「スイーツ(笑)死ね」が理由だろう。

■パンツ氏VS大田光

■たかが一本の記事。どうせ忘れ去られる虚しい存在。

■何をやってもどうせ嫌われるので、コメント欄は「もう見ない」が良い対応

■本来、ニュースサイトであろうが、匿名掲示板だろうが、コメント欄だろうが、ブログだろうが、『何かを発言する』ことについては責任を負う必要があるのに、「匿名の個人だったらOK」で「なんかあったら逃げればいい」ということになっている。いや、つーか、立場としては、オレ達ニュースサイトとお前らも立場いっしょだろ? なんでオレ達だけが責められなくてはいけないんだよ、というのが正直なところですな、がはは。

■多分FIRE FOXネタはウケない

■雑誌は読まれない

■ブログは伏せ字だらけ。やっぱり日記の方が優れている。どこかで人に見てもらいたい、有名になりたい、という自己顕示欲の塊か

■ネットの著作権。アルファブロガーは海外サイトパクリまくり。著作権を訴えない理由は、カネがどこもないことが分かってるから。宣伝してもらう、ということだろう。

■で、痛いヤツほど著作権主張する

■美人がますますトクする時代

■炎上するコンテンツ

■オーマイニュース

■自己顕示欲があるとヲチャーを呼ぶ 一柳恵子

■インターネットで行われているのは「議論」ではない。単なる「いじめ」「生暖かい嘲笑」「負けたくない」「主張」でしかない。(塩川慶子の靖国記事)

■オーマイニュースに内部の開示を求める人々――最初の期待値の大きさが問題

■好意的に扱われる記事(タメスエ記事が最高、ってどういうこと?)

■ナンシー関はネットでは嫌われる

■ネットで無名の人が実名を出すことの圧倒的デメリット

■すかいらーくの割り箸廃止。エコに興味ある?と思いきや「汚い」に興味ある。予想外の反応をされるのがネット(ブックオフの記事もそう)

■記者会見とブログの発言、どっちがえらい? →記者は特権階級だと思っていた。記者会見は記者しか行けないけど、ネットにアップすれば誰でも見られる。その特権が失われたのが悔しいのである。

■じゃあ、やってみろ、と言ったら素人はできない(俺のところへの売り込み)

■パケット48万と言ったら、「そんなのたいしたことない」といいまくる。

■「他で見た」と誇らしげに言う。

■PVが上がる前にブログをやめてよかった

■訴えられる危険性

■ネット情報発信が抱える構造的な問題(金額の問題)

■訴えられやすいようになるかも

■悪口を書くことが問題で、良いことを書くと感謝される。だったら悪口を書かなければいい、ということ。

■クレームはもはや日常になってきている

■ネットクレームの特徴(ご臨終メディアの「じゃあ、あなたはどう思う?」 名前を出せ!)

■はてな取締役であるという立場を離れて言う。はてぶのコメントには、バカなものが本当に多すぎる。本を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっている本を読まずに、批判コメントや自分の意見を書く気が起きるのだろう。そこがまったく理解不明だ。――これは梅田さんが、ネットの人を元々馬鹿扱いしていないから生まれた発言。

■禁煙について「喫煙者を叩くより、韓国人を叩け」

■これ以来、オレは真摯な対応は辞めた。計帯電話番号公開もやめた。

■本来「お前とは関係ないだろ!」と怒らなくてもいいことを怒れるようになった「○○な人がどう思うか考えてるんですか!」「私がこう思われたらやだ」(アメリカ人と結婚した人)

■ジャリズム山下ブログに「ナベアツさんの足を引っ張らないで!」殺到の単純さ(週刊現代の宮迫、今田パーティに関して)

■駅のアナウンス(下北沢、超うるさい!)を批判することはできない。故に中嶋義道は受けない。本当は受けているかもしれないけど、批判を恐れる人々が中嶋を排除するだろう

■コメント欄の人々自分が知っているものあると「これ、この前テレビで見た」と書くどんなマジメな記事であろうが、バカ、荒らしは登場する。

■別に強い調子で書こうが、批判しようが何も生み出さない。「前衛的ルックス」はOK

■せんとくんVSまんとくんの投票。ネット投票のうさんくささ(12/6トウミに贈ったメール)

■mixi、ブログ、コメント欄への返信問題、mixi疲れ、ネット上人間関係のしがらみ

■「絶対にやってはいけない遊び」が2chで出ているが、これは怒る対象がいないから、炎上しない。もし、ブログでこれを書いたらどうなるか…。

【3章:結局ネットはテレビにしばらくは勝てない】

■どの話題を取り上げればPVは上がるか? それはもうすぐに分かる

■世の中全体のネットのPVと連動する コウダクミの時はすごかった

■朝バナナダイエットブームはテレビ発

■視聴率を「取り合う」という概念はあまりない。そりゃあ取られるが、「全体のPVが上がる」ということがよくある。(オーマイの加護ちゃん)

■納豆、ココア、バナナ、テレビの影響力を忘れてはいけない

■ベビーキウイ記事に見られる、「こんなの知ってる」「テレビで見た」嵐の到来

■末田健さんがそれまでのPV最高記録

■ニュースの価値は「誰がやるか」が重要。小倉優子がドブに落ちてケガしたら大ニュースに

■スポーツは受けない。ただし、朝青龍や北島の水着等、テレビでよくやるネタは受ける。人々はスポーツが嫌いなのかと思ったが、違う。北京オリンピックの時、明らかに「上野」「谷本」「鈴木桂治」等のキーワードがブログ検索では一位だし、皆オリンピックが好きなようだ。で、どういうことかというと「オリンピックはテレビネタ」ということ。テレビネタだから受けるし、皆知ってる、ということだね。

■やっぱり、テレビのすごいところは、まったく新しい知識が入るって事。ネットだと、基本的には自分の関心事を掘り下げる感じになるけど、テレビだと突然「深川祭」とかそういった思ってもいなかったことへの興味を「生み出す」ことが可能。

■人々は…勧善懲悪がやっぱ好き、結局皆相撲が好き、結局演歌はすたれない

■テレビとネットは似ている。「発言者全員が品行方正」「発言者全員が叩き屋」違いは、ネットに批判する相手のタブーがない一方、テレビは「役人」「行政」「政治家」「明確な不祥事を起こした企業」「中小企業」「犯罪者」に限定しているところ

■ネットはテレビに勝てないだから有名人は選挙に勝つ(外山と橋下の違い)※つまり、ネットで人気でも、それはリアル票獲得には役立たない ※長島自演乙の敗北についても

■結局日本のテレビは「日本村」の住人というか、お友達の活躍、お遊びを報じていることでしかない。2008年、5/29のズームインSUPERのスポーツコーナーでは、まずは松坂VSイチローのことだらけ。そして、松坂が途中で降板した、ということ。スポーツ紙1面も松坂負傷、だった。そして、その後は「もう一つの日本人対決があった」ということで、黒田VS福留。で、福留に関していかに人気があるかをこれでもかっ! とばかりに出し続ける。それにスタジオ、リポーター、共に大喜び。人気の事象として、開幕戦での3ランとスタンディングオベーション、「人気の証」であるバブルヘッドが1万人がもらえるため、大行列がリグリーフィールドにできた、5人の女の子が「big」とか「セクシー」とか言っている感想を並べ、さらに、スポーツイラストレーテッドの表紙を見せ、グッズの売上がすごい、ということ、そして福留関連グッズを着ているアメリカ人をこれでもか、とばかりに映す。最後はオールスターのファン投票中間発表で二位ということですね。

■ブログで書くことの方がCMより「やらされてる」かんがなくていい。コピーライター不要になる理論上はね。そもそも、テレビが現在の地位を得ているのは、既得権益があることと、丼勘定がまかり通っているところ。ネットにカネが落ちない理由は、最初から第4のメディアとして、予算が少なく、さらに「結果が出ます」ということが明確で単価も明確だったから。全部じゃないけど

■鳥居みゆきとダンディ坂野が一緒に映っている写真があって、それを羨ましがる人がいるけど、よくよく考えると「単に職場の知り合い」というだけなのですね。田中さんを知っている、わー、羨ましい、なんてことには普通ならないのですね。

■ネット発のスターは結局生まれない。すべてはテレビから。路上やライブや小屋発でも、テレビに来てようやくブレイクする。ラーメンズは特殊。ただし、彼らも爆笑オンエアバトルで認知度を上げた、というのはあるが。

■容疑者Xの献身 文庫版100万部突破、これもテレビのお陰

■荒れる記事の要素、荒らさないためにどうするか?

■著作権放棄をオレ達は心がけている

■バナナダイエットも、テレビが報道し、バナナが品薄になった

http://www.zakzak.co.jp/top/200810/t2008100140_all.html

■5/28現在、「マーボー豆腐」とGoogleに入れると若槻千夏のブログが2番目に来る。1位は「ためしてガッテン」。いずれもテレビ番組

■5/28、ココログのアクセスNO.1は「川田亜子がオノロケ話を周囲に話し出す。いつもとは違う川田亜子」

http://noasf9.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_0dfa.html

■川田亜子自殺直後、公式ブログへのアクセスは1日で3000万


■スキャンダル記事を出さないべき理由-ブロガー等から引用してもらえないから


■PVはテレビと違い無限

■俺たちの方向転換―ネットでスキャンダルはウケない、やってはいけない、ということである。オレたちは一抜けする

■事実を書いているからOKだろう、ということではなく、書いたことでもうアウト、と言うリスクがネットは非常に高い。ということは、もはやムリ。

■サッカー日本代表よりハンドボール

■ハンドボールよりも沢尻エリカとお笑い

■スポーツそのものを楽しむというよりも、その周辺の現象を楽しむ状況になっている

■SMAP食堂への感想「大阪をなんとかして」

■B級ニュースが世の中に増えた(知能が低くなった?)

■テレビのトップニュース(特に夕方)の偏差値がどんどん下がっている。

■ブログの書き方は細心の注意が必要。つまり、つまらない、ってこと

■分かった! 週刊誌に与えられる役割、新聞に与えられる役割、ネットニュースサイトに与えられる役割は皆違うんだ! 週刊誌的ゴシップを出す必要ってないんだ!

【4章:企業の人々へ ネットに過度な期待はやめろ】

■おかしなことさえやらなければいいのである。その点ネットはフェア。

■大して多くの人は何も思っていないし、怒る人はごく少数、コメント率はたいしたことない(0.05%程度)、何をやっても荒れる状況がいずれ来る

■「意見を言う人」「意見を言わない人」は完璧に分けなくてはいけない。しかし、現状、「意見を言う人」の意見に引きずられることが多い。

■ネットは企業を忙しくした(対応、チェック等)

■「情報感度の高い方」の嘘(キリンチルドビール)

■ネットプロモーションを提案すると毎回徒労感を覚える。ソフトバンクモバイルの提案とか、本当に徒労だった。ネットでプロモーションするには資格が必要

■ふざけた方がいい、B級がいい、と伝えると「とはいっても、○○社として、企業としてはねぇ…」となる。自民党みたいに第二サイトつくればいいのに。

■セカンドライフブームのあほ

■ネットの投票なんてろくでもない件。ライブドア球団名、NEWSWEEK、クラリオンガール他

http://home.n03.itscom.net/meme/junk/img/041001livedoor.gif

■企業は炎上恐れすぎ。最大の対策は「上司に報告するな」

■星野監督のHP閉鎖。でも、実はあんまりテレビはそこまで批判していない。スポーツ新聞が多少やっていた。ネットが一番ひどかった。ネットをいくらか見たんじゃないかな? 星野さんは。見なければよかったのに。家族の病気も多分ネットを見たせいじゃないかな。

■近畿日本ツーリストはガチャさん効果でウヒヒ

■株式会社岡本

■暴君ハバネロ

■企業サイトはつまらない(あしたのハーモニー…WEBを見せるためのTVCMはナンセンス)54万人

■というか、企業はサイトをつまらなくしなくてはいけないのだ

■広告業界人にとって評価は高い「あしたのハーモニー」(CSR、テレビとの連動、社会貢献などなど)

■結局企業はネットを使いこなすことはムリ

■数少ない成功ケーススタディ(AXE、暴君ハバネロ)

■スルー力

■ネット活用法

■あらたにす、中途半端なプライドが失敗の原因

■人々の投票やWEB2.0に期待しない方がいい

■人はネットだけ人格がある。ネットで何か言われたからって、びくびく必ずしもする必要はない

■コウダクミについては、ネットで世論が盛り上がったけど、無視すればよかった。松本ヒトシの対応を見習うべきだった

■「参加型」の呪縛 http://www.tfm.co.jp/tps/ タペストリーのサイトとか。素人には期待しない(みるふぃ)

■企業のお気楽さ期待するな!

■コカ・コーラからの取材拒否

【5章:リアルとネットの融合なんてあり得ない】

■楽天、ライブドアが描いていた「融合」ってじゃあなによ?

■WEB2.0なんてバカじゃん

■よって、ネットで悪口書いているやつを片っ端から小額訴訟で訴えまくるやつがいたら、儲かる! 小室はそれをやってもいいかも。ビビってカネ出すやついそう。

■ネットニュース、ブログの世界では、コンビニの棚争いのようなことをやっている。Yahooに取り上げてもらえるか否か、他よりもPVが高くなるか、という勝負をしている。コンビニの棚と違って、PVは増えるけどね

■広告がなければネットメディアは成り立たないので、広告業界が廃れることはない

■皆、Yahoo!TOPICSの内容を知ってる

■mixiやらないけど困らない(柿内さん)

■ネット上のネタがリアル世界に落ちてきて、それで迷惑を受けるケースも。ホモであることを書かれたり…。

■結局インターネットは多用な生き方ではなく、日本人を均一化した

【終わりに:ネット敗北宣言】適宜




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