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時の果て(詩)

時の果てを見極めようと
小さな船が漕ぎ出でる

きっと見えてくるのは
新しき予言か止まった過去
時を作った彼らも
いっしょに小さな船で漕ぎ進む

蜘蛛の巣のように
無限に広がりゆく宇宙の果ての

その向こうに時を止めた
小さな星があって
そこにはりんごを食べなかった
二人の姿があるやもしれない

歴史という一つの思い出も
淫らと呼ばれる妄想もなく

そこでは刹那の思いが一瞬のうちに
きらめくのみ
時は接するすべてを
予言と記憶に変えながら

今という光の海は
矛盾の中に消えていく

新たな予言を受け入れ
神を創り造られる
こうして一つの歴史が誰かの頭に
刻まれる

見知らぬ時の
果ての果てとして


夢はウォルト・ディズニーです。いつか仲村比呂ランドを作ります。 必ず・・たぶん・・おそらく・・奇跡が起きればですが。 最新刊は「救世主にはなれなくて」https://amzn.to/3JeaEOY English Site https://nakahi-works.com