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僕たちは今何をするべきか?

僕たちは今何ろするべきか?

それは、記録する事ではないか?

先日Facebookを眺めていると、イタリアに住む友人が気になる投稿をしていた。

そこにリンクされていた、イタリアの現状を綴ったブログを読んだ時に僕は衝撃をうけました。

「イタリアはこんな大変な事になっているのか・・・。」

ニュースで流れる情報でイタリアが大変の事になっているという事は承知している。つもりだった。

しかし、イタリア住むその人が書いたブログを読んだ時には想像を絶するほどの環境になっている事に気づかされた。

そのブログには2月21日から3月18日までのイタリアで起きた事の情報が書かれてる。

それにより生活がどのように変化していったのかも書かれていて、その不安や恐怖、孤独感などがヒシヒシと伝わって来る。

>>>ピエモンテのしあわせマダミン2

そして感じた事が記録しておくべきだと。

今回の僕のように、イタリア在住の方が事の経緯を細かく記録してくれていたから、イタリアの今の大変さが伝わってきた。

この記事を読まなければ、僕はニュースの情報を軽く聞き流していて全くの他人事のように過ごしてしまったかもしれない。


記録するという事

ギリシャ神話、旧約聖書、新約聖書、古事記。

それぞれとても有名な文章です。

中身を読んだ事がないという人でも、名前くらいは聞いた事があるのではないでしょうか?

内容もなんとなく知っているのではないでしょうか?

ギリシャ神話

紀元前8〜9世紀に存在した詩人ホメロスによって書かれた「英雄の物語」と、紀元前7〜8世紀に存在した詩人ヘシオドスによって書かれた「神々の物語」からなる神話です。


ゼウスを中心とした天地創造の神話です。


旧約聖書

イスラエルの民の神話です。

神は6日で世界を作り7日目に休んだ。

これが1週間の始まりになった。

神が作った始めの人類アダムとイブのお話。


新約聖書

イエス・キリストの物語。

受胎告知からイエス・キリストの出生。

十字架に張りつけになった事や、復活した事、最後の晩餐が有名です。


古事記

日本の神話。

天地創造から僕たちの現在までを成り立ちを書いたもの。

神々がどの様に日本を作ったのか?

神が日本に降り立ち、初代天皇が生まれる。

そこから日本を平定するお話。


以上の書物、神話がなぜ有名なのか?

なぜ長い歴史の間語り継がれて来たのか?

紛れもなく記録しているからではないか?


神話なので記録しているというのは少し違うかもしれない。

ただ、文章として残しているから数百年、数千年の時間を経過しても、国が違えど語り継がれ、読み継がれているのです。


次の世代へ

だからこそ僕たちにに今できる事は、この現状を記録する事ではないでしょうか?

パンデミック(流行病)は起こらないに越した事はない。

しかし、この先に起こらないという保証もない。

1年後に起こるかもしれないし、

5年後に起こるかもしれない。

僕が生きている間にはもう起きないかもしれない。

けれども、自分の子供やその子供の事を考えたらパンデミックが可能性はあるだろう。

もしも、またパンデミックが起きてしまった時に素早く対処するには、以前の記録を頼りに対策ができる。

大きな対策から小さな対策。

個人の対策から企業の対策。

各業界、各業種。

些細な事でも、どこかの誰かの役に立つかもしれない。

子供の事を考え、子供の子供のことを考えるであれば、ぜひ記録に残してもらいたい。


何を記録すればいい?

では、何を記録すれば良いのか?

それは起こった事実だけを記録しておきましょう。

先ほどご紹介したイタリア在住のライターさんのブログのように、時系列と起こった事実、それに加えてあなたの感情なども書かれたら大変貴重な記録となるでしょう。

しかし、ライターでは普通の人にとっては難しいかもしれません。

そんな時は文章の基本である5W1Hにしたがって、

・いつ

・どこで

・誰が

・何を

・なぜ

・どのように

を書いて頂ければ良いのではないでしょうか?


僕の場合は、主に飲食店関連ですのでお客さんの減少具合。

その対応策や国が融資に積極的になってくれている事。

どうやって、凌いだのか。凌いだ方法や対策など。

もしくは、凌げなかったのか。

などの事実です。

誇大に不安を煽ってはいけないし、事実ではない事は書かないようにする。


経済が滞っていて、売上も立たずにお店が潰れるかどうかの瀬戸際にそんな事をしていられないという気持ちもよくわかります。

特に飲食店ではお店に来店して頂かないと売上が上がりません。

なのに、外出自粛要請など発令されたらどうにも出来ません。

現実で起きている状況を書けるのは、その状況を味わった人が一番説得力があります。

これは映画や小説ではなく現実です。

2時間鑑賞したら、終了のフィクションではありません。

大変だと言う気持ちはよく分かりますが、人類の未来の為に記録してみてはどうでしょうか?

何に記録する?

何に記録しておくべきか?

Webの媒体と紙です。

2020年の現在、今更紙に書く意味があるのか?

とも思ってしまいますが、先ほども挙げたギリシャ神話、旧約聖書、新約聖書、古事記などは全て紙に書かれた物です。

当時インターネットと言う技術がなかったので、必然的にそうなったと言うのもあります。

しかし、数百年、数千年と残ったと言う実績があります。

そう考えると、ブログやnoteのWeb媒体に加え書面で残しておくのも大事ではないのでしょうか?

プリントアウトは簡単にできるので、そこまでの手間では無いはずです。

あなたのお子さんの未来や、お子さんのお子さんの未来の事を考えるのであれば、そこまでの手間でない無いはずです。

最後に

僕は37歳で、経済を大きく揺るがす事といえば、阪神淡路大震災や東日本大地震などがあります。

今回のコロナウィルスは、また別の脅威だと感じています。

こう言う言い方は少し誤解を生んでしまうかもしれませんが、震災の時とはかなり異なると感じています。

と言うのも被災地ではとても大変で深刻な状況でしたが、被災地以外の地域では経済は止まっていませんでした。

ですので、経済的な支援をすることもできたし、受けることもできました。

人助けと言う日本人らしさが感じられました。

しかし、今回のコロナウィルスでは日本全体どころか世界中で深刻な状況です。

国民一人一人が自分を守るのに、国を守るのに精一杯です。

「国とは人である」

国民がいなければ、国は成立しないので守るべきものは人です。

みんながそう思って活動しています。

世界中で経済が止まり始め、余裕のある人や国と言うのはいない状況になっています。

この状況が回復するにはもう少し時間がかかりそうです。

それまでに僕たちが今できる事をしつつ待ちましょう。


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