中途半端な人間

「人間は自分のために生きている」

他人のために生きている人もいると言いたい人もいると思いますが、多分本当の意味でそれができている人はこれが理解している人なんじゃないかなと思います。

これを理解せずに、他人のために生きていると言っている人がいたら中途半端な人間じゃないかなと思ったりもします。

結局ここがはっきりしていないと自己矛盾が出てきてしまうかなと思ったりもします。

当然異論はあると思いますが、少なくとも僕はそう思っています。

去年あいのりという番組を見ていた時、ジャパンハートの吉岡秀人さんという方が出演されていました。ジャパンハートとは、医療が届きにくい場所に医療を届けようとする日本発祥のNGOです。吉岡さんは、ミャンマーなどで医療を受けられない貧しい子どもたちに無償で治療を行なっています。手術をする際は、数日間ぶっ続けで行うこともあるとか。

あいのりメンバーの一人が、正しいかわからないですがこれに近いことを言ったような気がします。
「どうしてそんなことができるのですか?」
そうすると、吉岡さんはこう答えました。(このサイトから引用)

僕は僕の人生を豊かにするために生きている。だからやってる。続いてる。だって、自分のためじゃないことなんて続くか。親のためにとか、子どものために苦労なんかし続けることはできへんで。でも自分のためだけに生きれんねん。人間は。苦労し続けることができるねん。

僕が最も幸せだと思う瞬間、君たちが多分思うのは、患者が治ったりして喜んでるところでしょ。全然違うねん。全然違うんだよ。

例えば、一流のアスリートが絶対打てない球もあるわけや。それでも打たなあかんわけ。バッターボックス立った限りは。でもな、ヒットになるとか、ホームランになるとか、三振するとか、結果の問題やねん。興味はそこにないねん。僕がベストのものを、その中でできたかどうか、最高のスイングができたかどうかや。ここだけなんよ、僕にとって幸せかどうかの基準は。

だから、みんなもそういう風に生きたらいいねや。自分の人生が最も豊かになるように。自分が幸せになりたかったら、ひとを幸せにするしかない。自分のことを大切にしたかったら、ひとのことを大切にする。もうとにかく、自分のことを好きになって、自分のことを好きになったら、他人のことを同じくらい大切にする。これを両方やらないといけない。そしたら幸せ運んでくるから。自分のことが本当に好きな人にだけ、本当に幸せを運んできてくれる。いい出会いを呼んできてくれる。だから自分のことを好きにならなあかんねん。

観ていた当時はぼんやりでしたが、今の方がしっかり理解できます。
このぐらい自分に芯を持って生きたいです。

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