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#4【体験談】幼子2人抱えて脱サラ起業して7か月経過報告

リクルート時代のもエージェンとしてRA(法人営業)をやっていたので、まあ独立しても全然あれでしょ、さして変わらないくらいに思っていたのですが全然違うなと日々感じながら仕事をしております。

① 経営者としての事業判断
② 管理者の不在
③ 圧倒的成果主義

ざっくりこの観点です。①に関しては、視点の話かなと思っておりミスミ時代から「経営者目線を持て!」と口を酸っぱく言われ続けてきたので仕事に対してのスタンスみたいなものは変わらずって感じなのですが、最終的に法人としての意思決定者が自分っていう感覚はやってみて初めて分かるものだなと感じております。

基本的に判断は早い方だとは思っていますが、この判断が自社に対して中長期的なベネフィットをもたらすのか?と思考する習慣がついたと思います。会社員時代は「Bias for Action!」とAとBがあったらまあ、Aっしょ!と判断の速さを売りにPerformしてきましたが、経営者になってから、AとBだけ、Cは?Dは?そもそもアルファベットだけ?と熟考するような感じになりましたね。

②に関しては当たり前の話ですが、株主も自分なので、完全にオーナー企業なんですよね。ソマリは。自分が株主であり、最高執行責任者でもあり、代表でもあるという形で今のところは全部兼務している状態なので。

睡眠時間と子育て時間以外は基本的に仕事のことしか考えないし、1日まるまる休むことなんてありえない働き方をしており、完全1人ブラック企業状態になっているのが現状です。平均睡眠時間は4-5時間でしょうか。

こういう話をすると「うわー大変そう」とか、「忙しいですね」とか言われることが多いのですが、個人的には全然つらくないし、毎日めちゃくちゃ楽しくて充実してる感じですね。

そもそも「働く」と「休む」の境目が全くない感覚。子育てとちょっと似てます。常に一緒にいるモノという感じですね。子育ては「今日7時間やったら終わり!」っていうのはないと思います。夜泣きしたら起きるし、病気になれば仕事を調整して病院つれていきますよね。最優先で自然と対応すると思いますのですごく似てるなと感じます。

③に関してですが、これが圧倒的です。おかげ様で事業はサラリーマン時代の収入よりかは高い水準で順調に推移しており、数値的なことを見るだけだと独立して良かったと今のところは思っております。ですがやはり日々、孤独と恐怖と戦いながら得られる対価なのかなと思います。まああとそもそもこれは売上金額なので、手元に残る金額ではないですし。

会社員のメリットというには会社のビジョンに共感して、仲間たちと一緒に考えながら取り組めることだと思います。誰かと何かを一緒に成し遂げるというは非常に素晴らしいことだと思う。またスケールの問題もあると思っており、規模が大きいからこそできることもいっぱいあるので、そういった社会的にインパクトを与えることが出来る点も非常に魅力的ですね。

その分、弊社は、まだまだ小回りの利く規模ですし社会の常識を変える革新的なプロダクトを持っているかとそうではありません。

人材紹介というビジネスに対して真面目に、真摯に、品質の高いサービスを提供しています。

高単価、高利益率のドメインなので成果に対する報酬が法人として得られるのは、最初の1-2か月はシンプルに「稼げるな」と思っていたのは事実です。一方で時が経つに連れて、自分の利益だけにするのもちょっと違うなと思いました。

財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を残すを上とする

という名言があるように、もちろん何をするにも資金はないよりあった方がいいのでビジネスはちゃんとやるのですが、いかにソマリという組織の品質を上げて人を育てることの方が価値があるんじゃないかと思い始めています。

一方で会社として内部留保を貯めて、それを元手に新たなサービスや優秀な人材の確保、従業員への還元、そういったことも視野に入れながら、って感じですかね。金は稼ぎます。稼いだ上で人を残せるよう、二期目のテーマは組織作りかと考えています。

最後に
ソマリのビジョンはやりがいの総量を増やし、1人でも多くイキイキしている人を増やすことをミッションとしています。
次回はその思惑、企てをしっかり言語化していきたいと思っております。

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