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3ヶ月複業と東京↔︎北海道の2拠点生活をしてみて見えてきたこと

あっとういう間にもう6月も10日が経ち。写真は今の会社にはいって3ヶ月が経った記念?ということで上司がメッセージとともにくれたスタバのカード(嬉しかった!)

気づけば東京ー北海道の2拠点生活をはじめて早3ヶ月半が経とうとしています。あまりの時間の早さに唖然としてしまいますね。笑

ところで、今回のタイトル。

今年は自身の働き方改革というか、生き方、働き方の実験としての、複業&2拠点生活にチャレンジしているのですが、その実験の記録としての振り返りを定期的にしてみたいなと思っていて。(じゃないと忘れる)

ちょうど3ヶ月が経ったので、一度振り返ってみたいなと思います!


現状の整理

●これまでの経緯:

北海道→大学から東京で、社会人で横浜勤務(自動車メーカー マーケティング6年)→地元北海道大樹町に戻る(3年地域おこし協力隊、1年目の最後に起業)→東京(3ヶ月半、会社勤務)。UIJターンという言葉はあれど、私の場合はなんなんだろう。Nターン?そんな謎な動きをしています。笑

ちなみに夫は大樹町のロケットベンチャー勤務で、そのまま北海道に住んでいます。あと猫3匹も北海道。つまりは私だけが東京と北海道を行き来しているという、単身赴任女子状態。謎。


●仕事の状況

・東京:

東京のとある会社で広報の仕事をさせていただいています(広報の仕事は私のキャリアでははじめて)。正社員、週5勤務。裁量労働なので勤務時間は自由にコントロールできます。複業を前提に入社しているので、複業はもちろん北海道に月1〜2回帰ることも了承してもらっていて、「次はいつ帰るのー?」「北海道いってらっしゃいー!」なんて会話をしています。笑

・北海道側:

地元北海道大樹町で2016年に合同会社カミクマワークスを設立しています。社員は私1人。業務内容は地域のマーケティング支援。最初は移住事業をメインに始めたけれど、やれることはなんでもやります精神でいたら、移住・特産品開発・観光企画・ふるさと納税・講演・マーケティング調査・新規事業などなど業務内容がいろいろと広がってきてしまいました。笑 よくお仕事をいただくのは北海道、特に十勝地域ですが、最近は他県から講演の依頼などもいただいています(うれしい^^!!)

つまり整理をすると、東京で週5正社員として働きながら、自分の地域マーケティング系会社もやりつつ、北海道には月1〜2回程度、週末に戻っています(金〜日曜くらいの3日間)。


複業をやってみて、実際どうなの?

複業をやってみての所感をポジネガでつらつら書きます。

【よいこと】

・視座が上がる(マインド)

組織側はサラリーマン的に毎月お給料をいただけるのでそのベーシックインカムによる安心感がとてつもなく大きいです。日々の生活のお金を心配する必要がないから、視座も上がる。心の底から中長期的な視点でブランドや事業の目的を考えられる。以下の記事がうなずきすぎるのでよければ見てみてください。「小さいところからスタートアップすると、自分の半径数メートルのものしか見えなくなりがちであるため、企業に入ると能力やビジョンをより遠くまで見えるようにできる」という内容なんて身にしみすぎてしみすぎて、、、。


・安心があるから、思いきりジャンプできる。(マインド)

視座の話にも近いかもしれないですが、起業した会社の仕事をやっていて感じたことが、どんどん自分がとれるボールしかとらなくなっていくという感覚でした。もちろん、半歩先くらいのチャレンジはするのだけれど、大きなチャレンジは怖くて踏み切れなくなりそうな自分がいました。なぜなら失敗したら次の仕事はないので。あと、チャレンジしなくても生きていける=現状維持でOKという感覚もあって。組織という安心なベース?ホーム?があるから、思い切りチャレンジできる、思い切りジャンプができる、というのはありそうだなと。


・試し打ちの場がふえる(行動)

これちょっとやってみたいなーという案があったときに組織側でやってみるというのももちろんできますが、いきなりは厳しいかな?と思った時に、私の場合は自分がやっている会社=自分が社長であり決裁権があるので、自分の会社側で試すという方法があるのが、結構よいのでは?と思っています。今年の夏も早速ひとつトライしてみようと思っていることがあります。


・手札が増える(行動)

お仕事の相談をいただいたときに、東京の会社側で受けるか、自分の会社で受けるかを考えられること。クライアントさんにとってどちらがベストか(クオリティやできることを考えたら圧倒的に東京の会社側なのだけれど、そこまでの文脈や社内・議会での説明責任などクライアントさんにはいろいろな事情があるので)東京の会社だからできること、私の会社だからできることがあって、クライアントさんの目的や文脈に合わせて提案を考えられる、つまり守備範囲が広くなって、自分の手札=提案の幅が増えるのが自分に取ってもクライアントさんにとっても良いなと思っています^^

先日も、北海道庁の方が東京の私のオフィスまで遊びにきてくれて情報交換をしたとき。その方の担当地域では「農村インターン」的な活動を若者向けにやっているのだそう。農業やアウトドアガイド、リゾート地域なので観光や英語を使う仕事など。しかし、滞在期間もそこそこ長いので社会人はなかなか休めず、メインは学生さんになっているため、なかなか広がりが難しいという課題があり。

それに対して、私がいる東京の会社は働き方の制度をどんどん開拓していっていっているし、会社が個人のやりたいことを全て満たすことは難しい時代なのだから、もっと個人のやりたいことを応援できるように働き方にもグラデーションをつけたいよね、という考え。

そこで私が提案したのが、働き方の制度として1ヶ月農業体験などやれないか?というもの。私の会社は飲食業をやっているし、独立して個人の店を経営するメンバー(しかも起業も会社が支援してくれて2年くらいお給料がでたりもする)も多いので、将来農業をやりたいメンバーや自分のお店を持つための食材などのリサーチ、英語を使う接客の練習などもできるかもしれない。今の世の中って、自分の夢ややりたいことに向かうなら会社を辞めざるえをえないという状況がある気がしていて。辞めなくても堂々とやりたいことへの準備ができたり、夢の応援を会社がやったり。0か100か、ということではなくて個人と会社の関係も、もっと色々な形があっていいと思う。

という感じの話をしたら思い切り盛り上がったのですが、そんな感じで2つの仕事、働く上での2つの場を持つことで、リソースが増え、提案できる内容にも幅ができるなあと思ったのでした。


・面白がられる

複業が注目されてきているという世の中的な空気感があるせいか、とっても面白がられます。笑 これ結構大事!そして、これはまさに今が旬なのだと思っています。

しかも、私個人のブランディングだけでなく、東京の会社側「さすが〇〇会社さんですね」をよく褒められるというのが興味深いところ。そして、それが一番嬉しいことかもしれないなあ。



ビミョーなこと

・休みがなくなる(行動)

目下の一番の課題がこれ。東京の会社は週5勤務で働いているので、夜や土日などプライペートの時間で個人の仕事をやるのですが、ちゃんとコントロールしないと本当に心身ともにきつくなります。(週7働く、なんてことになる。涙)それはもう自分のジョブコントロール、マネジメント力の低さが課題なので、そこは改善していくしかないなと。


・申し訳ないという気持ちがある(マインド)

東京側の会社ではもちろん自分なりに一生懸命働いているけれど、本当はもっともっとコミットしてほしい(いや、フルコミットはしているのだけれども)と思われているのではないか?という気持ちがあります。そんなこと誰も言わないし、むしろ「個人のやりたいこともちゃんとできているのが理想なのだから、北海道の仕事をちゃんとやってほしい。」と周りは言ってくれています◎

つまりこれは、自らが架空のプレッシャーを生み出しているという勝手な思い込み!!涙 なんだか、本当日本人的だよなと自分でも思う。笑 しかし、この架空のプレッシャーが意外と軽視できなくて、自分の心のヘルシーさにつながるので何か対策考えなきゃいけないなと思っています。


・移動が疲れる、家族に会えないのが寂しい(マインド・行動)

これは複業と同時に2拠点生活をしている私が特殊な状況、というだけかもしれないけれど。

月1回北海道にいっているのですが、まだ仕事は覚えたての段階なので、週末の金〜日の3日間に帰る、くらい。しかし、移動って結構体力を使うので、地元や家族に癒されて気持ちは潤うけれど、体は疲れる!!

あと、やっぱり家族にもっと会いたいんですよね。夫が、私が東京で働くことを決めた時に「家族は一緒にいないとだめなんだよ。みかもそれがわかるときがくると思うよ」と言っていて、今ならその言葉がなんとなくわかります。


図にするとこんな感じ?(自分の会社もやりつつ、組織にも属するという場ケースにおいて)


仕事のスキルアップや成長、経験という意味では倍速でやれそうだし、提案できる内容が増えるからクライアントさんにとっても良い効果がありそう。

しかしネガティブな点も見えてきたので、うまく改善できればと思います。次回はどうやってネガティブな部分の課題に対して対策していくかをかんがえるぞー!


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