「虐げられた者たちよ (一)」

虐げられた者たちは
互いに憎みあい傷つけあう

支配者は
不満が自分に向けられないように

怒りや憎悪や恐怖を利用する
ときには娯楽や名誉も与える

支配者は
民衆を無知のままにしておく方が
扱いやすいことを知っている

民衆はいつになったら
立ち上がるのだろうか

だが息子たちよ
一滴の血も流してはならない


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