Twitter のつながりは「人」ではなくて「ネタ」ドリブンという今さらな気づき

2018年6月14日夜、Twitter のトレンドに「RED ZONE」という単語が載ったのですが、図らずもいろんなジャンルの人に刺さるワードだったようで、実に Twitter っぽいなと思ったので、感想メモを残しておきます。

80年代バブルの香りなアイマスキラーチューン

発端は、2018年6月27日リリース予定の「アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ」のイベントユニットの新曲「RED ZONE」という80年代バブリー感あふれる楽曲(冒頭の「花ざかりWeekend」も名曲なのですが、ぐっと我慢して96秒付近からお聞きください)

伝説のビジュアル系バンドの復活か!?

ところが、この「RED ZONE」というタイトル、他にもいろんな名曲がありまして、1999年にメジャーデビューした "Janne Da Arc" というビジュアル系バンドのメジャーデビュー曲も同タイトル。バンドとしての活動再開を待ち望むファンが数多くの居るようで「もしや活動再開くる?」とざわついていました。

公式動画はなさそうなので、YouTubeでググってみてください。こちらもかなりスルメな曲になっています。

音ゲーマニアにとっての「懐メロ」

さらに、いわゆる「音ゲー」クラスタ、ゲーセンで鍵盤のようなマシンを超高速で叩いている謎の集団(ひどいw)な界隈の人にとっては、ビートマニアという、音ゲーの元祖と呼ばれるシリーズの名曲として語り継がれているのがこれまた「RED ZONE」。すでに10年以上昔の曲なので、「懐かしいわー」とザワザワしておりました。ニコニコ動画に上がっていたプレイ動画を置いておきますね。あ、私はこの曲が流行るさらに数年前、5鍵と呼ばれる初期のビートマニアをやりこんでいました(遠い目)

ニコ動民に愛される「RED ZONE」

そして、このビートマニアの「RED ZONE」はニコニコ動画の住人にこよなく愛されて、MAD 動画としていろんな界隈の人に耳なじんでいたそうで、私も探してみたところ、こんなにバラエティに富んだ動画がありました

いわゆる「演奏してみた」動画や・・・
『澪ベースでRED ZONE弾いてみた』

「エア走り屋」を東方キャラで「手書きMAD」化したものを「MMD(MikuMikuDance)」で作り直した、まさにニコ動らしいネタてんこ盛り動画
『【第4回MMD杯本選】霊夢がシフトチェンジでRED ZONE』

さらには、電話機で演奏してみる「才能の無駄遣い」感あふれる動画まで、いろいろな動画に使われているのでした。

これだけバズっていても、「人」には紐づいていない

観測してた感じだと、2,3時間トレンドに載っていたと思うのですが、たぶん、数日も経てばみんな過去のネタとして忘れてしまうだろうなーということと、「いろんな人がいろんなRED ZONEの思い出がある」というバズり方で、特定のだれかにスポットが当たるわけでもなく、「RED ZONE」というネタでどわあああっと一瞬だけ交錯して、またみんな元の世界に戻っていくような、Twitter の楽しさが詰まった出来事でした。

というわけで、冒頭のニューアルバム、ぜひ購入してみていただけると嬉しいです。ミリオンライブ!シアターデイズというソシャゲも楽しいのでぜひぜひ。

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