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芸人とコンプライアンス。お笑い芸人になるには④

前回は「ネタ見せ」について書きました。

今回は、本題とはすこしずれますが【芸人とコンプライアンス】について思ったことを書きます。

今の闇営業・反社問題でニュースを騒がせていますが

私がお笑い芸人を目指してなったのが約10年ほど前。

当時から「コンプライアンス」という言葉が出ていました。


養成所卒業後ではありますが、期別に芸人が集められ警察OBのから説明を受けました。

内容としては、「反社とつきあうな」「ハニートラップに気を付けをろ」といった感じでした。

ちょうどその時「島田紳介さんが反社と関わって芸能界を引退する」という事件がありその事がかなり関係していると思います。

その話を聞いていく中で最終的な結論として

「芸人である前に、ちゃんとした人であれ」

という事でした。

正直「うそでしょ?ちゃんとしてないから芸人になろうと思ったのに」って感じでした。

勉強が嫌いで、運動もできなくて、お金がほしくて、有名になりたくて、モテたいから芸人になったのに...

2000年ごろからの芸人ブームから、芸人は活躍の場をどんどん広げていきました。

今までは、バラエティ番組のMC、雛壇のにぎやかしなどがテレビの中の芸人の立ち位置でしたが、徐々に活躍場を広げドラマ、ニュースのコメンテーターなどにいるようになり、政治経済の話をして社会的地位がかなり上がったいったと思います。

それが故に、「憧れる職業」「将来なりたい職業」として一般の人が「芸人」職業を身近に感じて、昔からのイメージの「アウトローな職業」がなくなっていきました。

発言ひとつとっても

「また、芸人がふざけたこといってるな」で以前は終わっていたものが

「なんて非常識なことを言うんだ」というように取り上げて叩かれることも多くなってきました。

そんな状況をみて駆け出しの私は

「芸人うまみね~」

と思いました、でもやめるといったことせず続けていくのですが。

先輩方の功績で芸人という地位が上がり仕事も増えていって、「芸人」という職業だけで生活できる人が増えたのはとても良いことだと思うのですが、その分「社会的責任」「社会に与える影響」というのも一緒についてきて、行動に制限が加わるという事はついてくるというのを改めて感じました。




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