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死について

この頃体調のせいか、死ぬことをよく考える。
救いは死んだ本人は死を自認することはない。永眠という言葉があるように眠っているのと変わりない。目覚めないだけだ。
それは神の存在とも似ていて、自分がいるから神がある。

逆説的だが、死後の世界は生きているものにとって意味があるのであって、死んだ人が現世に影響を及ぼすことはなく、つまり生きている自分が感じたり考えたりすることだ。

死を意識すると、生きることに向き合うことになる。
自分が死んだとき誰も悲しんでほしくないし、忘れてもらってもかまわない。
そもそも仮死状態で生まれ、脳性麻痺の障害が残ったが生き延びたのだ。
障害者の平均寿命は50才といわれていて、自分は優に超えてる。養護学校の高等部を卒業して、障害者雇用促進法のおかげで就職もできた。(納税者になれた)
結婚もした。主人にしたって4才で交通事故に遭い両足切断、生きていてよかっただ。
二人して全人生が余生みたいなもの。そう考えれば多少のことはなんてことない。
感謝しかない。いつ死んでもありがとう。それだけ。

ま、些細なことにいらっとしたりするけどね。


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