24年間苦しんだ鼻炎が4日で消えた。鍼灸師がゼロから教える断食の教科書(6万字)

小学2年生から高校生になるまで、ぼくが「自宅」「学校」の次に長い時間を過ごした場所は「耳鼻科」でした。

無愛想な先生にビクビクしながら、鼻の中に耳かきのような細長い棒を入れられて、大粒の涙があふれる鼻炎治療は苦痛以外の何者でもありません。

また、薬剤の入った吸入器を鼻に10分当てると、半日くらい口の中がマズくて、食欲が失せるほど気分がゲンナリしてしまいます。

こうして耳鼻科へ約10年通った結果、ぼくのアレルギー性鼻炎はどうなったでしょうか?

効果はゼロ。1でも2でもあればいいのですが、ほんとうにゼロなのです。

寒い日やホコリの多い場所では相変わらず鼻水が止まらず、結局それらの環境を避けるくらいしか予防法はありませんでした。

ぼくが21歳のとき沖縄へ移住したのも、気候が暖かくて花粉がないため、鼻炎が起こりにくい環境だったからという理由に他なりません。

(ただし、真夏にクーラーの効いた店内では相変わらず鼻炎地獄でした)

そんなぼくの鼻炎人生が180度変わったのは、31歳の冬に行った7日間断食でした。

▼3日目。超苦手な12月の寒い日なのに、なぜか鼻炎が起こらない。


▼4日目の朝。鼻水が完全に止まる。


結局、この断食4日目を境に、24年間苦しんだ鼻炎はウソのように消えてしまったのです。

この衝撃的な7日間で、ぼくは断食に心を奪われました。

断食関連の書籍を読みあさり、LINEやFacebookでグループを作り、仲間を募って定期的に断食をすることにしたのです。

おかげで、断食メンバーからは次のような声をいただきました。

・甘い物が自然といらなくなった!
・日中の眠気がなくなり集中力が上がった!
・朝5時半に勝手に目が覚めるようになった!
・どんなゴハンでも美味しく感じるようになった!
・みんなに肌ツヤが良くなったと言われるようになった!
・健康意識が高くなって原材料名を確認するようになった!
・化粧するたびに肌荒れがなくなったのが実感できるようになった!

LINEでのやりとりを抜粋すると・・・


正直、ここまで効果を出すことができるとは思いませんでした。

このnoteは、断食を通して喜んでもらえる人をひとりでも増やすため、これまで行った断食の知識をすべて詰め込みました。

・断食って体調を崩すんじゃないの?
・断食ってリバウンドするんじゃないの?
・断食って栄養失調になるんじゃないの?
・断食って筋肉落ちるんじゃないの?

こんなギモンにもしっかりと答えていきますので、ぜひ熟読ください。

----もくじ----
第1章 どうして断食をするの?
1-1▶︎これからは習慣も持ち物も「引く」時代
1-2▶︎断食の効果は6000年前のエジプトが証明している
1-3▶︎リバウンドしないの?断食によくある3つの誤解
1-4▶︎脳はバカ、腸は賢い
1-5▶︎断食・絶食・不食の違い
1-6▶︎「一病息災」のほんとうの意味
1-7▶︎人生最期の楽しみはグルメである

第2章 なにが断食で治るの?
2-1▶︎断食で効果が期待できる症状
2-2▶︎毎日快便でも宿便は出まくる
2-3▶︎断食する前に医師に相談すべき病
2-4▶︎グループ断食でメンバーに現れた変化

第3章 どうやって断食するの?
3-1▶︎断食の種類はどんなものがあるか
3-2▶︎究極の食事「まごはやさしいっす」とは
3-3▶︎断食中に起こる症状の傾向と対策
3-4▶︎断食をラクに過ごすコツ
3-5▶︎断食中に注意すべきこと
3-6▶︎3日間断食マニュアル
3-7▶︎7日間断食マニュアル
3-8▶︎断食後も効果を持続させるために

第4章 断食で効果が現れた体験談
4-1▶︎アレルギー性鼻炎(中村ひろき)
4-2▶︎肌荒れと甘い物中毒(あーみー)
4-3▶︎過眠と疲れやすさ(るってぃ)

第5章 もっと深く知りたい人へ
5-1▶︎「酸化」の次にブームを巻き起こす「糖化」とは
5-2▶︎ヒトのエネルギー源は「糖」と「ケトン体」
5-3▶︎糖質制限を利用したダイエット方法とは?
5-4▶︎99%が知らない添加物にまつわる話
5-5▶︎断食の最終目標は「○○」である
5-6▶︎7日間まごやさ断食をやってみた
5-7▶︎調味料の選び方講座
5-8▶︎3日間フルーツ断食をやってみた
5-9▶︎飲み物との付き合い方講座
5-10▶︎甘い物の四天王を知ろう講座
5-11▶︎おわりに


 第6章 Q&Aコーナー
6-1▶︎準備食はどうやって「徐々に」減らすの?
6-2▶︎ケトン値を測る機械はどこで買えるの?
6-3▶︎なかなか実行できない時はどうすればいい?




・・・第1章 どうして断食をするの?・・・

1-1▶︎これからは習慣も持ち物も「引く」時代

第二次世界大戦で焼け野原となった日本は、その後大きな経済成長の波がやってきて世界一の経済大国となりました。

家も、車も、食料も、電化製品も、同じ製品を大量生産することで諸外国に違いを見せつけ、物質的な幸せこそが豊かさの源泉だと信じ込まされてきたのです。

戦前と戦後を比べて日本人の暮らしはどう変わったのか。

ひとことでまとめると「不足」から「過剰」になったと言えるでしょう。

住宅は供給過剰で空き家だらけ、インターネットは情報過剰でガセだらけ、ジャンクフードは摂取過剰で糖尿病だらけ。

この状況を打破するために大切なキーワードは「引くこと」です。

最低限の物しか持たないミニマリストや、電気や水道を自給するオフグリッド生活が話題ですが、あれはまさに「引くこと」を形にしたライフスタイルでしょう。

今回のメインテーマである断食も、まさに「引くこと」を形にした健康法です。


「断食」と聞くと山奥で修行するかのようなイメージを与えてしまいます。しかし、人類が狩猟生活を始めた約250万年前に対し、1日3回食べるようになったのはごくごく最近の江戸時代から。

1万年前に稲作が普及するまでの約249万年間は、明日の食事が保証されていない狩猟生活によって人類は存続してきたのです。

きっと、1日や2日ごはんにありつけない時もあったでしょう。

つまり、人類の歴史の99%以上は、日常生活の中に断食が自然と溶け込んでいたということ。満腹よりもずっと空腹の時間のほうが長かったのです。

そう考えると、つねに満腹でなければ落ち着かない現代人が、さまざまな病気にかかるのは当たり前ではないでしょうか?

そんな現代人に、ぼくがぜひ皆さんにお伝えしたいのが断食です。

新たな健康食品をプラスするのではなく、今の食生活から不要なものをマイナスすること。

それこそが、もともとの原始人の暮らし「人間0.0」を取り戻す第一歩なのです。

1-2▶︎断食の効果は6000年前のエジプトが証明している

先に述べた通り、断食は仙人の修行ではありません。

ましてや、雑誌やテレビで一瞬だけ脚光を浴びる一発屋の健康法でもありません。

断食の効能は、6000年前に建てられたピラミッドの碑文にこう刻まれているのです。

われわれは食べる量の4分の1で生き、4分の3は医者のために食べる。


つまり、満腹になるまで食べることは、医者を儲けさせるためにしかならないと伝えられているのです。

また、世界各国を見渡しても、過食の害を示す言葉はたくさん登場します。

・断食で治らない病気は、医者にも治せない。(ドイツのことわざ)
・断食はメスを使わない手術である。(フランスのことわざ)
・全ての薬で一番良いのは、休息と断食である。(アメリカのことわざ)
・断食は哲学の門である。(ソクラテス)
・病気は祈りと断食で治しなさい。(キリスト)


医療の発達した現代では、さすがに「断食で治らない病気が医者にも治せない」とは限らないでしょう。

しかし、10年以上通っても1ミリも治らなかった鼻炎が4日間の断食で治ったぼくの例のように、最新の医療がすべて優れているというわけではないことは明確ですよね。


動物界を見渡しても、調子が悪いときに飲食するのはヒトだけです。

ネコもライオンも、調子が悪いときはただひたすらに断食して回復を待ちます。

回復するためには、エネルギーを胃腸に消費せず、修理が必要なところで使うほうが最短ルートであることを本能的にわかっているのです。

どこぞのコマーシャルで「食べる前に飲む」といって胃薬を飲んでいるのは、カラダを一時的に麻痺させていじめていることに他なりません。

宣伝広告にまみれた現代では、カラダにとって本当に大切なことは非常に見えにくくなっています。

そんなときは、6000年前の古代人の教えを思い出してみてください。


1-3▶︎リバウンドしないの?断食によくある3つの誤解

断食をするにあたって、必ずぶつかるギモンは次の3つでしょう。

①断食が終わったあとリバウンドしないの?
②断食中に体調をくずさないの?
③断食したら筋肉が落ちないの?


フツーに考えれば、このギモンが頭に思い浮かぶのは自然なことです。

なにしろ僕たちは、生まれた時から「1日3回しっかり食べなさい」と教え込まれてきましたから。

しかし、大阪には1日1杯の青汁で10年以上生活している女性がいますし、メキシコには糖質をほとんど摂らないのに1日200km以上走り続ける民族もいます。

一般的な栄養学では説明のつかないことが、世の中では多々起こっているのです。

それでは、この3つのギモンをひとつずつ解説していきます。


①断食が終わったあとリバウンドしないの?

ダイエットしたい女性にとって必ずついて回る問題。それが「リバウンド」ですよね。

結論から言えば、「短期的にリバウンドする可能性があるが、長期的にみればその確率は減っていく」といえます。

ぼく自身を例に挙げましょう。

人生初の3日間断食が終わったとき、制限が解けた嬉しさで、カレーやラーメンなど大好きなものをたくさん食べてしまいました。

なにを食べても美味しく感じられるため、歯止めが効かなくなってしまったのです。

断食が明けて1ヶ月ほど経つと、あっという間に体重は断食前に戻ってしまいました。

このとき、ぼくはこう思いました。

「ああ、断食は胃腸の休息にはなるけども、ダイエットにはならないのだな。」と。

ところがです。

3ヶ月に1回断食を取り入れる習慣をなんども続けているうちに、だんだんと味覚に変化が感じられるようになりました。

大好きだったゴハン・パン・麺類などのいわゆる糖質類が、以前よりも自然といらなくなったのです。

今まで魅力的に映っていた「ライス大盛り無料」などの看板に惹かれなくなり、代わりに「自然食レストラン」「さっぱり系」などのフレーズに吸い寄せられるように。

前回の断食から3ヶ月も経っているのに、カラダはそのことをちゃんと記憶してくれている。そんな不思議な感覚でした。

あとで詳しく説明しますが、この味覚の変化は偶然ではなく、きちんとしたロジックがあります。

今まで糖をエネルギー源として使っていたカラダは、徐々にケトン体をエネルギー源として利用してくれるようになったのです。

話を戻しましょう。断食は短期的にみればリバウンドする可能性があります。

しかし、定期的に断食や少食を取り入れるようにすれば、徐々に食の嗜好に変化が現れ、以前のような糖質メインの食事が摂れないカラダになります。

そうなってしまえばこちらのもの。もはや糖質をガマンするのではなく、自然と欲しくなくなってしまうのですから。

ここで初めて「リバウンド」という悪循環から脱出することができるので、読者さんには、ぜひ定期的に断食習慣を取り入れていただきたいと思います。


 ②断食中に体調をくずさないの?

「1日3食」が当たり前になっているのに、「3日0食」をやれというわけですから、体調不良を心配される方がいるのは当然ですよね。

結論からいえば、「くずす可能性は十分あるが、正しい準備期間を過ごすことで最小限に抑えられる」といえます。

さて、ここでひとつ気になりますよね。

「くずす」って、具体的にどんな症状が出る可能性があるのでしょうか。

肝臓や腎臓などの重大な持病がある場合をのぞいて、正常人が断食中に最も現れる症状が「低血糖」とよばれるモノ。

眠気、頭痛、ふらつき、脱力感、吐き気、手のふるえなどが現れ、ときには仕事に支障が出るほどの強い症状が出る人もあります。

さぁ、低血糖はなぜ起こるのか。

実はこれ、普段から米・パン・麺類・甘い物などの糖質を食べ過ぎている人ほど強く現れる傾向にあります。

ふだんからエネルギー源を糖質に頼り過ぎているため、断食によって糖質が入ってこないことで血糖値が急降下し、カラダがパニック状態を起こすのです。

反対に、普段からケトン体をエネルギー源として活用できている人は、低血糖症状がほとんど起こりません。

断食中に糖質が不足しても、速やかにケトン体を作ってエネルギーに変えるスイッチが入るため、カラダがパニックを起こさないのです。

つまり、この低血糖症状は、断食を通して体質を激変させるために、糖質中毒者誰もが通る道なのです。

かくいうぼくも、荒れた食生活の直後に断食をすると、頭痛や足の脱力感に見舞われることがありますから。

・・・とはいっても、できることなら、なるべく低血糖症状を起こさないように断食期間をやり過ごしたいですよね。

そのカギは、繰り返しますが「断食前の準備期間の過ごし方」にあります。

そのヒミツはまたあとで。


③断食したら筋肉が落ちないの?

断食中は筋肉の元となるタンパク質を摂らないので、このギモンが生まれるのは至極当然のことでしょう。

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24年間苦しんだ鼻炎が4日で消えた。鍼灸師がゼロから教える断食の教科書(6万字)

中村ひろき

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