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2年目デザイナーがDEIB担当取締役にチャレンジする話

こんにちは、株式会社ゆめみでデザイナーをしているなかむられなです。チャレンジ取締役という制度を使い、2024年4月1日付でゆめみのDEIB担当取締役に就任しました🌷

自分としても大きなチャレンジとなるこのタイミングで、就任までの経緯とこれからの展望をnoteに書いてみようと思います。

チャレンジ取締役とは

チャレンジ取締役はゆめみのメンバーが経営にチャレンジする機会創出として設けられた制度です。経営を経験することで本人の成長機会が得られるのはもちろん、ゆめみとしても新たな経営視点が加わることで、多様な可能性を生み出していくことを目的としています。

現段階では、取締役としての経験が不足していたり、あるいは必然性が必ずしもなかったとしても、経験として取締役になる事で本人の成長機会につながることを目的とする

ゆめみオープンハンドブックより

という部分が、この制度の最も特徴的なポイントだと思います💡

このように育成の観点が強い制度のため、経験や実績が少ない私でも、取締役にチャレンジすることができました。(更に詳しく知りたい方は👇のページをご覧ください)

チャレンジ取締役が生まれた背景

ゆめみは2000年の創業時よりメンバー全員が社会人経験のない学生ということもあり、経営面において多くの壁に直面し、試行錯誤を重ねながら独自の企業風土や仕組みを育みながら成長してきました。そのカルチャーを踏襲する形で生まれたのが、チャレンジ取締役制度です💫

どうやったらチャレ取になれるの?

基本的には以下のプロセスを経て選出されます🏄

  1. 本人から自薦として応募を行う

  2. 応募があった中で、常勤取締役が審査を行う

  3. 審査を踏まえて、確定した応募を非常勤取締役含めた取締役会で検討して決定する

  4. 決定した候補者の取締役選任を株主総会で起案して決議を図る

かくいう私も、Slackで自らプロリクを出して取締役に立候補しました🥳

立候補した時のSlackメッセージ(スタンプ沢山、優しい世界^^)

DEIB取締役になった経緯

DEIBとは

DEIBとは、多様性(Diversity)、包摂性(Equity)、包括性(Inclusion)、および所属(Belonging)を指す言葉です。これらの要素は、組織内や社会において、異なる人々が公平に扱われ、認められ、尊重されることを促進するために重要です。

by chatGPT

…という説明をすると、めちゃくちゃ難しく聞こえてしまうと思うんですが、私は「ここにいる全員がもっと生きやすくなるように仕組みで解決していこうぜ!」というマインドのことだと解釈しています。

代表のれいっちもDEIBに関する宣言を出しているので、気になる方は読んでみてください👇

ここからは、なぜ私がDEIB担当取締役に立候補したのか?ということを振り返っていきたいと思います。

① 学生の時から女性の身体や働き方に強い関心があった

わたしは学生の時から、DEIB領域、特に女性の身体や働き方について強い関心がありました。具体的には、生理用品を無償提供するプロジェクトや、生理を見える化する社会実験など、様々な企画を立ち上げてきました🪡

学生時代に取り組んでいたプロジェクト

社会人として働き始めてからも、複業としてフラワーブランド「ポアダム」を立ち上げ、生理や躁鬱をテーマに作品を制作、展示する活動をしてきました🌹

お花屋さんとしての活動♪

このように、自分がこれまでにやってきた活動が活かせる役割である、というのが立候補理由の一つでした。

② 精神疾患や発達障害の当事者である

また私は、パニック障害や鬱、解離性障害など、さまざまな精神疾患と闘ってきた過去を持っています。👇のnoteは、一番症状がひどく、入院していた際に書いたものです。

ピーク時と比較すると症状は落ち着いていますが、今でも突発的にパニック発作が出たり、一時的な記憶が抜け落ちてしまったりすることはあります🥲

だからこそ、いわゆる"普通"とされる働き方が出来ないのではないか、どうやって生きていこう〜〜と不安な気持ちでいっぱいの時がありました。

そんな中、フルリモート/フルフレックスで働くことができ、有給取り放題制度のあるゆめみは、私にとって願ってもない環境でした。実際、1年働き続けることが出来たのはこの制度のおかげだと思っています😎

その結果、私のように"普通の働き方"に苦しめられている人の選択肢の1つとして名前が上がるような、のびのびと働ける環境を作っていきたい、という気持ちが芽生えました🌱

自分のこれまでの頑張りを活かせる役割

このように、DEIB担当取締役は、自分が興味を持ち取り組んできたことや、もがき苦しんだ経験を活かすことができるポジションだと捉えています🐦

これからの展望

メンバーのことを知ることから始める

取締役としての私の役割は、メンバーが「しかたないか」と諦めたり我慢したりしていることを一つでも減らしていくことです✊

だからこそ、まずは一人ひとりの問題やモヤモヤを丁寧に拾っていきたい。

昨年度より開始したeNPSの測定や、同じ悩みを抱えるメンバーが集まるつらみ会の開催など、定量定性両面からメンバーのモヤモヤを可視化していく予定です。

新しい考え方を取り入れる

メンバーのことを知るだけでなく、メンバーが新たな考え方をインストールする場所も作っていきたいと思っています🔥

これまで社内で開催していた哲学対話会の外部展開や、D&I検定の活用など、さまざまなアプローチで価値観をアップデートするサポートをしていきたいです。

最後に

マイノリティはマジョリティが目覚めるための道具ではない

私がとても大事にしているケイン樹里安さんの言葉です🗣

DEIB担当として「会社のアピールのためにマイノリティを利用する」という行為だけは、絶対にしたくない、という思いがあります。

ですが私自身、いまだに無意識に差別的な言動をしてしまうことは多々あります。

そのことに気付くたびに「うわ〜〜最悪だ自分😰」と自己嫌悪に陥ってしまいがちなんですが、そうやって一つ一つ価値観をアップデートしていく地道な作業こそが一番重要なんだろうな、と思っています。

だからこそ、自分ひとりで進めるのではなく、いろんなバックグラウンドを持つゆめみメンバーをたくさん巻き込んで、みんなで生きやすい環境を作っていきたいです^^⭐️

(代表れいっちと面談した際、「DEIB担当が苦しそうな顔をしてたら元も子もないからね!無理せず仲間を作って楽しんでやろう!」と言われたのがめちゃくちゃ記憶に残っています🛸)

というわけで。まだまだ未熟な私ですが、頑張りますので、これからどうぞよろしくお願いします!!!!

【おまけ】DEIBに関心のある方へ

ゆめみ社内での活動はもちろんのこと、様々な方とコラボしての企画も進めたいな〜とぼんやり考えています。

私と話してみたい!こんなことやってみたい!という方がもしいらっしゃいましたら、XのDMに連絡頂けると泣いて喜びます👶🏻

ぜひご連絡ください!

X → https://twitter.com/rena_oppi


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