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「20歳の次女に送るエール!」

Facebookの「思い出」に、父子家庭の2年前の投稿が出てきた。

高3の次女、七海(なつみ)が最近、急に大人っぽくなった。先月18歳になってから、2年前に亡くなった妻に益々似てきたのだ。この夏休み、親友が経営する箱根園の動物ランド「だっこしてZOO」で親元離れてバイトしたら、自立心が芽生えたのか、内面の変化が表情に現れてきた。病気が完治するには、まだ時間がかかりそうだが、少しずつ良くなっているのは間違いない。モンゴル人・シャーマンにも、フィリピン・ドゥマゲテで良く当たる占い師にも、
「七海の病気は治って幸せになる!」
と断言された。
占いは、良いことを言われた時は信じるようにしている。

ドゥマゲテの占い師には、
「稀に見る、実にいい家族だ!」って言われたよ、
って、今朝、娘たちに話すと
20歳になる長女、未空(みく)も、七海(なつみ)も、声を揃えて
「それは間違いないね!!!」
いつものように、2人の娘とハグして出社!

2年前、娘が生死を彷徨うような病気になって俺に教えてくれたこと。それは、家族より優先する仕事なんてないってこと。何より仕事を優先してきた俺が初めて仕事をキャンセルして娘のそばにいることを選択したら、娘が回復に向かったのだ。

昨日noteで紹介した親友の島田園長が経営する箱根園の動物ランド「だっこしてZOO」で、高3の夏休み、初めて親元離れてバイトした経験は、次女、七海にとって人生の転機になったと思う。すべてを承知でバイトさせてくれた島田夫妻には、今でも感謝の気持ちでいっぱいだ。

娘たちが幼いころ、初めて動物園に行った時のことを思い出した。
「一番好きな動物は?」と聞くと、
2人揃って「ヤギさぁーーん!!!」
「なんで?」
「だって、エサをあげられたから」
どんなに大きな動物よりも、有名な動物よりも、触れあえた動物が幼い娘たちにとって一番だったのだ。

島田園長は、子どもたちにヒヨコのような自分よりも弱い小さな生き物と触れ合うことで、優しい心を育んでいる。
「生き物を通して学び成長できることはたくさんあるんだよ」って、教えてる。それは「いのちの大切さ」を教えることでもあるのだ。

4年前に亡くなった妻と同じ拒食症で、ちょうど2年前の1月~4月まで入院してた次女、七海(なつみ)。生死を彷徨っていたとは思えないくらい元気になって18歳の誕生日を迎え、今年7月で20歳になった。

七海も長女、未空(みく)も、仕事が忙しくて、なかなか読み進められないみたいだが、一生懸命、俺の新著「ようこそドラマチックジャーニーへ」を読んでくれている。

人生はなかなか思い通りにいかないけど、生き方に勝ち負けはないよ。たとえ失敗しても、やり切ったと思えるくらいやった自分を褒めてやろうよ。他人と比べるんじゃなくて、昨日の自分と今日の自分を比べようよ。本気でやったことは誰かが見てくれている。何より自分が一番わかってる。自分にはウソをつけないからね。そうすると、ときどき思いもよらないギフトがある。人生って、誰もが生きるに値する価値あるもの。「きっと、よくなる。きっと、うまくいく。大丈夫!」だって、産まれてきただけで、パパに一生分のギフトを与えてくれたから。君たちが生きてるだけでパパは充分幸せだよ・・・そんなことが伝わればいいな。

長男、颯馬(ふうま)が20年後、20歳になって俺の本を読むことを想像すると、ワクワクする。娘たちみたいに素直に読んでくれるかなぁ。今回の新著は、おまえのために書いたんだけどね 笑。

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   人生は、世界は、リレーそのものだな。
   バトンを渡して、人とつながっていける。
   一人だけではできない。
   だけど、自分が走るその時は、
   まったく一人きりだ。誰も助けてくれない。
   助けられない。誰も替わってくれない。替われない。
   「一瞬の風になれ 3」 佐藤多佳子(著)


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