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「学童保育指導員x元プロボクサー 鷹箸哲也」

「信汗不乱(しんかんふらん」
そんな四字熟語を初めて知った。
元オリックスの仰木監督の造語らしい。「流した汗は裏切らない、必ず光明がさす」と、野茂選手やイチロー選手にも教えた言葉だ。

それを、座右の銘にしているのが隊員てっちゃん。ボクシングトランクスにも、その言葉があった。

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プロボクサーの引退年齢が37歳というのも、てっちゃんから教わった。彼の引退試合となった会場に10人の仲間と応援にいった。
「せっかく応援にきてくれたのに、隊長、無様な試合を見せてすいません」
そう言った彼に、
「てっちゃん、良い試合をありがとう!」って言っていた。きっと、自分自身にも言っていたんだと思う。ダメな自分を受入れて認め、それまで頑張った自分自身を抱きしめられたのだ。

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当時の俺は経営破綻がアタマの中でチラついて、期待に応えたいと必死で、
焦れば焦るほど何をやっても上手く行かなくて空回り。何十年と有言実行してきたと自負してた分、珍しく凹んでいた。結果の出せない自分を責めていた俺が、隊員(お客さん)から、どう見えているのかが、逆の立場になって初めてわかったのだ。

「結果が見えない中で頑張る姿が、誰かの勇気や元気になってる」
と思うことができたことが、「今」の俺に繋がっている。

会社倒産、自己破産しても、心が崩壊せずに、生きる力をもらえたこと、
改めて「あの時はありがとう!」とお礼を言いたかった。

voicyラジオで、しっかり言えた。

新宿御苑でミット打ちをやったこともあった。57歳になる直前の2017年11月のことだ。30代で少林流沖縄空手をやっていたから身体が憶えていた。

また、コロナが収束に向かったら、どこかの公園で人数制限かけて、このイベントも再開したい。きっと、気持ちの良い時間を過ごせるはず。特にミット打ちなんて、やったことのない女性や子供たちとやってみたい。

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「バックステップは逃げじゃない」
ボクシングのトレーナーから言われたらしい。それが正しいことは歴史が証明している。小牧・長久手の戦いで、10万の秀吉の軍勢に対し、1万7千の兵で挑んだ家康。局地戦では勝っても、秀吉の講和に応じ、一端は退いて態勢を整えて、やがて天下人となっていったからだ。何事も引き際が肝心なのだ。

てっちゃんが「出産祝い」に一冊の絵本をプレゼントしてくれた。

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素敵な絵本を、ありがとう。息子、颯馬(ふうま)に読み聞かせをするのが楽しみだ。

 流されることなく
 流れを つくりますように
 きみの心のうたが みんなに ひびきますように
 毎日が きみの はじまりの日
 きょうも あしたも
 あたらしい きみの
 はじまりの日
  「FOREVER YOUNG はじまりの日」ボブ・ディラン作

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