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【嵯峨島】最果ての地の荒々しい火山島は、穏やかな信仰の島(長崎県五島市)

2020/2/27

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五島つばきマラソンに行く車に乗せてもらって福江の街から三井楽町へ向かった。嵯峨島への渡船は三井楽町の貝津港から1日3便出ている(平日は4便あるがこの日は日曜日)。三井楽まで無料で行けるのはありがたい。

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貝津港からの船の乗客は5人居た。全員男性。一人は嵯峨島在住なのだろうか30代くらいで何も持っていない。自分を除いたあと3人は釣り人だった。

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嵯峨島に着いて港からすぐの島唯一の商店「なかむら商店」で電動自転車(5時間500円)を借りて出発。「(島で一番高い)男岳は木が覆い茂っていて、山頂まで行っても眺望は悪いから行かない方が良い」となかむら商店のおばさんが言うので、島の北方面は教会までしか行かなかった。

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大正時代に建てられた嵯峨島教会。坂を登るとちょうど日曜礼拝を終えて帰るところの島民と、会釈しながらすれ違う。みんな大きな声で世間話をしていて、礼拝が日常の生活に溶け込んでいるのが分かる。教会では各自の机の引出しや椅子の上に聖書や讃美歌集が置かれている。穏やかな陽の光。

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島内の小径で出会う島民は居ない。 小学校も日曜日で誰も居ない。校庭や校舎には入らず。離島の小学校では校内を見学させてもらえる事も有るが、無許可で入るのはまずい。児童数は3人なので、児童数よりも教職員の方が多いだろう。

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集落を出ると勾配のきつい坂道。木々の開けたところからは眺望が良い。東シナ海、外海に面した側は荒々しい景色。

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女岳南端の展望台で、持って来た昼食(おにぎり)を摂った。誰も居ないと思って草陰で眠っていたら、ルアー釣りに来た人に見つかり驚かれた。
女岳山頂から断崖を見る。島の西側の海から女岳を観たら、ここが噴火口の上端であることが分かるはず。ここから西は大陸まで何も無い。ここから海外に旅立つ古の人はさぞ不安だっただろう。

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午後の便で島を出た。嵯峨島は”日本の秘境100選”に選ばれている。東京から見たら最果ての地だ。五島列島の中でも交通の不便な地だろう。不便な事も多く所得も高くないかもしれないが、住民の”生活の豊かさ”は高いように見えたのは”信仰心”と関係が有るのかもしれない。
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【嵯峨ノ島】長崎県五島市三井楽町
人口161人(2010年)
西海国立公園特別保護地区
日本の秘境100選


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