中西和也(いえしまコンシェルジュ):不定期更新

2011年3月、大阪から瀬戸内海の離島「家島」へ移住。観光ガイドをしています。http…

中西和也(いえしまコンシェルジュ):不定期更新

2011年3月、大阪から瀬戸内海の離島「家島」へ移住。観光ガイドをしています。http://ieshimacon.com

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最近の記事

離島でまちづくりを12年やってみて、結局、資本主義に迎合するのか?の話

大学時代には建築が好きだったんですが、卒業時にはまちづくりを志しました。 それは、大学を卒業する2007年当時から、日本の総人口は減っていくし、それに応じて空き家もどんどん増えていくことがわかっていながら、建築業界(特にハウスメーカー)が、無秩序に「売れればなんでもいいや」という姿勢で建て売りをどんどん売っていくということに対して、「人の人生をも包含する建築の考えってもっと高尚なものなんじゃないの?!」という思いを抱いたからです。 本来もっと社会に望まれる形(空き家を有効利

    • noteまた書き始めます!

      こんにちは。 毎年年始に「今年は発信を頑張るぞ!」とどこかに書いては、そのままフェイドアウトするいえしまコンシェルジュの中西です。 でも、2024年は違うような気がする!! Twitterで、山田 邦明さん @kun1aki のつぶやきが流れてきて、「とにかくハードルを低くして書け」と。 https://twitter.com/kun1aki/status/1743874423927775397?t=XZbm0wnfMATwti5bYWKyVw&s=19 やっぱり色々と考

      • 家島への移住についての情報

        こんにちは。 「人生は所詮、思い出づくり。」いえしまコンシェルジュの中西です。 さて2023年も始まりました。本年も良い年にしたいですね。 弊社では「家島の暮らしを存続する」ことを目的に様々な事業を行っています。 家島に住む方、観光に来られる方、仕事に来られる方が、家島の魅力に触れ・楽しみ、その魅力を広め、より多くの方が家島に関わることで、家島の暮らしを存続することができると考えています。 その一環として、空き家の利活用や移住支援にも携わっています。 これまで1ヶ月の滞在を

        • 初めてクラファンに挑戦しています!

          こんにちは。 「人生は所詮、思い出づくり。」いえしまコンシェルジュの中西です。 大阪から瀬戸内海の離島家島(人口2500人)に移住し、観光ガイド、特産品の企画販売や空き民宿を譲り受けてうみのいえの運営、カフェの運営をやっています。 家島の玄関口である真浦港から徒歩2分のところにある空き家となっていた海がみえる1軒家を、去年、借金をして購入しました! 現在、改修をしており、一棟貸し宿泊施設「家島ハレテラス」(https://www.instagram.com/ieshima.

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        • 島暮らし8年目の記録
          23本

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          2021年のこと、走り書き

          こんにちは。 「人生は所詮、思い出づくり。」いえしまコンシェルジュの中西です。 大阪から瀬戸内海の離島家島(人口2500人)に移住し、観光ガイド、特産品の企画販売や空き民宿を譲り受けてうみのいえの運営、カフェの運営をやっています。 年末恒例、今年の振り返り。 ・牡蠣商品がめちゃくちゃ売れてます。 年始にあまから手帖の牡蠣のアヒージョが掲載されました。 姫路市のふるさと納税でも使ってもらっています。 羽田空港にも卸しています。 来年年明けには百貨店にも置いてもらう話になってい

          【島に住む・働く】瀬戸内海の島の「海がみえるカフェ」で働きながら島暮らししませんか?【カフェスタッフ募集】

          先日から、運営するカフェで働いてくれる方を募集しています。 いい出会いがあればいいなと思って、こちらでも掲載します。 募集にあたって、これまでの思いを書いていますのでご覧いただき、ぜひお問い合わせください〜! 問い合わせ先:nakanishi@ieshimacon.com(中西) ーーーーーー 長い人生のなかで、"島暮らし"をしたことがある人ってまだまだ多くないですよね。 瀬戸内の“島暮らし”の経験は必ずその後の人生の話のネタになると思って、大阪から移住してきました。 ほ

          【島に住む・働く】瀬戸内海の島の「海がみえるカフェ」で働きながら島暮らししませんか?【カフェスタッフ募集】

          だから生きていかなくちゃいけない

          三浦春馬さんが亡くなった。 衝撃を受けた。 彼のドラマをじっくりと見たこともないが、時々見かける彼は若くて輝いていて好青年という印象だった。 彼をこの場で責めるつもりはない。 なにより残念ながら彼はもう戻ってこない。 彼の苦悩・しんどさは、僕の想像できないものだと思う。 だけど、やっぱり生きていかなくちゃいけないと思う。 僕は知っている。 15歳には15歳の、30歳には30歳の、50歳には50歳の、100歳には100歳の苦悩があることを。 数年前に100歳を超えて亡くなった

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          島にあったコロナのいい影響

          こんにちは。 「人生は所詮、思い出づくり。」いえしまコンシェルジュの中西です。 大阪から瀬戸内海の離島家島(人口2500人)に移住し、観光ガイド、特産品の企画販売や空き民宿を譲り受けてうみのいえの運営、カフェの運営をやっています。 いくつか人が集まる場を持っているので、コロナの影響は大きく、うんうん言いながらずーっとコロナのことを考えています。 僕を含めて世の中で「コロナがあって良かった~」って言う人はほとんどないと思うんですが、この家島でひとつありました。 この春、大阪

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          島では人の「生き死に」が近い距離にあるという話

          瀬戸内海の家島という小さな島に10年ほど住んでいます。 大阪から移住し、観光ガイドなどをしています。 * 島で暮らしていて緊張感が高まる場面は救急車の音が聞こえた時だ。 とはいえ、家島の救急車の平均出動回数は1日1件前後なので、そんなに頻繁に聞こえるわけではない。 大阪にいた時は救急車の音が聞こえても気にしなかったが、島では「えっ、どこの誰がどうなったんやろ?!」とつい気になってしまう。 大抵の場合は知らない人であって何も起きないのだが、知り合いだった場合は「誰誰が運ば

          島では人の「生き死に」が近い距離にあるという話

          頭の中が混乱しています!!

          こんにちは。 「人生は所詮、思い出づくり。」いえしまコンシェルジュの中西です。 大阪から瀬戸内海の離島家島(人口2600人)に移住し、観光ガイド、特産品の企画販売や空き民宿を譲り受けてうみのいえの運営、カフェの運営をやっています。 ーーーーーー ネットニュースもテレビもSNSもコロナコロナですね。 正直しんどくなってきました。 子どものころから「スターになれるで!」と言われるぐらい、どこでもいつでも寝られる僕が最近、寝つきがとっても悪いです。 自分の気持ちや思考がめちゃくち

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          瀬戸内海の小さな島から20年後の地方都市の生き方・働き方を予言する

          こんにちは。 「人生は所詮、思い出づくり。」いえしまコンシェルジュの中西です。 大阪から瀬戸内海の離島家島(人口2800人)に移住し、観光ガイド、特産品の企画販売や空き民宿を譲り受けてうみのいえの運営、カフェの運営をやっています。 ーーー余談1--- 特産品の販売でいうと、今の時期、牡蠣がめちゃくちゃうまいっす。 身は小さいけれど、殻の中にパンパンにつまっています。 ぜひご賞味ください→こちら あと、家島の天然塩はサイコー→こちら ーーー余談2--- ✳このnoteは最後まで

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          瀬戸内海の小さな島から20年後の地方都市の生き方・働き方…

          2020年になったし、今年の抱負を宣言

          こんにちは。いえしまコンシェルジュの中西です。 大阪から瀬戸内海の家島という島に移住し、観光ガイドをやりはじめ、特産品の企画や空き民宿を譲り受けてうみのいえの運営、カフェの運営をやっています。 ✳この記事は最後まで無料で読める投げ銭制です。 早速、今年の抱負。 「書く。発信する。」 久々にログインしたら、下書きが山ほど残っていました。 文章を書くのは嫌いではないので、SNSよりこちらの方があっています。 暇さえあればパジャマでゴロゴロしておきたい人間にはキラキラしたSNS

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          2020年になったし、今年の抱負を宣言

          仕事とか経営の話

          大学生の頃、就活をしなかった。 働くことが嫌だったし、面接で”いかにも”自分をおおげさにPRすることに負い目を感じた。 社会はクソだと思っていたし、今も少し思っている。 「働くのが嫌」というのは、仕事というもののが”嫌なことをただ耐えること”、”誰かを騙してお金を得ること”というイメージしか持てなかったから。 建築という分野では、大学卒業頃、全国的にはすでに空き家が増加しているにもかかわらず、一方で住みやすい都市部ではハウスメーカーがバンバン家を建て、駅前にもマンションが乱立

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          島話23 胸のつかえが取れた話

          先日、自分の心のなかでひとつ区切りをつけることができた。 島話15 島では人の「生き死に」が近い距離にある で書いたおばあちゃんとの関係性に進展があった。 下を読む前に、ぜひ先に島話15を読んでください。 ーーー その家の前を通る時、ふと、あの時の会話が頭によぎる。 また今年も冬が来ると思うと、得も言われぬ気持ちになっていた。 ただ、そうは思いながらも、何もできないまま自分の生活をしていた。 ある日、港の近くで、あのおばあちゃんの息子さんらしき人と、一列になって、僕の子

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          悔しくて泣きました

          どうも。ご無沙汰でした。 大阪から瀬戸内海の離島家島に移住した中西です。 今日は島の高校で授業をしてきました。これまで、おそらく100回以上は話してきた島での取り組みについてお話しました。 プレゼンで失敗したことも、コンペでスベったこともありましたが、これほどまでに伝えることが出来なかったのは初めてで、その悔しさに、家に帰ってきて泣きました。 担当の教員の方からお題は頂いていたので、それに沿ってお話しましたが、姫路から通っている生徒がほとんどということもあり、なかなか伝わ

          島話22 島の情報は◯◯に集まる

          明けましておめでとうございます。 さきほど書類に平成29年と書いてしまった。 さて、僕が住む兵庫県姫路市にある離島家島(人口3000人ちょっと)の話。 島話7でも少し触れたが、島の情報ネットワークはすごい。 伝達が早い。 SNSを軽く超える。 島の中学生なんかは、夏に夜に家を抜け出して友達と海に遊びに行ったりするらしいのだが、家に帰ってくるまでの間に親の耳には”誰とどこで何をしていたか”が届いているらしい。 内緒の話も「これは内緒の話やで」と言って、結局みんなに広まる。

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