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中野光崇 紅茶の仕入れ旅行

1990年代後半から、アジアにバックパッカーを始めて、紅茶の仕事を始めました。

世界三大紅茶の1つである、中国の祁門(キームン)にて

最初に行った外国は中国。

まだまだ、いまみたいに発展していないころだったので、自動車よりも、何倍も自転車の数が多くて、人も人情ある人が多かった。(いまも人情家の人が多いと思う)

2019年ごろの中国・上海は、もう大都会になっていて、東京と大阪の間って感じました。大阪よりは確実にお店の数が多い。いつか、東京よりもお店の数も多くなって都会になるんだろうなという発展的な雰囲気がありました。

紅茶の仕入れ旅行先、ネパールにて、現地の紅茶商人と

1998年に初めて、ネパールに行って、現地の紅茶商人と出会って、
いまの紅茶専門店 セレクトショップ http://www.verygoodtea.com/
を始めました。

といっても、じつは、最初に仕入れたのは、ネパールの雑貨のペンケースでした。その「おまけ」として紅茶を付けたら、「おまけ」のほうが人気がでて、雑貨屋さんから紅茶専門店に替わっていきました。

創業当初は、紅茶のことを知らずに、ネパールやインドに何度も行って、本場の現地の紅茶商や、紅茶の生産者の方から、たくさん紅茶のことを教えてもらいながら、紅茶の仕入れをしていました。

その当時は特に(今もだけど)、紅茶といえば、イギリスのイメージでした。

でも、イギリスでは紅茶は一切作られていない(気候的にも、お茶の樹が育つのが難しい)ので、イギリスは、アジアの紅茶の産地から紅茶を仕入れて、詰め替えて、日本など海外に輸出していました。

それなら、イギリスを通さずに、アジアの産地から直接仕入れたほうが、現地の人にも、お金がいくし(仕入れの時により多くのお金を払うことができるし)、紅茶の鮮度が上がって、紅茶の価格を抑えられるので、日本のお客さんのためにもなるし、と思って、紅茶のお店を創業したのでした。


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