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【週末うちの一皿】ガーリックハーブシュリンプ すっかりムードはクリスマスⅡ

こんにちは、さかな一代の中乃一です。

あなたの週末に、お魚との「未知との遭遇」を。さかな一代の大人たちが、あなたの食卓の一皿に「魚料理」が加わることを願って、静かに連載しています。ちょっと旬の一皿を紹介する、という趣旨からは外れる気がしますが、いろいろな人たちの旬との向き合い方も紹介したいなと思っていました。タイトルでこちらへいらした方ごめんなさい「すっかりムードはクリスマス」というのは釣りです(ハイぼくの勝ちです)。 
さあ今回も、みなさんとの合言葉「肉料理には負けないぞ!(笑)」で行きましょう。

さて、会社の年末の集まりで、クラフトビールが「売り」のお店から帰宅した嫁ちゃんが「〆のムール貝のリゾットがねぇ、寂しかった。出てきたお皿がこんなに小さくて、へ?ってなって、おまけにうまい棒みたいな味でさ、あれはないわー」と教えてくれました。

それより、久しく慰労の場さえも設けられない状況の中で、耐え忍んで頑張ってきた社会が、再び、少しづつではあるけれど新たな規範を加えながら日常を取り戻してきていることが、ことさら嬉しかったのですが、そんなことは口に出さずに、続きの話を聞くのでした。

ことは宴席コースの最後に出されたリゾットにがっかりした、ってことだけど、飲食店だっていろいろ苦労してんだぞ(きっと)と、少しその飲食店の肩を持ってあげるのだけれど、ご招待だった会社の宴席でもなければ、普段行かないであろう客層が来たっていうのに、見事に期待を裏切ってしまったそのお店、お料理の盛り上がりの頂点の置き所を間違えてしまったのだと思うけれど、非常に残念!

さて、飲食の業界には、FLという評価指標があります。いかにFLを制するか、飲食店は、Food=飲食材と、Lavor=労働の塊だからだ。
FLの解説は専門サイトに任せるとして、これって家庭のごはんも同じでは? ならば応用できる要素もあるのでは?と。
ぼくたち市場は、飲食店さんと近しいこともあり、普段の彼ら飲食人の行動様式からご家庭のごはん事情への応用を、たびたび指南することがあるのです。


食品スーパーの術中にはまることなかれ

FLのF、食材ですが、まずはこちらに目が行くと思いますが、こちらはムダ買いを控えること。生鮮品の値段は時価だし、日々値段が上下するので、ついつい安い時に買っておきたい気持ちになるけれども、そこはぐっとこらえて、必要な食材を補充することに専念すれば、後から後悔するような購入のムダはすいぶん減る。じゃあ、具体的にそうするのか、飲食人の買い物パターンを参考にすると、、、

まずメインの食材から見るという習慣

みなさんは、例えば飲食品を購入するためにスーパーに入店して、陳列の順に、野菜から食材を選んでいませんか? メインのお魚(お肉の番?)は、結構後ですよね。それだと、ついついムダなものを買ってしまう。一か所でなんでも揃うのは、すごく便利だけれども、一目散に目的であるメイン食材の売り場へ行ってください。

献立を考えるのに一番時間がかかるのは家庭と一緒

飲食店は、大きなチェーン店でも、街の小さな個人店でも、その大小にかかわらず、定番メニューはもちろん、月替わりや日替わりのメニュー決めに一番時間を割いています。シーズンのある食材の「季節の~」とか、「旬の~」とか非日常を求めて街に出ていますから、人気のあるメイン食材を決めてから、メニューの広がりを考えることもしばしば。というか、ほとんどそれな(笑)。ご家庭での悩まない献立の決め方に活かせるとしたら、どーんとメインの魚食材を手に入れて(決めて)、それから、例えば1週間のバリエーションに落とし込むことを考えてみませんか?

時間とお金の節約

飲食店は、本当にかけたいところが別にあるから、頼るところはBtoB食材通販や、食材納品業者に頼ることもある。重い、かさばる、料理酒のような液体系の調味料、一斗缶で来る揚げ用油なんかはいい例。そうやって、忙しい中で時間を作って、みなさんメインの魚食材を探しに豊洲市場へ足を運んでくれているんだと推察します。

ぼくは、ご家庭でのLは、「ここ」だと思っています。食事の準備をするのがご家庭で一番時間をとられるところですよね。買い出しでお店にノープラン、ノーガードで行って、思いもよらない「出会い」があることもありますから、足を使うのが悪いということではなく、往復を含めて日々のお買い物に使う時間とお金の賢い節約のために、ネット通販を利用するのは、流通という社会インフラに生まれた新しい価値だと思うのです。

実際、ネット通販を上手く利用することで、ぼくは子供たちと一緒に過ごす時間や、自分の時間を作れている気がしています。案外、ぼくのように冷凍庫にストックしたメインのお魚食材と、定番食材の補充で1週間の献立が決まっていく、がこれからの正解なのかもしれない、と思いませんか。

週末うちの一皿:ガーリックシュリンプ

今日の一皿を作って、味わっていきましょう。今日は、冷凍庫にストックしてあった、ガーリックシュリンプを作ります。

ところが、この食材、特製のハーブを加えたガーリック風味のソースに漬け込み、急速冷凍されています。何と、海老の下処理も、ガーリック風味のソースを調合する手間も、そして漬け込むことさえない、お手軽さ! 
ちなみに、マグロの漬けなどもそうですが、漬けダレに漬けた食材は冷凍されると、それ以上タレの食材への浸透は止まります。同様に、昆布のエキスがお魚の身に移る昆布締めなどもそうです。そして、解凍されると再度タレが食材に浸透するのが再開されますので、解凍後の放置にお気をつけください!
とはいっても、今日のガーリックシュリンプは、解凍すら要りません。

ガーリックハーブシュリンプ

■材料(3〜4人分)
ガーリックハーブシュリンプ(250g)、サニーレタス 2枚
■作り方
★電子レンジ調理の場合
凍ったまま耐熱性の皿にのせてラップをせずに、下記時間を目安に加熱してください。機種により調理時間を調整してください。
(3尾の場合)500Wで約2分加熱してください。
(5尾の場合)500Wで約3分30秒加熱してください。
★オーブン調理の場合
凍ったままクッキングシートにのせて、下記時間を目安に加熱してください。機種により調理時間を調整してください。
(5尾の場合)200℃で約7分、250℃で約5分加熱してください。

皿の上にサニーレタスを敷いて、出来上がったガーリックシュリンプを盛り付けて、完成!

さかな一代 中乃のレシピ

ガーリックハーブシュリンプの本場は、常夏のハワイです。先住民のポリネシアンの食文化に、移民が持ち込んだ様々な食のルーツが、この料理を生んだ背景でもあり、ガーリックシュリンプを含むハワイのローカルフードの面白さでもあります。

ガーリックの香りが食欲をそそり、おつまみとしてはもちろん、パスタ等にあえて頂いてもおいしく、ごはんの脇に盛り付けて、ワンプレートで提供するのもいいですね。
この時期は、クリスマスのホームパーティのお料理として、お勧めしています。

週末うちの一皿:ガーリックシュリンプ

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では、また次回をお楽しみに! サラバジャ。


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