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「なかまさ」という人の、これまでの、これからの話【後編・上】

この記事は、下にある記事の続きの話です。本当は前後編の二部構成にしたかったのですが、書きたいことがたくさんあって、今回は後編の前置き的な話です。

前回までのあらすじ

自分がどうありたいのか、視野を広げて考えたくて、いろんなコミュニティに参加して、色んなところで一緒に何かやろうという話をいただいています。すごくありがたいことですし、このめぐり合わせは大切にしていきたいと思っています。

ただ、色んな人から声をかけていただいてると、自分が本当は何をしたかったのかがぶれてしまい、いつの間にか迷子になっている自分に気づきます。

めぐり合わせを大切にしたいからこそ、まずは自分が何を大事にしたいのか、「自分のやりたいこと」について、もう一度改めて考えてみようと思ったのが、この記事の趣旨です。

前編では、自分の過去を棚卸しして3つの肩書があるという話をして、それぞれの肩書についてどんな想いがあるのかを紹介しました。

1.映像クリエイターとしての自分

2.AIエンジニアとしての自分

3.「自分のものさしで生きる」を広げたい自分

今回のあらすじ

今回は、「3.『自分のものさしで生きる』を広げたい自分」というのが、具体的にどんな自分なのかを掘り下げていきます。

自分史後編

「自分のものさしで生きる」を広げたい自分とは

まずは具体的にこれまでやってきたことについて、お話しさせてください。

1.都立千早高校で授業

豊島区にある都立千早高校で、高校2年生の「コミュニティデザイン」という授業のカリキュラム設計から、実際の授業を大学生が行っています。僕もその運営メンバーの一人。

この授業では、高校生一人ひとりの興味、関心を深堀りし、今ある社会問題への解決策、あるいは誰かに価値を提供できるプログラムを企画・実行してもらいます。

大学生がメンターとなって、高校生のマイプロジェクトをサポートしているのですが、高校2年生とは思えないくらい、やりたいことが見えている人が多く、ものすごい刺激になっています。

2.わくわくを語る会

かくれ架BASEという場所をお借りして、毎月一回イベントを開かせてもらっています。

「これからは、惰性で生きにくい世の中になる」
「自分の夢、目標を持って生きていかなければならない」

そんな風潮が浸透してきている今だからこそ、「やりたいことがなくて悩んでいる」人のもやもやを晴らせるようなイベントを開きたいと思って、企画しました。

イベントのコンセプトは、今までの自分のわくわく体験について、「あの時なんでわくわくしたんだろう?」という問いを、対話を通じて掘り下げる。そこから見えてくる「わくわくの種」を知り、認めてあげることで、今の自分が何にわくわくするのかの取っ掛かりをつかんでほしい、というもの。「わくわくの種」についての詳しい話は、別の記事で紹介します。

そんな自分の「わくわくの種」ってなんだ

こうやって高校で授業をしたり、イベントを開いたりしている僕だけれど、僕の「わくわくの種」ってなんだろう。何がモチベーションになって、どんな僕らしさが僕を突き動かしているのか。

考えるきっかけになったのは、千早高校の教室で、大学生が一人3分くらい生徒に向かって話をすることになった日のこと。

カメラ係の僕は、みんなが真剣に聞いている様子、大学生が真剣に話している様子をずっと写真に収めていて、自分が話す番なのを忘れるくらい夢中で撮り続けていました。

そんな自分がみんなの前で話した内容がこちら。

僕はこうやって、誰かが真剣になっている様子を写真に収めたり、熱を持っている人の想いを映像で表現しているときが一番わくわくする

前に話してくれた彼は、人前で話せて、リーダーシップがあって、それこそ自分で事業を立ち上げたりしている。まさにルフィみたいな性格で、「俺について来い」タイプのキャラだ

でも、僕はルフィにはなれないし、ルフィを目指す必要もない

彼は映像を作ったりする作業はからっきし苦手だったりするが、僕は時間を忘れるくらい没頭できる

僕が伝えたいのは、自分がわくわくしながらやっていること、それを必要としている人が絶対どこかにいるはずで、

だから、憧れる誰かになろうとするんじゃなくて、自分の個性を大事に、「自分らしさ」を極めてほしい

この話をした後、一人の高校生がノートに自分の言葉でまとめてくれていました。すごく印象に残ったらしく、これを読んだとき素直に嬉しかった。

「リーダーみたいな素晴らしい人を目指さなきゃいけないわけじゃない。一人ひとりの個性も違うし、どんなときに幸せを感じるのかも違うから、私もそういうものをみつけたい」

そして、たぶん僕はこのことを、この高校生みたいにいろんな人に知ってほしいんだろうな、と。

「取り柄がない人なんていない」ってことを、いろんな人に伝えたい。

振り返ってみれば、これって、イベントを企画しているときのモチベーションだったりする。

参加者一人ひとりが、「自分のわくわくすることって、自分の取り柄だよね」って認めてあげるという、そういうコンテンツになっている。

そうだよな、この想いを持った人の輪をもっと大きくしたいんだよな。純粋にそう思った。

これからの「なかまさ」について

さて、大分長くなってしまったので、これから何をしたいのかは、[後編・下]の記事で書くことにします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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