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すっごくわかってしまう SEIKO5

 こんばんは!今夜の私は、かなりSEIKO社のまわしものですね(笑)
 このところ、セルフ クリスマスプレゼントで購入したセイコー5の記事ばっか載せて、わけわかんないことしていた埋め合わせです。
 60年間、日本の時計界を見守って来たと言っても過言ではない、SEIKO5シリーズのミニ知識案内をさせていただきますね。

現代のセイコー5最大の人気モデル、ブラックサンダーです。

☆歴史☆


 セイコー5の誕生は、1963年。
「5つの約束」を売り物として市場にでました。

☆「5つの約束」とは☆


①絶対切れないゼンマイ。
②強力な防水性能。
③、曜日まで表示するカレンダー。
④、自動巻きムーブメント搭載。
⑤強固な耐震機能。
です。

☆どこが特に新しかったかというと☆


 下記の通り。
③の、こういう、高度な(当時)カレンダー機能は、『ロレックス』くらいしか採用していませんでした。
④の、当時は手巻きが一般的で、複雑なムーブメントを搭載する自動巻き方式は画期的だったのです。

これがセイコー5を支えた、7S26ムーブメントです。

☆しかし☆


 クオーツ時計が一般的になると、国内モデルは消え、海外輸出製品としての役割を、SEIKO社のラインナップ内で果たすようになりました。
 クオーツ用のボタン電池が手に入りにくい地域(東南アジア、中東などで)、大歓迎されるようになったのです。

☆そして近年☆


世界すべてがクオーツ時計となった今(現代の機械時計はスイス製などの超高級品が多いです)、一万円前後で安価に親しめる機械式自動巻き時計として、世界の多くの地域で愛されるシリーズになったわけです。

☆現在☆


 Amazonやドン・キホーテなどで、逆輸入品として販売されております。
 が、不思議なことに、修理・分解掃除は、SEIKO社が国内製品扱いしています。

 腕時計のルーツ、機械式製品を手軽に楽しみたい方は、どうぞSEIKO5、お試しくださいね。

別ムーブメントなどのコピー品が出回ったので、裏側はスケルトン表示で、7S26とわかるようになりました。

 で、何でこんな時計が大好きかというと、私は時計屋の息子でした。
 高校時代に店は廃業したのですが、小さいころから、各国の時計に親しんだ思い出は、大人になった今でも、胸にしっかり息づいています。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。これからもがんばります。中村 拝。