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「オンライン教育」で変わる、新たな学校像の創造

 こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部の中野です。今回は、私の考える「新たな学校像」についてお話します。

 自己紹介のnoteでもお伝えしました通り、私は、教育に興味をもっています。そんな中、コロナ禍により、多くの大学・高等学校・中学校でネット環境を用いて課題の提示や授業提供を行ってきました。しかし、このオンライン教育、このコロナ禍に始まったことではありません。以前より、YouTubeを中心にインターネット環境を用いて、教育サービスを提供する動きは進んでいました。

「学校は勉強をするところ」はあたりまえか。

 ちょっと待てよ。そんなの当たり前だろ。そう思いませんか?しかし、私はそんなことないと思っています。あたりまえを疑っています。ここでいう勉強は国語や数学などの科目学習のことです。先に挙げた「インターネット環境を用いて、教育サービスを提供する動き」により、勉強は場所を選ばなくなりました。つまり、勉強は学校ではなくてもできる世の中になってきています。だからこそ、今の学校制度自体を疑い、新しい学校像を創り出す時代になったのではないでしょうか。

 私の思う新しい学校、それは「より実践的な学びをする場」であると考えています。変化の激しい今の世界で生き残っていくためには、それ相応のスキルの蓄積を要するでしょう。

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 書籍の紹介ですが、講談社から出版されている「ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書」という書籍です。ここには、現代の学生に対して、「なぜ学ぶのか、何を学ぶのか」ということを様々な教科のプロフェッショナルが説いていくスタイルの書籍です。この本の社会科を担当した藤原和博さんの話にとても興味深いものがあるので紹介したいと思います。

「よのなか科」で実践的な学びを!

 本来、社会科というのは我々の生活に密接し、そのまま社会に出てからもそのまま役に立つ科目であるため、生活とリンクさせることが大切であると考えられています。藤原和博さんが実際に、自身の勤務する学校で行った「よのなか科」。何か特定の知識を学ぶ科目ではなく、生きるために必要な力を養う授業で、その一例としては「ハンバーガー店の店長になろう!」という授業です。この授業では、付近の駅の乗降人数などを参考に売り上げを予測し、価格を設定するといった実践的な学びを行っています。

 私自身、このような実践的な学びを取り入れた授業を受けたことはありません。しかし、今年度使用されている「学習指導要領」では、このように生徒自身が主体となって学ぶということが注目されています。先に挙げた「よのなか科」のようなより生活に近い学びは、生徒自身のキャリアにおいて生産性のある無形の資産になると考えます。

 コロナ終息後も永年在宅勤務を承認した「Twitter社」など、このコロナ禍で私たちの生活における「あたりまえ」は大きく変化しています。もしかしたら、この流れで「オフィス制度」そのものがなくなってしまう可能性さえも秘めていると感じています。学校も例外ではありません。常に「あたりまえ」を疑い、新しい道の模索をしていくことが、今後の変化の激しい社会を生きていく私たちに必要なのではないでしょうか。

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