NAKASHIとスマホゲーム~きっとまだわかりあえない~

みなさん、こんにちは。NAKASHIです。

休職期間が2ヶ月半を過ぎました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

パートナーさんは私を見て「もっと休んだ方が…」といいます。実際私の状態にはまだ頼りない部分もあるのでそれも一理でしょう。
しかし職場からはやんわりと復帰への圧をかけられますし、私も全く働かずに日々を生きるという状態に何も感じないわけではありません。
確かに休職を通し、休職前より状態は確実に回復しました。ただ、これ以上休んでどれくらい回復するかは私にもわかりません。

酷な話ですが、日本人である限り原則働かなければ自立して生きていくことはできません。
…まぁ働かず生きていける人もいるようですが、財力・人脈・運のうち、少なくとも一つには驚異的に恵まれた人でなければ難しいと思います。
…というと妬みになってしまうでしょうか。
私の場合、働かなくてもいい状況になってもなんだかんだ働いていそうですけど。

…閑話休題。

Xで2ヶ月ほど前に、とあるフォロワーさんと「休職中の楽しみとしてスマホゲームはどうか」という話題でお話ししたときのこと。
結論、私に起きた過去のとある出来事を思い出してスマホゲームに手を出すことは止めました。
今回はそのときの出来事についてお話しし、今後について少し触れてみたいと思います。

スマホゲーム回避までの顛末

①父の葬儀とシャドウバース

遡ること5年半ほど前。私の不肖の親父が亡くなりました。

不肖とはいえ人が一人死んでいるので、人並みには通夜葬儀を執り行いました。
だいたいのことは母が進めて妹がサポート。私はそのさらにサポートくらいなものなので「やってやったぞ」みたいなことを申し上げることは控えますが、それでもそれなりに大変でした。
体力・気力・時間・資金など全ての面において。

※余計な話ですが、その頃私は腫瘍によって骨を蝕まれていました。そんな中だったのでマジできつかったっす。

大変大変、とお話ししたなりに大変だった葬儀もなんとか終わり、いざ出棺。
火葬場で父のご遺体を荼毘に付そうか、という場面になりました(父方の実家は浄土真宗なので『荼毘に付す』という用法は正しい使い方ですよ)。

火葬装置に棺をセット。では父を見送ろう…というまさにその瞬間でした。

『従兄弟がいない!!!』

伯母(父の姉)の息子である従兄弟が見つからないのです。

私と実家・親戚との関係がお世辞にも良くなかったこともあり詳しい年齢は覚えていませんが、この従兄弟は当時20代半ば(25くらいだったかな)。
ぶっちゃけていえばアホなところが多いとはいえ、決して根が悪い奴ではなく、冠婚葬祭で下手を打つようなことはしない。
きっと何か手違いやトラブルがあったんだ。早くどうにかしなければ。…と思っていました。この2分後までは。

何があったんだと心臓バックバクで周囲を見回す私の前に、ヘラヘラ笑った従兄弟がひょっこり現れました。

まずはほっと一安心。そして当然何があったのか気になった私は従兄弟に何があったのか尋ねます。

…どんな答えが返ってきたと思います?

正解は…

「12時からシャドウバースのイベントがあったけん、車でゲームしとった。ごめんごめん。」

です。正解者にはNAKASHIの奴隷という称号を差し上げます。

…はい。話を戻して。

まず、呆れて何も言えなくなってしまいました。そして多分拳握りしめて少し震えていたと思います。
理性がなければ顎に右フックかました上で蹴り飛ばしていたと思います。
しかし、ここは火葬場で父が荼毘に付されるまさに直前。ボタン一つで父が骨になろうという瞬間。
様々な感情を頭の奥へぶん投げ、従兄弟を引きずって父の棺のもとへ急ぎました。

…と、こういうことがありましてね。

私が言うのもなんですが、人の、従兄弟からみれば親類縁者の…というか叔父の葬儀の最終局面ですよ。

そんなときよりもゲームって大事ですか?と。

まぁね?価値観は人それぞれですから否定はしません。
私もゲームは好きで、ゲームに熱中しすぎて私生活に支障が出たり、パートナーさんを不快にさせたりすることもあるので気持ちはわかります。

けど…いくらなんでも許されないタイミングがあることもまた事実ではないでしょうか。私はそういう人間に、もう私自身や私の家族の葬儀には来てほしくありません。
ずっと好きにゲームでも何でもしておいてください。

②龍が如くに操られる私生活???

それから1年ほど経過し、『龍が如くon-line』という、龍が如くのスマホゲームがリリースされました。

以前noteの記事にもしたほど龍が如くが好きなNAKASHIは、『龍が如く』愛からスマホゲームを開始してみます。
上述の従兄弟に関する記憶はあまり意識せず、あくまで『龍が如く』シリーズをより深く知るため…という程度の意識だったと思います。

数千円程度ですが課金などもして、なかなか楽しめていたとは思います。

しかし…ある日のこと。
ものすごく腹が立ちました。

イベントは毎日正午にあり、そのイベントをこなすため、仕事中の昼休みの時間をゲームに費やす日々。
ですが「時間はあくまで自分でどう使うか決めるもの」です。

そりゃゲームの流行り・旬・ブームに乗ってその時々の楽しみを見出すことも魅力的だとは思いますが…。
大前提として、ゲームは好きなときに楽しむべきであるとNAKASHIは考えています。
その中で、いうなればスマホゲーム側から「毎日正午にイベントへ参加せよ」と強いられることがたまらなく許せなくなりました。

こう感じた途端、私は何のためらいもなく『龍が如くon-line』をスマホから削除したのでした。

後悔こそありませんが、この思い出もまた、NAKASHIをスマホゲームから遠ざける一因となったと思います。

その後~記憶と経験から~

時間が経過し、休職という形ではありますが、NAKASHIにはかなり自由な時間ができました。
療養に必要なことでもあるので、楽しみを見つける一環としてスマホゲームはどうか…と検討していた矢先に上記の出来事を思い出すことになりまして。

有名声優を多数起用し、美麗なイラストで引き込まれそうな『崩壊』シリーズや『アズールレーン』シリーズなどをはじめ、どれも楽しそうだなぁ…
…となんとなく眺めていた矢先に飛び込んできたのがあの『シャドウバース』の広告。そしてよみがえる記憶…。

あの従兄弟と同類にはなりたくないなぁ。
『龍が如くon-line』をやっていた頃のように、本来少しの楽しみとしてあるはずのゲームに、自身の時間・生活を支配されることは我慢ならないなぁ。

…と、NAKASHIは考えております。

結局NAKASHIはスマホゲームをするのか?

実は最近、脳機能の向上が見込めると話題の『テトリス』と、睡眠に難を抱えるNAKASHIに有効かもしれないからと『ポケモンスリープ』をスマホに導入しました。

テトリスはスマホではないゲーム機でプレイした方が快適なのでいつまで続くかわかりません。
ポケモンスリープもあくまで『睡眠アプリ』としての利用のみに留め、それ以上になるようであれば削除するつもりです。

この世の中、ゲームも趣味の一つとして十分アリだと私個人は考えています。スマホゲームそのものや、現在スマホゲームを楽しまれている方を否定することはもちろんありません。納得して楽しめるなら十分いい趣味だと私も思います。

ただ…自分の人生に納得できるようなバランスで楽しめない限りは、私がスマホゲームを思い切り楽しむことはないかもしれません。

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