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日々雑感2 朔日詣りとネコ

神社に毎月お詣りするようになって数ヶ月が過ぎた。
1日にお詣りすることを朔日詣りというそうだ。わたしは1日に必ず行くというほど信心はないけれど、月初めの数日の間には行くようにしている。特に願うことはない。先月の感謝と今月の加護を、とだけ。

9月1日は外出していて、お詣りは明日にしようかなとも思っていた。ところが、明日からの新学期に持たせるものが足りなくて、急遽買い物に出かけることになった。ならば、お詣りしてから買い物しようと思い立つ。「ついでに」っぽい感じも否めないが、タイミングだと考えることにする。思い立ったが吉日ともいうし。

氏神様の鳥居をくぐって、手水舎で清める。参道へ向かうと、神社で飼われているらしいネコ2匹と目が合う。目で挨拶を送る。ネコたちには届いているのかわからないけれど、できるだけ刺激しないように足を忍ばせるように歩く。
本殿と末社にお詣りして気がついた。本殿に供えられている酒樽の上にもネコが1匹、本殿の回廊にも1匹いる。参道のネコとともに、ゆったりとくつろいで動かない。

ネコと神社は、何かつながりがあるのだろうか。淡路島の伊弉諾神社のネコも香箱座りをしていて、道行く人の悩み相談を受けているような貫禄があった。
ネコに見守られながら参道を後にする。鳥居をくぐったあと、視界が明るくなったような気がした。

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