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この21世紀にパタハラなんて。

ちょっと前に、

そういう方面の援護もいただき、社会全体として、「子育て無理ゲー」感を無くしていくことが大事な気がする、と考えた次第です。

なーんて大それたことを書いちゃったんですが。

カネカという会社を巡って、今ネット上ではひと騒動起こっています。

カネカの元従業員の奥様が「夫が育休復帰直後に転勤を言い渡され退職せざるを得なかった」ことをTwitter上で告発、いわゆるパタハラ(パタニティハラスメント)だとして、炎上状態にあります。

その経緯については、インフルエンサーのイケハヤ氏のYoutubeにまとまっています。

このご家族は、2歳と0歳のお子さんがいて、4月に保育園に入れたばかりで、新居に住み始めて10日しか経ってないのに、パパが育休から空けて2日後に関西への転勤を命じられた、とのこと。

抵抗したのに聞いてもらえないので、パパは会社を辞めて、奥様が4人を養うために働き始めたとのこと。


ほんとに…こんなニュースを見ると、ほんとに残念になります。

会社に何の権利があって、家族をバラバラにできるのか。少なくとも、転勤がある場合は本人の家庭の事情を汲む、一定期間の準備期間を与える等、いろいろと配慮しなければならない、と考えるのが普通だと思うのですが。

さらに今日、そのカネカが、「当社の対応に問題が無いことを確認した」という声明を出しました。

一応この公式見解も一通り拝見しましたが、ちょっとズレてるというか。ツッコミどころが多くて。

当社が退職を強制したり、退職日を指定したという事実は一切ございません。

別に会社が退職を強制したなんて誰も思ってないし、それが理由で炎上してるわけじゃないし。

育児や介護などの家庭の事情を抱えているということでは社員の多くがあてはまりますので、育休をとった社員だけを特別扱いすることはできません。

じゃあ何で育休なんていう制度があるんだかよくわかんないし。

また、着任日を延ばして欲しいとの希望がありましたが、元社員の勤務状況に照らし希望を受け入れるとけじめなく着任が遅れると判断して希望は受け入れませんでした。

いやいや、パパの勤務状況に照らし…って、パパが悪いことしてた、みたいに言ってるし!!


今ちょうど就職活動のシーズンですが、就活系の掲示板は大荒れだそうです。まあそうなりますよね。

今後、少子高齢化に伴って働き手が不足していくと、だんだん、企業が労働者から選ばれる日が来ると思うんですよね。

そんな時、ホントの意味で労動者から選ばれる会社になるためには…労務環境の改善は必須な気がするんですけどね。

ていうか、こういう会社があるから少子高齢化が進むんだし、子育て無理ゲー感が広まってしまうんだよ…

と思って、ちょっとゲンナリした案件でした。


このご家族には、ホント頑張ってほしい。

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